自然派SOHOの田舎暮らし快適実践術
メールマガジン「八ヶ岳の里から」バックナンバー
《第95号》2015年6月3日発行
◆野鳥たちの巣作り
◆ホトトギスの聞きなし
八ヶ岳の里山は春が過ぎ夏の陽気が続いております。今日は久々の雨。晴耕雨読の毎日です。気ままな発行になっておりますがよろしくお願いいたします。


  ◆いろいろな里山の出来事

《野鳥たちの巣作り》

春の中頃から、野鳥たちが家の近くに巣作りをはじめました。最初に動き出したのがスズメたち。

玄関エントランスの軒の間にに巣をかけはじめました。藁や松葉、ススキの枯葉、カラマツの小枝などが主ですが、巣をかける場所が前後が開いていて左右は40cmくらいあるのですが幅が狭く悪条件なのでかなりの量が毎日落ちてきます。

掃除も大変なので、巣(?)を取り払い、そこにプチプチを詰めて他に移動して貰うことにしました。

すると、こんどは台所の入口の、条件が似たような場所に作り始めました。放って置いたら、しっかり巣が出来ていました。しかし、人間の出入りが多いので、卵を産んだままで放棄してしまいました。

そして、次は倉庫の妻壁上の棟木の上に巣をかけました。ここは以前スズメバチの大きな巣があったところです。上手く出来たようですが、ここもスズメの姿は見えません。

結局は、毎年同じ所でシジュウカラも利用するところですが、台所の入口と反対側のパントリーの上の隙間に作って落ち着いたようです。

次はアカゲラ。
我が家の東前の檜林、それも一番道路側の檜に巣を作ろうとしていました。
キツツキなので、毎日毎日穴を広げています。周りにはいつも2〜3羽のアカゲラがいます。下から見ていてもあまり驚くような様子も無く、コツコツ作業を続けています。

一週間ぐらい経ち、中には入れるくらいになりました。数日間アカゲラの姿が見えなかったので、巣穴が完成したのかなと思い楽しみにしていましたが、このアカゲラはペアリングが上手くいかなかったようです。

林の中を見て回ると、4箇所の穴が見つかりました。どこも数センチぐらいで終わっていて中途半端な状態でした。

定番のシジュウカラ。
我が家の南東に家に続いてレンガで作ったバーベキューサイトがあります。最初はよく利用していたのですが使いづらいので最近は通路になっています。そこに、鋳物のかまどが有り、日頃釜は置いていないので、バーベキューの小さな鉄板で蓋をしてあります。

かまどは円形、上の鉄板は長方形。左右はうまく塞がっていますが、前後は隙間が空いています。その隙間からかまどの中に巣をかけて、今は雛の小さな声が聞こえています。

キセキレイ。
水場が大好きなキセキレイですが、家から離れた下の畑に巣をかけました。場所は、初めて見ましたが竹ぼうきの中です。秋以降使っていない枝を下にして立てかけてあった竹ぼうきを上手く利用して、逆さ円錐形状態の中に作ってありました。

巣も丸く、いかにも小鳥の巣という感じです。巣立ちは見ていませんが、今は空き家です。



《ホトトギスの聞きなし》

「聞きなし」とは昔からある小鳥の鳴き声を私たちの言葉で表したものですが、特にホトトギスの鳴き方の聞きなしは面白く感じます。

先日、知り合いの若いご夫婦が家に来たとき、前の林でで鳴いているホトトギスの話になりました。取りあえずこの鳴き声の主の名前が分からないと言うことでこの鳥は「ホトトギス」だよと知らせました。

そういえば「ホトトギス」と聞こえる。とKさん。
Kさんの奥さんは「テッペンカケタカ」と聞こえる。
私の妻も「テッペンカケタカ」と聞こえると言い張ります。

実際は、どちらも正解のように思います。鳴き始めは「テッペンカケタカ」を数回繰り返し、その内「テッペンカケタカカナ?」見たいに聞こえ、段々とトーンがあがったり下がったり、途中から「ホトトギス、ホトトギス」と聞こえるようになります。

時には「テッペンカケタカ」だけを繰り返して終わったり、「テッペンカケタカ」の直ぐ後に「ホトトギス、ホトトギス、ホトトギス?」のように鳴いたりしますが毎回いくつかのフレーズを組み合わせているのでどれが本当かは解りません。

甲高く鳴きはじめるときには最近言われるように
「トッキョキョカキョク」のようにも聞こえますね。

どちらにしても覚えやすい鳴き方と鳥の名前です。同じ種類のカッコウはカッコウと鳴くのでこれは簡単です。


【編集後記】

以前から支援している子どもサポートチームすわの活動センターが雨漏りをするということで2回に渡り修理しました。(予算が無いので私か行ったのですが)屋根に登ったり天井裏を覗いたりして漏る場所を探したのですが解らず仕舞い。多分こうじゃないかという推測で、屋根の隙間をコーキングし、一部の2階の壁を防水処理したりしてきましたが、結果はこれから始まる梅雨で解ります。40年以上も前に建てられた住宅なのでこれからいろいろな箇所が劣化していくと思います。今まであった県や国の補助が無くなりチームは財政難で修理も儘ならずというところなので、今後も長いおつきあいになりそうです。

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