自然派SOHOの田舎暮らし快適実践術
メールマガジン「八ヶ岳の里から」バックナンバー
《第94号》2015年1月4日発行
◆森林整備が終わって
◆虫とねずみ
年が明けました。八ヶ岳の里山もすっかり冬。年末には雪も15センチくらい積もり、北側では根雪になっています。気ままな発行になっておりますが今年もよろしくお願いいたします。
。
◆いろいろな里山の出来事
《森林整備が終わって》
昨年の夏から冬のはじめにかけて、我が家の裏山が諏訪森林組合による森林整備のための間伐が行われました。第92号のメルマガでもお伝えしましたが、重機も入りかなり大々的な伐採が年末に終了しました。
搬出間伐のため、林は重機の轍で荒れ、細い木やいらなかった木々も倒したままの所が目立ちます。丸太の市場で価値のありそうな太い赤松や楢などはしっかりと持ち帰りましたが、どうでもよい木々は切り倒されたままになっています。そのうち土に返るのですが、それまでの長い年月の間、歩きにくさもそうだが人工的に切り倒されたので見た目も悪い。
最後に間伐が行われたのは、我が家の東側と北側でした。今までの様子を見てきていたので持って行かない木はそのままにしないで数カ所に集めておいて欲しいと、組合の人と交渉しました。
やれば出来るのです。東側の檜林は間伐後、私が片付けましたが手前半分以上が数時間の片付けで元のような林になりました。
山の林の大半は、道以外は歩くのは大変なところが殆どです。数千本(たぶん)も切ったのでその分、林の中は明るくなり、散歩道も増えたのは良いのですが、切りっぱなし、倒したままの木々の景色は感じが良くありません。荒れた山の情況。森林整備とは?
以前の山林の方が良かったという気がしています。
《虫とねずみ》
森林整備の間伐後に変なことが2セット起きました。
まずはネズミが家の地下に10匹いたこと。
誰かのフィールドノートにも書いてありましたが、伐採後は日当たりが良くなるので野ネズミが増えるようです。我が家は山の直ぐ麓にあるので、ネズミたちに狙われたようです。正体は、小さな姫ネズミでした。以前にも家の近くにはいましたが、家の中に現れたのは初めてのことです。巣を追われたのでしょうか?
次ぎに驚いたのは、コバエの大量発生です。
調べると正式には「クロバネキノコバエ」というのだそうですが、とてつもない量でした。冬なのにです。(発生源は伐採でかき回された山の腐葉土から来ているようです。)我が家の北側にコテージと倉庫があります。
最初に気がついたのは倉庫でした。北側の赤松の伐採がはじまった数日後に倉庫に行きました。ドアを開けた妻が見たものは、大量に飛び交う黒い小さなハエ。床は既に足の踏み場も無いくらいの黒い虫たちでいっぱい。
数日後、倉庫の直ぐ隣のコテージにまでハエが出没をはじめました。情況は倉庫と同じでしたが殆ど死骸です。ほうきでかき集め掃除機で吸い込みましたが、すぐに掃除機がいっぱいになりました。
バルサンをかけましたがあまり効果はありませんでした。調べるとフマキラーのような液状の殺虫剤が効くようです。北風と寒さのなか、とりあえず外の板壁の隙間や柱の間などに散布してみました。シューの一回の散布で板の間から数十匹が出てきます。
次の日部屋の中を見てみましたが、少なくはなったもののまた出ていました。
こんなことを数日繰り返しましたが埒があきません。もうすぐ年末年始で宿泊客が来ます。
苦肉の策で、部屋の内部の隙間を埋めることにしました。シリコンシーラント10本と脚立を購入し天井や床、板張りの壁などあらゆる隙間をシーリングしました。
(この作業が丸二日続き、腰痛もぶり返しや腕が筋肉痛です。)
次の日、恐る恐る部屋に入ってみると、少しはいますが今までのピークと較べ比較にならないほどに減少していました。これでとりあえず一安心。
【編集後記】
昨年末、昔の音楽仲間からアコースティクギターをもらいました。理由は解りませんが急に貰ってくれということで訪ねてきました。ちょっと弾いてみましたが、ブランクが長すぎて指がうまく動かず年を感じます。若いときに使っていたエレキギターも2本あるのですが一本は仕舞ったまま。もう一本は静岡の楽器店に飾ってあり、たぶんこれを弾くチャンスは無いと思っています。しばらくはアコギで昔を懐かしんでみます。(その前にコードを思い出さなくては…。)
至る所にあるこのような風景。いらない木々が散乱している。以前はキノコや山菜などを採りに入れたが、これでは入り込めない。
Copyright(c) 2000-2020 Creative Design Office LETTER HOUSE(since1979) arrival media All Rights Reserved.