畑は2000年までは富士見と原村に2カ所借りていて、両方で600坪位の作付面積がありました。原村の別荘の「タートルぬきな」さんという方と借りていました。タートルぬきなさんは多分、60才を越えていると思われますが、とても頑張り屋で畑もいつもきれいにしてあります。私がウサギで、ぬきなさんは亀さんとよんでいます。私は仕事はいいかげんだけど早くて、休憩が多いのが特徴です。それに比べてタートルぬきなぬきなさんは、休憩もしないで、コツコツと丁寧に着実に仕上げていきます。脱帽。
ここは高冷地なので、4月下旬から5月上旬にかけて一斉に種まき、苗の植え付けがはじまります。一度にやらなければならないので、毎年大変な思いをしております。なので、今年2000年は早め、早めに準備をしておこうと、4月4日に耕耘機で耕しておきました。
次は肥料作りです。鶏糞、みのり(樹皮の堆肥/バーク)、骨粉(実物等をおいしくしてくれる)、菜種かす、海藻万作などをよく混ぜ合わせてつくっておきます。それとは別に薪ストーブや薪ボイラーから出た木灰もつかいます。どんな野菜もほとんどこれでO.K。苦土石灰等も一切使いません。
2002年からは富士見の自宅下の借りている畑と地主さんの家の近くの畑で作っており、作付け面積は約1.5反(450坪位)です。
4月23日 トマトのハウス作り 今日は夫に手伝ってもらってトマトのハウス作りです。ハウス作りだけは、いいかげんがモットーの私が作ると、風の強い日に飛んでいってしまうので‥‥。 トマトは雨に当たると病気になりやすく、せっかく大きく育っても赤くならずに黒くなってしまいます。何回か失敗してミニトマトを作っていたのですが、ミニトマトでは感動が薄いんですよね。そこで、数年前トマト用ハウスを購入したら、その年はおいしいトマトがいっぱい穫れて、今はトマト作りに命をかけています。ハウスをもうひとつふやしてしまいました。 テレビ放送でトマトには水を一切あげない方がいいといっていたので、即実行。早速タートルぬきなぬきなさんにも教えてあげました。その年は心配で水やりをしていたようですが、味の違いと水をあげていない我が家の苗が枯れていないのを実際に確認した後、翌年より水やりをやめたようです。 ホルモン剤をかけると実をたくさんつけるからとトマトにホルモン剤をかける人もいますが、家ではそういうものは一切使わず、芽かきだけを行ない、後はほったらかし…。自分で野菜を作ると言うことは安全性はもちろんですが、それ以上においしい野菜が食べられるから大変でもつくるんですよね。二人だけなら買った方が安いのではないかと思うほどお金と労力がいります。でも、今までジャガイモ、玉葱等はどれも同じ味だと思っていたのですが、育て方で全く違うと言うことを知りました。地元の農家の方にジャガイモをいただいたのですが、(大きくてりっぱ)食べてみたら全くおいしくなくて、種芋として使ってしまいました。(ごめんなさい)肥料の違いと変に収量を増やすことを考えず、自然に任せることがいいのかなと思っています。失敗も多いけど…。今年もおいしいトマトがいっぱい穫れるといいな。 4月26日 種まき とうもろこし、スナップえんどう、ほうれん草の種をまく。スナップえんどうは塩ゆですると皮ごと食べられるし、まだ実が小さい内なら絹さやエンドウの替わりに料理に使えるし、収穫が遅れたら実だけ取り出して、生のまま冷凍しておけばグリンピースよりも柔らかくて、甘みがあつてとてもおいしいです。北川さんにいただいてから、自分でも作るようにしているのですが、私はあまり上手に出来なくて・・・。収量が少ないので、今年は欲張っていっぱい植えてみました。多分収量が少ないのは雨に当たって病気になりやすいためなのかもしれません。(北川さんはハウスの中で栽培している) 4月29日 イタリアントマトの苗植え カタクラ(茅野市にある花とペットのショッピングセンター)にてイタリアントマトの苗を5本購入。1本280円。昨年、友人からイタリアントマトをいただき、トマトソースを作ったら水分が少なくて作りやすかったので、試しに作ってみようと5本だけ作ってみることにした。
大豆ととうもろこしは若い芽を鹿が食べてしまうので、成長できなくなってまともな野菜が出来ません。畑を空けておくのももったいないと、今年は実験のつもりでとうもろこしを植えてみました。周囲に支柱を立ててアルミのテープを張り巡らし、四隅に綿の袋に人間の髪の毛を入れてぶら下げてみました。(テレビで人間の髪の毛が一番効果があった、と言っていたので・・・)これで完璧のつもり。結果が楽しみだ
原村の畑に大豆の種を蒔く。この大豆の種は、6 〜7年前に農家の方から頂いた物で、毎年種をとって保存してある。枝豆の種よりもだんぜん収量が多くて味もよい。余れば大豆として保存しておけば煮豆にしたり、国産大豆100%の豆腐も楽しめる。面倒くさいので滅多に作らないけど・・・。この種だけは、絶やすことのないように大事にしたいと思う。豆の蒔く時期は「カッコウが鳴いたら蒔き時」と教えられたので忠実にまもっている。
6月16日 草刈りとトマトの芽かき、こかぶの収穫 今年は6月9日に梅雨入りし、今日で1週間。昨日、今日と久しぶりのお天気で、原村(柏木)の畑に行ってビックリ。このあいだ草刈りをしたばっかりなのに野菜より雑草のほうが成長してるんだもん。雨の力はすごい。草刈りとトマトの芽かき。まだ空いている畑のところに小豆ととうもろこしの種を植える。大きそうなこかぶを抜いて北川さんと、タートルぬきなぬきなさんにおすそわけ。こかぶは水分をたっぷりふくんで、柔らかくておいしそう。即ヌカ漬けにしよう。 気の早い私は、まだ早いと思いつつもついでに初物の玉葱を3個採ってしまった。それを見つけた北川さん、「そんな貴重な物!いいよ。でも、見るとほしくなるね。」で、1個だけあげる。