自然派SOHOの田舎暮らし快適実践術
メールマガジン「八ヶ岳の里から」バックナンバー
《第70号》2010年6月20日発行
◆いろいろな里山の出来事(住民アンケートで、もの申した)
◆もうすぐ夏だというのに今年はまだ2回目の発行です。
今年はこんな調子かもしれませんがお許し下さい。
今回は、先日私たちが住んでいる町での住民アンケートがありましてその回答文章を掲載致します。日を違えて書いたので文体もバラバラで見苦しいところも多々ありますがそのままお伝えします。


  ◆いろいろな里山の出来事

《住民アンケートで、もの申した》

1.くらしについて

民主党政権になって良いか悪いかという設問設定が、限定した時期と選択肢が狭いので、良い悪いでは答えにくいので判断できかねませんが、鳩山政権とか、管政権とか、もう少しさかのぼって、田中政権とか小泉政権でもどちらでも良いのですが、所詮米国と官僚・財界が支配してると思っていますので、暮らし向きはそれなりに良かったり悪かったりしています。上手くやっているところは好調のようですが。我が家は現在は最悪です。


2.民主党政権について

■自民党と旧態依然で代わり映えがしない。米国の配下にあることが今解ったような事を言い放ち、鳩山は尻尾を丸めて退散。10数年前厚木の米軍基地に行ったが、日本が建てた米軍宿舎の普通だという室内は家具や電化製品ははすべて据え置きで、150インチの大型テレビや広いシャワー室や20帖以上の部屋や寝室などなど贅沢な日本の高級マンション並だった。
基地内には大きなスーパーやセンターがあり、毎日輸送機で米国から食糧やら物資が日本の金で送られてくると言う。同じように日本は米軍施設としてグアムに戸建てで四千万円以上の家を何千軒と建てている。
今回の普天間問題も同じようなもの。異様な立派な施設。毎年補助金が大量に投入されているからだ。琉球大学もそうだが、土建特区である沖縄の多くは甘い汁を吸っているのも忘れてはいけない。
反対派みたいな顔をしている沖縄の新聞社などはまるで大手企業並の門構だ。こんなことはごく一部で基地反対派の中にも旨い汁を吸っているのが多いという。
申告制で実面積の数倍もの土地を貸している受益者も大半が反対派だ。反対すれば金が転がり込むという。本土からも労組やらが反対派の応援にいったが、日当をもらっていたという。純粋ではない。あきれたものだ。学生運動や住民を巻き込んだ成田闘争を思い出す。現政権もいまだにこのことには踏み込めない。

■天下りとその受け口の組織。公務員の手厚い年金、ここも聖域なのか。

■法人税引き下げ、消費税引き上げ、国保税値上げ、「民主」の名があきれる格差と貧困を生む政策。結局は永遠のテーマであり人間の性でもある「金と権力」。掌握したものに悪魔が宿る。


3.長野県政について

昔は、汚職の元凶である土木県政で、橋を作ったり、道路を作ったりして喜ばれた時代があったが、浅川ダムでまだ同じ事をやっている。建設や土木、そこには大手ゼネコンが群がる。それを跳ね退ける力のない議員達には呆れる。反対派議員や組織にも力がない。
質の悪い新聞やテレビの報道番組を含めマスコミも国政権にはあることないことを未だに自民党・米国サイドで報道しているが、県政に対しては良きにしろ悪しきにしろその報道と報道力がない。メディアの力のなさが県民の力のなさにも繋がる。


4.町政について

■町政で特に力を入れて欲しいこと
優先順位はありますが選択の全ての項目は大切なことで優劣はないと思います。無駄をなくすことが先決。

■パノラマスキー場に10億円を投入したこと
選挙で町長に選出され公約したことを実行したことは妥当。しかしながら対策の遅さと将来を見据える対策を講じてこなかった前政権と議会の責任をさらに明らかにして追及すべき。投入した分の収益は何とかなるというのならお手並み拝見。どちらにしても観光客などに頼るしかないが、全国的に発信できるイベント、例えば年1回のフジロックやつま恋のapbankなどのスケールの若者〜中年向けの音楽祭。同時期に重なったイベントがあっても開催継続できる多世代に向けた数ヶ月に渡る芸術の祭典ビエンナーレの開催。などいろいろと考えられる。

■ドイツスズランの花畑
古くから入笠山地域の固定種である日本すずらんの自生地にドイツスズランを大量に植えるとは呆れます。もともとドイツスズランの亜種というが、学者や専門家が入ってのことでしょうか。それも観光客目当てというのが尚いけない。見に来る人たちは日本すずらんを見に来るわけだから。私には植物の交配種の変遷は解らないが、遺伝的多様性ということもあるらしく、さらなる亜種や変種が出現することがあるというので、将来的には当地の日本すずらんの絶滅の可能性も否定できない。無知の成せる技か。

■町の「児童手当」廃止について
国の定めた「子ども手当」は国の条例であり、町としては町独自の「児童手当」条例があるのでさらに歓迎すべきもの。県民税を払っているから町民税は払わなくても良いと言うことは無いのと同じで、国が出すから止めたでは筋が通らない。将来の社会を担うのは子ども達。国や地域がみんなで応援することに条例の大切さが有る。子ども達も「現在」を生きているのであって、この地域で充実した現在を生きるためにも地域独自の支援は欠かしてはいけない。条例廃止は町政の未熟さの現れである。

■国保料について
勿論引き上げ反対である。多くの住民が経済的に苦しく日々の暮らしを守るのに精一杯の時に、値上げの答申は全く理解できない。町としては、自治体の役目は住民の暮らしと生活を守るためにあるので、国庫負担金や一般会計からの繰り入れなどの方法で対策すべき。法人税の引き下げや、消費税の引き上げなども反対。租税立法の原則である負担公平原則を破っている。

■小林町政について
まだ短い期間で実績も少ないのでなんとも言い難いが、信頼を受けていいはずの町長が、住民の期待に合わないことを行うと色々と疑われる。町の借金をなくすことは大切だが、本当に必要なこと、今は必要ではないことをさらに明確にして住民に説明する必要がある。各所で盛んに取り入れられているPDCAサイクルを通じて、計画を詳細に公開し住民が関与できる仕組みを作る時期に来ている。後の評価と改善のサイクルで研鑽実践する町政を望む。


【編集後記】

冬に家の周りの木を大分間伐やら枝払いをしたのですが、それ以上に木々が葉を付け枝を伸ばしてしまいました。おかげで以前より鬱蒼としています。まだ、薮もあるので、ウグイスが増えたみたいです。小鳥は相変わらず多く今年はツツドリの声も聞こえます。ノスリ達も畑で狩をする姿がよく目撃されます。わがやの周りは年々鳥が住みやすい環境へと変わってきたように思います。日の出前に鳴き出すのにも慣れて早起きになりました。

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