自然派SOHOの田舎暮らし快適実践術
メールマガジン「八ヶ岳の里から」バックナンバー
《第48号》2007年12月20日発行
◆一大事!水が出ない!

◆富士見の里山はこの時期、敷地には山から風に飛ばされて来る枯れ葉がどんどんと溜まっていきます。木は寂しくなりますが、大地は賑やかです。八ヶ岳も真っ白、南アルプスもうっすらと白くなりました。本格的な冬の始まりです。



  ◆一大事!水が出ない!

今年の夏、近所の別荘の人が我が家の井戸水をもらいに来ました。
しばらく汲んでいると急に水が出なくなりました。
「断水?」
ポンプ小屋のタンクを見に行ったところ、空っぽです。1000リットル入るので、たぶん昨日から汲み上げていなかったことと思われます。その後何もなく調子が良かったのでしたがつい先日、水が揚がってこなくなりました。

我が家への水の引き込み方法を説明すると…
西側に川が有りその直ぐ側に昔からの湧き水場を掘り下げ、そこを水源として利用させてもらっています。水の質は申し分なく、水量も一日8〜10トンくらい有り水温も12度前後で一定しております。そこに、揚水ポンプを設置して距離約70メートル、高低差15メートルの西側の川の側の湧き水を我が家のタンクまで汲み上げております。そこのタンクから、宅内に定圧ポンプで送るという方式です。

ここの湧き水は枯れることはありません。
水源の水を確認しましたが、ちゃんと湧き出ています。と言うことは、井戸の元のポンプの故障です。モーターは回っていますが、配管部分が異様に熱くなっています。電源を落とし、呼び水を入れるキャップをゆっくりあけると熱い水蒸気が吹き出しました。空運転で加熱してしまったようです。

直ぐに冷却し、タンク内に呼び水を入れなおし、リセットスイッチを入れました。キ〜ンというモーター音とともに、サ〜ッという水がポンプを通過して配管を通る音が聞こえます。

しかし、10分もたたない内に直ぐ停止してしまいます。そのたびに、下に行ってポンプをリセットしなければならなくなってしまいました。

金曜日、ポンプメーカーの修理業者が来て点検しましたが、ポンプの全ての部品が劣化しているので、修理しても新品と同じぐらい掛かると言います。設置後10年だから、とあきらめて、新しいポンプを注文しました。(涙)

その後、営業所から連絡が来て月曜設置の約束をしました。

土曜、日曜と、風呂も入らず、洗濯もせずに節水に努め大切に使い月曜日をむかえました。午前中は水源の周りの枯れ葉掃除をしたり、井戸のふたのシーリングをしたりして準備していました。しかし、一向に業者が来る気配がありません。もう、1時を過ぎています。営業所に電話すると営業は留守、しばらくして電話が来ました。
「今日発注しました。」と言うのです。
「話が違う!今日設置のはず、直ぐに来い!」
と怒り心頭状態で電話を切りました。

1時間後、営業所のある松本市から営業マンが来ました。
直ぐに来なければ、他のメーカーのポンプにしようと思っていましたが遠くから直ぐに来てくれて、こちらの大変な状況を把握して彼らの不手際を謝罪したので、こちらの気も静まり、明日の設置を待つことになりました。
今日も風呂には入れません。

「温泉行こうか」

白州にある尾白の湯という新しい温泉に行くことになりました。
露天風呂からは八ヶ岳や南アルプス甲斐駒ヶ岳が望める広い温泉です。

近い所では片倉館と唐沢鉱泉以外に温泉は知りません。考えてみれば、温泉は20年ぶり。

温泉は嫌いではないのですが、人が多いと退いてしまうタイプなのとカラスの行水タイプ(全行程5分くらい)で、ゆっくり入るという習慣がないので、私のような者は温泉に入る資格と意味がありません。

しかし、どうでしょう、露天と室内湯を往復しなんだかんだで1時間以上も入ってしまいました。景色が良く、開放感とともに、39度という低い温度だったのも幸いし、腰痛にも効くという泉質も気に入ったので、ついのんびりとしてしまいました。今までこんなに長く温泉に入ったのは、生涯通してこれが初めてです。

ポンプが壊れて、貴重な体験をした一日でした。(癖になるかも)



【編集後記】

今年ももうわずかです。妻は今年最後の畑仕事の天地返しを終えました。私は、ここ一ヶ月以上も西洋医学も分からない激痛に悩まされています。病は気からといいます。「気」が先なのか「病」が先なのかは分かりませんが、足の裏のツボマッサージを2回受けました。健康体の足裏のようですが、一カ所だけ親指の付け根に異常な痛みがありました。そこのツボは首だということです。考えてみれば、小さな時に2階から落ち、その後も数回頭を打っています。30代には、頸椎の椎間板ヘルニアになっています。腰椎のヘルニア(ぎっくり腰)は5回以上だったことを覚えています。

身体は正直ですね。足の裏でも症状が分かるということが理解できました。今回の場合は「病」が先のようです。時間をかけてほぐしていけば痛みも軽減するようです。みなさまもお体だけはお気を付け下さい。来年は元気になってまたお会いできるのを楽しみにしております。

ちょっと早いですが、今年はこれでお仕舞い。みなさま良いお年をお迎え下さい。

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