自然派SOHOの田舎暮らし快適実践術
メールマガジン「八ヶ岳の里から」バックナンバー
《第37号》2006年11月8日発行
◆ 秋冬の作業<栗の木の剪定>
◆ 今週の話題(相次ぐ通行止め)
◆いなかのSOHO


  ●秋冬の作業<栗の木の剪定>

以前から気に掛けていたのですが、前日、我が家の前の山栗の木を剪定しました。

山中の栗の木は、ほとんどが葉を落としますが、我が家の前の山栗は、葉が更新する頃まではしっかりと枯れ葉が付いたままで落ちる様子を見せません。強い風も当たるのですが、風になびいたままの恰好で半数は頑張って冬を越します。

したがって、年々冬の日射しも遮るようになり妻の反感をかっています。このごろは我が家を追い越す勢いで、あまりにも成長が著しく、陽当たりも悪くなりはじめたので、成長が止まるこの時期を選んでの事です。

この栗の木は、以前もお話ししましたがまわりに木がないので、枝は好き勝手に勢いよく伸びています。

とりあえず、枝切りばさみでデッキと地上から届く範囲で、伸び放題の途中枝を切り次に下に降りて木に脚立をかけて、込み入った枝を切り落としました。上に伸びる成長を止めたいので、木の上の芯を切ることが今回の剪定の目標です。

脚立を伝い、枝に足をかけ木に登ります。あまり太い木ではないので、上に行くとかなり揺れます。片手で身体を支え、のこぎりで余分な枝を切り落としていきますが以前、数センチぐらいで芯を止めた部分が、三つに分かれ、それぞれ7〜8センチぐらいの太さの枝になって伸びていました。

良く伸びたな〜、と感心しながら、一本ずつ切り落としました。ここが、この木をこんもりと形作っていたので、一気に葉がなくなり枯れ木のようになってしまいました。

前回も同じようなことをしたので、今回もやってみましたがさて、来年はどうなるのでしょうか。この時期は虫もいないので、木の中に入っても夏場のようにかぶれることはありません。でも次の日は筋肉痛でした。



◆ 今週の話題《相次ぐ通行止め》

前回お知らせいたしました舗装による通行止めは、どうにか乗り越えて現在は通行止め表示があるのですが、通行できるようになっています。

今度は、我が家に来る山肌の道の途中に、カーブミラーを取り付けてもらえるというのですが、そのために通行止めが2日続きます。交通量も増えたので(と言っても一日に十数台)安全のためには我慢するしか有りません。

そんな中、またもや通行止めの通達が水道業者から来ました。今度は、今舗装している一番最初の部分で、水道工事が始まるとのこと。

また新しい住人が増えるらしく、メインの水道管の交換とその家に引く配管工事のために全面通行止めがまた一週間続きます。

ここ数年でどんどんと新しい人たちが入ってくるようになりました。

後継者がいなくなった農家は土地を手放しはじめ、高齢化しはじめたこの地域ではこの傾向はしばらく続きそうです。


【編集後記】

八ヶ岳は黄色から茶色に染まっています。ほとんどがカラマツの紅葉で、もう裾野までが紅葉が終わったようです。
昨日の低気圧の通過による冷え込みと雨で、八ヶ岳の頂上は薄っすらと雪化粧。南アルプスの鳳凰三山にも雪が積もっています。

今年は紅葉が遅く、なかなか落ち葉も落ちませんでしたがこの強い風で一気に落葉がはじまりました。広葉樹の葉は、特にミズナラや栗などは青いままで、しっかりと木に付いたままですが、強い風に負けて葉が飛ばされていきます。弱い枝や夏場に枯れてしまった枝は途中から折れ、其処等中に飛んできます。嵐と共に初冠雪した雪山、青いままの樹木、その対比に違和感を覚えました。


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