自然派SOHOの田舎暮らし快適実践術
メールマガジン「八ヶ岳の里から」バックナンバー
《第117号》2023年8月03日発行
◆ 道隣の茂みの整備 
◆送水ポンプの不具合 
◆レコード盤の整理
暑中見舞い申し上げます

こんにちは、またこの紙面でお会いできて感謝しております。
半年ぶりの発行です。その間様々な出来事がありましたが
今回もまた一部をダイジェスト版でお届け致します。
気ままな発行になっておりますがどうぞよろしくお願いいたします。



 ◆里山でのいろいろな出来事

《道隣の茂みの整備》

 まだ寒い2月の初め、朝晩はマイナスになるが、暖かい昼に我が家の東にある茂みの整備を一週間かけておこなった。道路を隔てて十字路の角地である。常緑樹の低いキャラが十字路まで続き、ツタが密生し絡み合いながらキャラを覆っている。その内部もツタが延び細い木々に絡みついている。そのため夏でも冬でも見通しが悪い十字路なので特に危険な場所である。

 中に入ってみるとツルが密生して方々の木に絡みジャングルのようだ。木が細いためチェーンソーは使わずに手鋸と剪定鋏で切り進んで行った。地面には2014年に森林組合が森林整備を行ったため、伐採したキャラの切り株や赤松の太い枝などが埋まり足場が悪い。木を切っては枝を払い、ひょろひょろとした幹は1.5cmから5cm位、高さは2mから5mくらいで焚き付け用に集めた。200本位はあった。

 地道な作業が続きある程度整備してから草刈り機で笹やススキなどを刈り、ツルもついでに切り刻んだ。ツルの太いものは2?3センチ位ありキャラに複雑に絡んでいた。最後に道路上の電線まで伸びた赤松の枝を切って終了。足場が悪かったので切株につまずき3回派手に転び、赤松枝(と言っても直径10センチ位長さ6m位)を切ったときには途中で折れハシゴに落ちてきてそのまま一緒に地面に落とされた。幸い怪我も無かったが、これからは気をつけなくてはいけないと感じた。その甲斐もあって今は見通しの良い手入れの成された小さな広場になっている。


《送水ポンプの不具合》

 我が家は西側約17m下、距離65mにある湧き水の出る所を掘り下げて揚水している。下には揚水ポンプが有り、上には水を溜めるタンク(1t)がある。そのタンクからポンプで送水して給水される。揚水ポンプは15年位前に故障したため交換して今でもしっかり動いている。上の送水ポンプはポンプ小屋に有り動きは正常だった。
数ヶ月前から水が少し漏れる様になり色々調べたがその箇所が特定できなかった。

 或日、送水される水にエアーが混じる様になってきた。ポンプ小屋に行ってみると水がポタポタと吸水口近くから漏れている。直ぐに電源を切り給水管を外しポンプ側の吸水口を見たらパッキンが変形していて鉄さびなどがこびりついていた。ここにわずかな隙間が空いていていっしょに空気を吸い込んでいたのだ。作動していないときに水が漏れていたと判断した。なぜパッキンが変形したのかはわからないが、想像すると取り付け業者が無理をして受水槽から来る給水管を少し曲げて取り付けたためにパッキンが曲がりそのまま圧着させたのではないかと考えられる。長い間にそこに錆が発生して錆が取れ隙間が出来てエアーが入る様になったのである。

 こんな大きなパッキンは我が家にはないので注文しようとしたら1週間は掛かる。直ぐにでも使いたいので応急措置で、パッキンを掃除し変形したところに水道の蛇口などで使うシールテープでパッキンを覆い取り付けた。そして配管のパッキンをシールテープで何重にも巻き、さらに防水テープで巻き固定した。この応急措置はみごとに成功。いまでもそのままで使っている。


《レコード盤の整理》

 古いレコード盤を整理した。懐かしいボブディラン、レッドツエッペリン、ジミヘンドリックス、ビートルズ、イエス、などのロックや、岡林信康、西岡たかし、吉田拓郎などの多くのレコードが倉庫にあった。試聴しながら整理していたが、音とびや盤の汚れ、ジャケットの破損など時間の経過を物語っていた。40年以上も前のLPを聴いていると懐かしさが蘇る。その多くはライブハウス「ひょうたん島」時代の物である。

 約800枚あるが、あまりにも時間が掛かるので、気に入ったミュージシャンを中心に聴くようにして一応試聴を終了した。後はどの様にして処分するかの課題が残った。買取業者を探し、状態が悪いことを説明して送ることになった。段ボール箱が送られてきて、一枚一枚にお礼を言いながら詰め込んでいった。全部で14箱。次の日佐川急便のトラックに載せられ去って行った。いろいろな思い出も去って行ったような気がしたが、グランドファンク・レイルロード、ジェフベック、ジャニス・ジョプリン、ピンクフロイド、ロイブギャナンなどはまだ手元にある。
 

【編集後記】……………………………………………………………………………………
今年の夏は異常に暑い。ここでも30度を超えるときがある。草も成長が早く二度三度と草刈りを行った。畑は成長期に雨や曇りが多かったので作物の生長が遅く感じる。今年は猿による被害で約150本近くあったトウモロコシは全滅、カボチャはまだ成長途中のものがとられてしまった。キュウリやナスも同様出来る度にとられる。トマトは完全防御のハウス内にあるので被害はない。その後被害にあったカボチャもスイカを一緒にしてあるのでその部分をすべて網(ゴルフ用のネット)で覆い、中が見えないように寒冷紗で囲った。それでも突破を試みた跡があるので、無事に収穫出来るように補強や補修しながら成長を見守っている。

夏場は向こうの道が見えない。
赤松の枝が電話の電線に掛かっていて、その一本は道路の真ん中近くまでせり出している。(夏の様子)
中にはススキや低木が隙間無く生えていた。
キャラも剪定して下部をあけた。
道路側の十字路手前からも我が家か見える様になった。

Copyright(c) 2000-2024 Creative Design Office LETTER HOUSE(since1979) arrival media All Rights Reserved.