自然派SOHOの田舎暮らし快適実践術
メールマガジン「八ヶ岳の里から」バックナンバー
《第74号》2011年1月14日発行
◆かわいいエナガの不可思議な行動
◆愛犬の本能から出た災難
◆皆様はお正月はいかかでしたでしょうか。ここ富士見町は雪も無く、晴天に恵まれ穏やかな年明けでした。寒いのは相変わらずですが、今年もよろしくお願い致します。
◆いろいろな里山の出来事
《かわいいエナガの不可思議な行動》
エナガは白っぽく丸るっこい頭とからだ、長い尾羽が目立つ可愛らしい野鳥です。ここだけかもしれませんがあまり人見知りをしないように思います。
昨年ですが、林の中で小さな塊が動いていたので近くに寄って良く見てみるとエナガのヒナでした。10羽近くが一塊になっていたのです。
親達が直ぐ側にいたのですが、警戒もせず、ヒナを誘導しながら餌を与えたり、突いたりして奥の茂みに追い込んで行きました。
1メートルも離れていない所での出来事でしたが、ヒナは飛べても数メートルくらい。そのうちヒナ達は彼方こちらにバラバラになり収拾がつかずいましたが、どうにかなったのか、茂みの奥で親も静かになりヒナの声も聞こえなくなりました。
エナガは我家の西の林を中心に十数羽の群れがほとんど毎日訪れます。昨年見たヒナ達なのか分かりません。単独の群れの時も有りますが、殆ど40〜50羽の混群でシジュウカラやヤマガラ、コゲラなどが混じっています。
冬の日の昼間エナガだけの群れが玄関前のコテージ入り口に有るエレガンテシマという木の密生した葉の中に入り込んでみんなで賑やかに騒いでいました。虫でも見つけてみんなで食べに来たのでしょうか定かではありませんが、東のヒノキ林との間をひっきりなしに行き来していました。
ヒノキ林からその木に飛び込んで、しばらくガサガサしてまたヒノキ林へ。10数羽が数十分そんなことを繰り返していました。後で木の中を見てみましたがわかりません。寒い冬ここに虫がいるとは考えられないのですが...。
いったい騒ぎがなんだったのか、それはエナガにしかわかりません。
《愛犬桃の本能から出た災難》
昨年の暮れ、あと数日で年が変わる日、近くの人たちと今年最後の忘年会を我家で開き、みんなと楽しい夜を過しました。
しかし、翌々日の午後から、急に桃は下痢に見舞われました。それはだんだん激しくなり、昼夜問わず、2時間置きの頻度です。その度に桃は私たちに教え、急いで外に出すという事を繰り返しました。しかし、その割には元気が有り、食欲も衰えません。
何故急に?原因がつかめないまま過去の時間を遡ってみると、やはり忘年会の事件に行き着きます。その事件とは...
当日、狭い我家に10人が居ると愛犬達の居場所が無くなるので、白内障で目が見えないプードルは、うろうろして蹴飛ばされたら大変と思いカーゴに入れて台所へ隔離しました。シェルティの桃はいつものままフリーでうろうろしていました。
宴もたけなわ、酒も入り会話も弾んでいる間、料理を食べきれないご夫人が、少し食べて残ったローストチキンをビニール袋に入れ、椅子にかけておいた自分のバックに入れておいたそうです。
もう誰も構ってくれない桃は、床近くまで下がったバックからその袋を引きずり出し、中身を完食。その後テーブルの下で桃がビニール袋をぼろぼろにしていたのを客人が発見。もちろんそこにはローストチキンはありません。したがって中に何が入っていたかも分かりませんでした。ご夫人も家に着くまでビニール袋がバックの中に有ると思っていたようです。
どうやら副菜などと一緒に骨ごと全部食べてしまったようですが、桃には罪の意識は無くけろっとしていたようです。私はそのことに全く気がつかずにいて後から知りました。そしてその袋にローストチキンが入っていたという事は、さらに電話で順番に聞きまわり、数日後に分かった事です。
やっとここで原因らしき事がつかめました。
香辛料たっぷりで仕上げた肉と骨を食べたのが主な原因か!?
年末なので病院はやっていません。まずは絶食。応急処置ですが、人間用の胃腸薬を服用させ様子を見ました。
しかし、3日が経ち、新年を迎え三が日過ぎても回復の兆候がありません。その間ビオフェルミンが良いと聞き投与しました。食欲と元気がいつものように有り、原因も掴めているので、大きな病気ではない事が分かっているので幸いですが、やはりかなり心配です。
1月4日頃から夜に起こされる事が無くなり、なんとなく形になって来ました。そうなると回復は著しく、七草の頃には殆ど元の桃になりました。
鳥の骨は消化しないというので心配ですがいつか出てくるかと思っています。それとも消化してしまったのかな?新年のハプニング、あぁ、しんどかった!初めての出来事ですがこれからは、厳重注意。桃も私たちもです。
【編集後記】
新年早々牡蠣の燻製をもらいました。夏にも戴いたのですがとても美味しいものです。先日ベーコンの燻製をやったばかりなのですが、牡蠣はまだ燻製した事が有りません。レシピをメールで送ってもらったので、早速この冬に挑戦したいと思っています。牡蠣フライが大好きなのですが、牡蠣の燻製は酒のツマミにも最高です。下ごしらえで蒸してからスモークするのでスモークハウスの温度を上げる必要がなく、他の生ものと一緒にやるつもりです。その結果は次回で。上手くいったらレシピも公開致しますね。
エレガンテシマから出て来たエナガ。
山漆の種を食べるエナガの夫婦
シェルティの桃
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