自然派SOHOの田舎暮らし快適実践術
メールマガジン「八ヶ岳の里から」バックナンバー
《第111号》2020年7月25日発行
◆山の小さなコテージでも…
◆小枝の粉砕
昨年暮れから仕事が急に忙しくなり7月に入ってようやく落ち着きを取り戻し普通の生活になってきました。その間メルマガに手が回らず半年以上も発行されていませんでした。この誌面をお借りして深くお詫び致します。
今回も気ままな発行になっておりますが、よろしくお願いいたします。


  ◆里山でのいろいろな出来事

《山の小さなコテージでも…》

新型コロナウイルスの感染者が次々に増え4月16日には全国に緊急事態宣言がなされ現在も第2波と思われる感染者が増加しています。

年末年始の時期にはコテージのお客さんはいつも通りの休日が過ごせたようです。その後5月の連休に向け予約が2月から入り出し3月の半ばには、連休が全て予約で埋まりました。

2月3日に帰港したダイヤモンドプリンセスは乗客の下船が出来ず、国内感染は2月14日から始まり、コテージの予約受付時には全国の感染者数が平均50名位毎日増える様になり、3月には私たちも対策をしなければならないとHPで告知し、予約のキャンセルを待ちました。

3月30日には志村けんさんが亡くなりました。そして4月7日に7都道府県に緊急事態宣言が出され全国に危機感が生じ、4月16日には全国が対象となりました。
長野県でも休業要請が出て、連休期間は自粛するよう告知があり、事は重大です。私たちはひたすら予約のキャンセルを待ちました。

1件は料金設定で何度もメールでやりとりしてようやくキャンセルいただき他も順次お客様から自主的にキャンセルを頂きました。これでやっと一安心です。

そして6月。ゴールデンウィークにこれられなかったお客さんたちが毎週末訪れました。7月も半ばに2組の若者たちがBBQで夜まで盛り上がっていました。その頃から再び感染者数が増え出し最初の波より大きな第2波が首都圏を中心として全国に拡大し、現在新規感染者も過去最多を記録しています。

この状況をみて私たちは7月の半ばに9月までの宿泊を止めました。この期間にご予約いただいたお客様には状況に応じてキャンセルをお願いしていますが、キャンセルはまだ2組だけです。

7月22日からはGoToトラベルという観光支援策が打ち出されていますが、コロナ感染が拡大しているこの時期には大変不適切な支援策で、感染症対策の基本を逸脱しているとしか思えません。GoToのこの時期の開始に7割以上の自治体の異議や世論の反対が出ているといいます。東京都を対象から急に外したり日程を前倒ししたりするのは、国民の不安や命よりも、経済優先やポスト安倍などの政局がどこかで絡んでいるのでしょうね。


《小枝の粉砕》

昨年春に電気式ガーデンシュレッダーを購入しました。焚き付けにならないような細い枝を粉砕するためにです。粉砕した枝は主にブルーベリーや庭木の根元にまいて保水や肥料として使っています。

この機械のメーカーがリョービなのでリョウブの真っ直ぐな木で試してみました。生木のリョウブ、若葉が付き始めたばかりの束生していたものを15本位切ります。長さは1m前後、太さは1.5?2センチ位で上の方は葉が付いて小さな枝に別れて付いています。

車輪やフレームを組み立てて早速試運転。
枝を投入すると大きな音を立てて上部が揺れながら吸い込まれるように切れていきます。葉の部分で吸い込まれなくなり、それでもその上から次から次に入れていくと枝と共に一緒に吸い込まれて行きます。最後は付属の押しへらで入れ込み終了。

ほんの数分で終わりました。機械の下についている粉砕受けのバケットを引き出して中を見てみると、木が細くて柔らかいので細かすぎるほど木が粉砕されていました。一部の葉は大きく切れていて粉砕はされていません。

以前借りたエンジン式の粉砕機は、チップの大きさが調整できて、太さも5センチ位の枝でも難なく粉砕しました。その農家の人は稲藁を畑に蒔くために使用していました。我が家ではこのような大がかりな物は必要がないので、家庭用のこのような物で十分です。

次に檜林に落ちている太さ2センチ位の枝を集め試してみました。ほとんど枯れて樹皮がなくなった落ちた枝、猿が登って落とした樹皮のついたままの枯れ枝や、枝払いで落とした枯れ枝です。しかし、枯れた枝は固くこのシュレッダーでは力不足。粉砕時間が長くそのうちリミッターが作動して停止してしまいます。堅木には適していないことが解りました。

剪定や伐採したばかりの木の小枝なら、まだ水分を含んでいて柔らかいのでこの家庭用シュレッダー向きです。最大粉砕径が2.5センチですが、節などがあったり枝分かれした部分はちょっと機械が息苦しい音を立ててしまうので不向きかも知れません。

それでも2センチ位なら難なく粉砕するのでとても助かります。調子に乗ってどんどん入れていくとその内にボックスが一杯になったのを忘れそれ以上やっていると急に止まってしまいます。カッター部分にまで粉砕された枝が詰まってしまいリミッターが働き停止しします。こうなると厄介で、外すのが面倒な点検口を開けて全部取り出さなければなりません。シュレッダーボックスが八分目ぐらい溜まったら面倒がらずに取り出すのが一番です。


【編集後記】

この時期には草刈りが忙しい。雨が多く晴れ間を見て行っている。昨年夏から若夫婦が共有道路の南法面の草刈りをやってくれるようになったので助かっている。裏山の集落まで行く散歩道、自宅周り、畑周りやその奥に行く道、川向こうの暖斜面などの草刈りは欠かせない。この頃は草刈り機の刃はナイロンワイヤー。パスタタイプでノコギリのような刃がついているので金属並みの切れ味。細い木なども上手にやれば難なく切れ、草はその場でチップ状に断裁されるので切った後は片付けをしなくとも良いぐらいにきれいだ。石などに当たっても刃こぼれは無いが、地面に当たることが多いので段々とワイヤーが短くなってくる。そうなると交換しなければ能率が悪い。コスト面では金属刃と同じ位になる。我が家はこのフレキシブルブレード3.5ミリタイプを1シーズンで50本位使っているが安全性も高いのでこれからも使うつもりでいます。難点は細かい石や刈った細かい草が飛んで来ること。服が汚れたり顔にまで飛んで来ることもあるので、妻は使い慣れている金属刃の草刈り機を主に使っています。

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