八ヶ岳の里から78%トップ>私と日本酒
取材協力:株式会社土井酒造場
高木紀雄さん(写真中央)
僕の場合、やっぱい酒の肴は焼鳥ですね。焼鳥はタレと塩があるけど、どっちかっていうと、塩の方が好きです。お酒は燗をつけた方が好きですね。僕はどっちかっていうと弱い方なので熱燗の方が後に残らなくていいんですね。焼鳥を肴にチビリ、チビリなんて最高ですね。1日に2、3合位飲むのが限度です。お酒はほろ酔い気分の時に止めるのが一番!
渡辺 渡さん
渡辺さんは家に帰ってくつろぐ時は和服に着替え三味線も弾くという、まさに典型的な日本人の粋な雰囲気を持ち合わせている。「日本酒を飲み始めて、かれこれ20年近くつきあっていますね。晩酌に1日三合くらいは飲みます。酒飲みというのは自分でつまみを作るんですよ。私も冷蔵庫にある材料で一品は必ず自分でつくりますね。」
金岡興業社長
日本酒はやっぱり雰囲気で飲むものでしょうね。四畳半位のお座敷で、和服の女性と差しつ差されつなんていいですね差しつ差されつする間にお互いの親密感を深められるというのは日本酒をおいて他にないじゃないですか。酒の肴もやっぱり日本料理じゃないですか。奴豆腐やなめこと大根おろしなんかもいいな!「日本酒で乾杯!」
掛川タウン誌78%KAKEGAWAの創刊号から最終号の78号までは静岡県掛川市立図書館にてご覧いただけます。
寺田道子さん
8才の時から父親の晩酌に付き合っていたという寺田さん。本当の意味での日本酒との出会いは19才になった時のことだそうです。「当時は学生だったので飲む機会が多くよく冷やで飲みました。日本酒が好きでずっと日本酒ばかりでした。一番飲んだ時はコップで6、7杯飲んだかな?人生を経験してくると、悲しい時苦しい時にのむお酒っておいしいなって感じます。人との出会いにはお酒は欠かせない気がします。」
山崎宣之さん
日本酒を知るきっかけは13才の時、家の建前で大人達にすすめられて屋根の上で飲んだのが最初。とにかく「うまかった」そうだ。本格的に飲み出したのは学生時代。「燗をつけるより冷やが最高。つまみはあまり食べずに飲むことに集中。近くにあるもの何でもつまみになってしまう。タクワンだけで一日中飲んで9合位は飲んだかな?」「開運」は少し甘口なので飲みやすいそうだ。「冷酒で乾杯!」
川合和雄さん
日本酒の大ファンで一升位なら軽く飲むという大酒豪。「酒の持つ甘みを少しずつ味わって飲むのがいい。甘さを感じない人は本当の酒飲みとは言えないですね。だから私は燗をつけておちょこで少しずつ味わって飲みますよ。」2週間に一回くらいは体内からアルコールを抜くため意識的にやめることも。土井酒造の「遠州灘」はよく飲むけどサラッとしていて良い味。」とのお誉めの言葉もいただきました。
青山晴紀さん
初めての日本酒は中学一年生の時。「父に勧められて二合ぐらい飲んだかな?でもあまり美味しいとは思わなかった。」家飲みは好まないので外で友人とワイワイ騒ぎながら飲んでいる。雰囲気で飲むタイプだそうだ。「日本酒は飲みやすいし次の朝起きたとき残らないからいい。酒の肴は焼魚とおしんこに限る。」秋祭りの季節法被着て一升瓶抱えている姿はなんとも様になる。やはり日本人と日本酒は相性が良い。
川合和雄さん
6才の頃子供会で海水浴に行った時、誰も居なくなった海の家でこっそり失敬して腰が立たなくなった。海から上がってきた大人達はビックリ仰天!。本格的にお酒を飲み始めたのは大学卒業後。「日本酒は独特な雰囲気をもっていますね。檜の枡に塩を少しつけて飲むなんて最高の贅沢。ビールやウイスキーとはまた一味違う。七合位までなら身体はいうことをきかなくなるけど意識はしっかりしている(笑)。」
山崎孝志さん
チビチビ飲むのは大嫌い、コップでガブガブ。豪快な飲みっぷりの寺田さんは和風料理店店主。小学四年の正月には父親にすすめられたおとそを飲み過ぎて学校を休んだり、中学の時には友人と芋汁会をやって飲んだり、高校卒業後伊豆に修行に行っては仕事中に隠れて飲んだりと酒に関するエピソードはつきない。飲むときは徹底的に飲み、出されたものは拒まないという、まさに、日本男児を地でいっている。
石山明子さん(写真中央)
短大一年生の時に初めて日本酒を口にし「あっ、飲めないな」と思った石山さん。ところが、誘われる度に飲んでいたらいつの間にか大好きになってしまったという。ある新年会で負けたら飲まなければならない「あっち向いてホイ」で飲み過ぎて気持ちが悪くなってしばらくやめていたそうだ。「おちょこの雰囲気が大好き。」で、宴会でビールを注ぎに来ると、「私はこっちがいい」とおちょこを出すそうだ。
鈴木啓資さん
ケーキをつまみに日本酒を飲んだら悪酔いしたという鈴木さんは大の釣り好き。冬の釣りには熱燗にした日本酒を持って行く。「身体が温まるし海を前にして魚信を待ちながらチビチビやるのは最高にうまい!」夏や秋の川釣りでも釣れた魚をその場で焼いてそれを肴に日本酒を飲む…鈴木さんなりに日本酒の飲み方を楽しんでいる。内緒だが小学校3年にはもう日本酒を飲み始めていたそうだ。
山田義則さん
日本酒との関わりは中学三年生の時。興味半分で飲んだもののあまりおいしく感じなかったそうだが今では晩酌で1日おきに二、三合を飲んでいる。「仕事から疲れて帰ってきたときの日本酒は格別な味」だそうだ。酒を飲み始めると「くどい」性格に変身。「他の人が飲んでくどくなるとやっきりするけど自分が飲んでも同じようになっちゃうので不思議だやぁ」と山田さん。しかし暴れたりしない安全人間です。
松浦利和さん(左●)溝垣靖彦さん(右▲)
●日本酒の一番良い所はお猪口で飲むとこじゃないかな。▲そう!さしつさされつなんてね。●まあ一杯って言われて「俺酒キライだけど…」「一杯だけ」なんて勧められるとつい飲んじゃう。▲器の感じでも雰囲気が変わってくる。●雰囲気で酒を飲むから日本酒なら音楽は八代亜紀なんか最高!▲日本酒はやっぱり日本人のもの。風情があり特に色々な土地の地酒なんかが僕は好きだ。(お二人の会話から)
足立好彌さん
「うれしい事や悲しい事があったとき日本酒はかかせません。日本酒を飲むときの気分や雰囲気を大事にしたい。赤提灯、高級料亭、家での晩酌等々それぞれの雰囲気が味わえ、酒を本当に飲みたいと思うときはなぜか日本酒。」だそうです。「学生の頃日本酒を二升持って友人の所へ行ったら留守で、酒を飲みながら帰りを待って居ました。気がついたらスルメの足を肴に一升八合飲んでいてしまった。」
沢崎一美さん
初めて日本酒を飲んだのが中学一年生の時。お祭りの時に飲まされたのをきっかけにお祭りの度に堂々と飲んでいたそうですから酒豪家の素地はこのときに培われたかも。祭りの朝景気付けに一杯。踊る前に駆けつけ三杯。冷やで飲んだためにみんな正面向いているのに自分だけ後ろを向いて踊っていたというエピソード付き。これで婿取りだというから恐妻になりそう。(根はとってもやさしいのですが)
浅岡孝支朗さん
酒類は一通り飲むけど日本酒が一番好き出そうです。「日本酒は、口当たりがよくて気分的に最高。燗をつけて飲むのが好きで、夏でも燗をつけて飲みます。これから祭りの季節になるけど日本酒が無ければはじまりませんよ。瓶をかかえてそのままラッパ飲み。ビールなんかとちゃんぽんになるけど圧倒的に日本酒になっちゃいます。大吟醸は冷でのむんですか?味わって飲ませてもらいます。」。
柴田新次さん
掛川には東京から出張で月に2、3回来るという。いくら飲んでも顔に出ないし性格も変わらないという酒豪の柴田さん。「父は酒はあまり飲まないのですが曾おじいさんがいつも一斗樽を置いて飲んでいました。おかげで小さいときから何かあると飲まされていました。長男だからそういう席には顔を出せと言われましたからね。明治生まれだったから。その頃は酒はキライだったけど、今ではこの通りです。」。
小沢道広さん(左)大槻登さん(中)山本幸夫さん(右)
三人は小学生からの親友同士。殴ったり殴られたりしながらも喜怒哀楽を供にしてきた仲で、誰かが失恋した時や何かがあるごとに集まっては酒を飲むという。「日本酒は手軽に飲めていいですね。ビールだと冷やさないと旨くないし、ウイスキーだと氷がいるし、日本酒ならそのままでいける。時間をおいても気が抜ける心配も無いし。」と大槻さん。三人が酒を飲むようになったのは皆父親の影響だそうです。
鈴木久裕さん
名古屋の大学生ですが下宿先ではもっぱら日本酒を愛飲している掛川男児。学友と酒を飲みながら青春を語り合ったり議論をしたりで朝を迎えることも。冬はコタツに入って、すき焼きや鍋で宴会気分だそうです。「鍋物には絶対日本酒だ!」という彼の調査によると、日本酒は他の酒と比べると値段がぐっと安いそうです。ちなみに量から割り出すとビールや安いウイスキーは日本酒の2倍だそうです。
鈴木孝夫さん
日本酒との出会いは中学生。祭りにはグイグイと飲んだという今の先生やPTAが聞いたら目タマをむき出しそうなお話。20歳ぐらいまで酒アレルギーで悩まされたが今は平気で飲めるようになったそうだ。今年の祭りに紺屋町では「開運」の樽酒を使った。「それを飲んだときものすごいうまいと思いましたね。口に合っていました。大吟醸はバツグンに好きです。日本酒と言うよワインみたいなところがいい。」
小松 優さん(右)
横浜から月の半分は掛川。富士塚レディアンツ青年会という野球チームの監督の小松さん。友人が「本当に良いお酒でよ。飲むほどに朗らかになり酔っ払ってぐだまいたことはありません。」という通り本人も「酒っていうのはそういう風に飲むもんじゃないでしょ。学生時代に失恋の痛手を癒やすために飲んだけど、飲み方は決して良い酒じゃなかったと思いますよ。」良い酒は楽しんで飲むことだそうです。
富塚 章さん
酒ならなんでも良くてなりふり構わず飲んでいたという。「高校の頃は新宿の焼鳥街で五百円位でベロンベロンになれた。土曜の学校帰りによく行きました。家族はもう諦めていましたね。掛川に来て地酒は一通り飲みました。特に遠州灘、開運はつま恋でよく飲みます。樽を開けるとき木や藁の匂いがたまらないですね。もうよだれが出そう!つまみも人任せにできないので自分で好きな肴をつくります。」
北村明芳さん
中学生の時に父親の酒をちょっと失敬。それがきっかけとなり「よくこんなものが飲めるな」と思いつつ、いつの間にやら病みつきに。高校の時にはほぼ毎日晩酌していたというたまげた御仁。今ではなんでもござれ。悪友とわいわいやるときには日本酒に限るそうな。「アル中になるとやばいので3日飲まなかったりの夜勤(大手印刷会社勤務)のときには一週間飲まない事もある」とのことです。(よかった!)
加藤美之さん
高校一年の秋、母の法要で伯父さんから無理矢理お酒を勧められて飲んだのがきっかけ。「酔うとペラペラとおしゃんべーになり、周りが迷惑するぐらい。気分の悪いときに飲むとダメね。すぐに酔っちゃうから楽しいときに飲むに限ります。」19才の時女性5人で緑町の橋の上の車が通らないところで大の字になって寝転んで、星を見ながら酔いをさましたという。「女も5人寄れば大胆になれるから楽しいね!」
吉野隆之さん
25回目の誕生日を一人でひっそりお祝いしていたので大吟醸をプレゼント。大喜びでまずは一杯。「口に入った時の広がりか味にくせがあるけどス〜ッといけてサラッと飲めるから、グイグイいっちゃいそうです。」大学時代によくやっていたお金のないときの簡単つまみをご紹介「割り箸の先を醤油に浸しそれを噛みながら酒を飲む。ただこれだけ。するめみたいなもんですよね。アハハ…。」
川崎礼子さん
日本酒にはイカのくんせい、ししゃも、あたりめが絶対にイイ!飲むと陽気になるそうですが嫌な思い出話がある。「大学時代に一つ上の彼と付き合っていてあまりピーンとこなかったので態度で示していたらコンパの時その男が泣いちゃったんです。皆は私が悪いって言うし一緒に泣けばドラマみたいだけど、私は支配人室に飛び込んで泣いていました。」そんな男別れて良かったんじゃないですか?離別に乾杯!
角皆 亘(左)さん
中学卒業頃から日本酒を飲み始めたという角皆さん。「可愛い娘が隣にいればいくらでも飲めちゃう。でも相手によりけりだけど。」という女好き!?「好き嫌いがはっきりしている」という贅沢者。さて、隣の男性は高校までの六年間同じクラスで、三年前まで静岡で同居していたという無二の親友。今日は、先輩のお店で田舎の思い出話に花を咲かせていました。
山崎正博さん
和食料理職人の山崎さん。三度の飯より酒が好きで「浜松のある店で全国の地酒がずらっと並んでいたのに興味が湧き、それからいろいろと地酒を飲みました。その時知ったのが土井酒造の遠州灘。これは私の口に合わないけど大吟醸はうまかった!」飲むのは純米と大吟醸が中心だそうです。「ビールはホップだけど、日本酒はキップで飲む!」
杉山宏幸さん
日本酒と出会ったのは18才の時。今では相手に合わせて五合から一升くらいは平気、冬は毎日の晩酌では二合から三合ぐらいという酒豪家。大学時代、居酒屋でアルバイトしていて「お客さんに二級酒を特級だといって冗談で勧めたら、うまい!これは確かに特級の味だ!って飲んでました。」と笑う。「日本酒は苦いとか辛いとか抵抗があるけど、この大吟醸は初めて飲むけどすんなり飲めますね。」
佐藤ひろみさん(左)榛葉百合子さん(右)
日本酒を初めて飲んだのは高校生二年の時。「10人位で友だちの家に集まってパァーと飲んじゃった。1回目は大丈夫だったんですけど、2回目にそこのおじさんに見つかってしまって警察に言うぞって怒られたもんだからやめました。」今では二十歳になり堂々と飲んでいます。いくら飲んでもいいという榛葉さんはの一番大好きな肴は、大根をぬかと塩で漬けたもの、すなわち「たくあん」だそうです。
秦 健二さん
日本酒を飲み始めたのは高校2年。家の酒を盗み飲みしていた。当時見て見ぬふりをしていた家族が20才過ぎてからうるさく言うようになったとか。大学浪人2年目が決定して、やけ酒で5合飲んだのが最高記録。「あれから日本酒が弱くなりまして…酒ぐせはいたって良い方です。」すると隣の友人は「悪い!悪い!
」と連呼。酒を飲むときは楽しい方がいいに決まっています!ヨネ!
野中由久さん
去年の忘年会では飲み過ぎて田んぼの中で眠ってしまったという。「トイレに行くため外に出たら一升以上も飲んでいたのでフラフラして田んぼの中に転がり落ち眠ってしまった。仲間が探しに来てくれたので助かったのですが、そのままだったらどうなっていたんでしょうね。」その後仲間の手厚い看護で明け方までぐっすり眠っていたそうです。今は1日二合ぐらい。身体のためにも良いし間違いもないそうです。
中村克己さん
カラオケは歌うなと言われている中村さん。去年の忘年会で幹事を務め旅館の部屋で飲み直していると仲間が押し寄せさらに酒癖の悪いと噂の人も参加。仲間は次第に狸寝入りをしはじめた。でたらめの中国語講座で興が乗りったが飽きられて皆狸寝入り。噂の人も帰ると言いだしたが中村君は離さなかった。どちらが酒癖が悪いやら。噂の人に早く帰ってほしいと狸寝入りしていた仲間に大目玉をくらったそうな。
柏原 昇さん
5年前御前崎での祭りの時青年団で酒の勢いもあって、皆で幟を下げることになり綱に手を掛けたら「下ろしちゃいけない」と言われ、皆が帰ってしまい一人で縄を引いてワッショイ!と屋台の綱のつもりでやっていたそうです。母が心配して向えに来るまで一時間近く誰も居ないお宮の前で大声を張り上げていた。「酒税が上がるのでお国のためにこれからも頑張って飲んじゃいます!」と、うれしそうな柏原さん。
杉村正之さん
お酒は弱いけど日本酒は高校の時から興味本位で飲んでいたという。友達が開いてくれた誕生会で「俺が主役だから飲まにゃいかん」と強くもないのにグイグイ。その内気持ち悪くなりおきまりのコースに。心配した皆が「冷やした方がいい」と氷水を背中からザンブリ。今度は寒くてガタガタ震えだし水をかけた女の子は半分泣き出し、悲惨な誕生会だったそうです。
荒川誠治さん
家が商売をしているので日本酒は小さい頃から飲まされていたという。「おばあちゃんに白湯をくれって言ったら茶碗にいっぱい注いだ日本を酒を持ってきた。知らないで一気に飲んで…」それ以降は高校生になるまで口にしなかったそうだ。今では晩酌で遠州灘の二級酒を五合くらいは飲んでしまうほどの遠州灘の大ファン。「さっぱりしていてマイルド。酒本来の味がするから好き」とべたほめでした。
戸塚猛実さん
小学校の頃からおじいちゃんの晩酌に付き合っていた」という戸塚さん。量はおちょこ一杯程度。本格的に飲むようになったのは大学一年生の頃から。入っていたクラブの主将が日本酒が大好きで「うまいから飲め」と無理矢理飲まされたのがきっかけ。それからはかなり飲めるようになったという。「冬は鍋物なんかにも合うし、いいなあと思って飲むようになってから、今では晩酌でも時々飲んでいますよ。」
鈴木さん
初めて日本酒を飲んだのは高校3年。「あまり飲まないけど日本酒をグウッと飲んでいる人を見るとカッコいいなって思いますね。祭りに冷やでゴクゴク飲んでいるのを見ると豪快だし好きです。あんな風に飲めたらいいなって羨ましくなります。」祭りと日本酒は様になる。ワインやウイスキーでは違和感を感じてる。日本酒が豪快に飲めるようになれば祭りがもっと盛り上がるのでは。鈴木さんも頑張ってください。
赤堀浩史さん(右)森田 誠さん(左)
中学生の頃から勉強会を口実に友達の家に集まり日本酒を飲んでいたという赤堀さん。大学の時は日本酒一升、オールド1本、ビールを2、3本を一度に飲んだことが有り、今でもちょうどいい量が八合位というからあきれてしまうほどの酒豪家。ただし、燗をつけるとおちょこ一杯で酔ってしまうそうだ。日本酒が大好きという赤堀さんの飲み方は「冷やで二級酒につきる、遠州灘ならなお最高!」だそうです。
佐藤康俊さん
アルコールなら何でも好きという。日本酒ならだんぜん辛口で、初めて飲んだときは18才で「こんなにうまいものはない」と、飲めるだけ飲んだそうです。翌日昼まで酒が残ったけど、懲りることなく今も切っても切れない仲で、飲むとカラオケが始まりマイクを離さないそうです。石原裕次郎の「ブランデーグラス」は十八番。友人曰く「合唱団に入っているので酔うほどに上手くなる」そうです。
橋本 薫さん
盃と徳利で飲むの日本酒の雰囲気が好きという橋本さん。「日本酒を飲んだときの酔いとビールや洋酒を飲んだときの酔いとは違う。どう違うかといわれても困るけど、とにかく酔い心地が良い。体に合っているのかなぁ」夜勤で深夜3時頃自宅に帰って、日本酒をあおれば、その日の疲れが吹っ飛んでしまうというという根っからの日本酒党です。
大窪茂裕さん
「お酒はいくら飲んでも意識だけはしっかりしている。だけど身体がついていかない」。昨年はやたらに酒を飲んだそうです。「夜一人でいるとものすごく不安になっていくらでも飲めた。そういうときの相手はだれでも良いわけ。一緒に飲めれば。」と、かなり暗〜い酒。(失恋でもした?)でも今年はかなり明るい酒に変わってきているそうです。やはり日本酒は祝盃を上げる気分で飲んでもらいたいですね。
岡村 智さん(左)
「寿司をつまみに(特に大トロ)日本酒を飲むのが最高」と、なかなか粋なことをおっしゃる岡村さん。「寒い季節には人肌位に燗をつける、コレが最高!」とも。「中学一年の時親戚で無理矢理飲まされた」というが、実は根っからの酒好きなので、その目的でおじさんの家を訪ねていたようである。隣にいる二人の女性はただのお友達。本人は花嫁さん募集中です。
秋山正明さん
お酒を飲めばたちまち陽気になってしまう人っているんですね。秋山さんもその一人、酒イコールカラオケだ。「歌わせると上手いよ」とご本人。日本酒は会社に入って初宴会で初めて口にしたという。おちょこ一杯で松山千春、二杯で五木ひろしの歌がでる。一合も飲んだらマイクを離さないという。好きな肴は?と聞けば、答えは「カラオケ!」なのでしょうか。
川村昌弘さん(左)
若いから飲む機会も多いと思いきや「先輩で連れて行ってくれる方がいれば、おごりで飲めると思っているだけど、なかなかね。」と隣の先輩をチラチラ。「主任さんが一度連れて行ってくれただけです。」と、つまらなさそう。川村さんのおばさんは銀座に二軒の店を持っているママさん。そこに置いてある日本酒が「開運」銀座で開運が飲めるなんて最高!
坂部まち子さん
2年位前に升酒を勧められて以来日本酒のファンになってしまったという。「家では飲めないことになっているです。父は女は飲めない方がいいって言うから。」ところが以前、「友達と飲んでて駅まで父に迎えに来てもらったんです。車の中でお酒くさいと言われ、汽車の中で隣のおじさんが酔っていてその匂いが移ったと誤魔化したら、ああそうかって言っていました。」慌てふためいた様子が目に浮かびますね。
松浦 保さん
日本酒を飲み始めたのは3年前と一寸奥手だが、年代的に日本酒を飲む機会が増えたせいだろう。それにしてもなかなかの酒豪家で一升位は平気で飲んでしまう。「別にそのくらいは珍しくもないら…。」と。酒の上での失敗談は数知れず。酔って歩いていて4、5mもある高さから逆川に落ちたことも。幸い無傷だったが後で考えれば冷や汗もの。それにも懲りずに、今日も盃片手に酒を飲む。格好いい!
赤堀幸弘さん
冬になると日本酒が恋しくなるという。「日本酒は燗がついている方が好きなので、コタツの中でおちょこでチビリチビリやるのがいいですね。鍋をつつきながら…。窓の外に雪でも降っていたらもう最高です。ドラマの中の風景みたいで…。あと、居酒屋のカウンターで一人飲むのもいいですね。」高倉健さんには似ても似つかないけれど、ドラマのヒーローを夢見ているという赤堀さんでした。
鈴木貴博さん
「以前はウイスキーを格好つけて飲んだんですが、最近日本酒の良さがわかってきてよく飲むようになりました。先日も友人のお父さんから、晩酌に付き合ってくれと誘われて飲みながらいろいろな話をしたのですが、経験談を聞いていると自分もこれから面白いことがあるんじゃないかと思ってしまいますね。そういう話を聞く雰囲気って、やっぱり日本酒に限ります。」
太田 澄さん
高校へ入ったばかりの時に、元のクラスの仲間数人でコンパを開いたという太田さん。その中の一人がよく父親と一緒にお酒を飲んでいる人だった。その人の先導でワーッと飲んだのが日本酒の飲み始めだったという。味も何もわからない時だったけれど、その頃の方がバカ騒ぎが出来て楽しかったそうだ。最近はバカ騒ぎのできない年齢になってしまって、むしろ静かに、ひたすら暗く飲む日が続いているそうです。
青木 仁さん(左)田中貞守さん(右)
友人宅で日本酒をごちそうになりほろ酔い気分でやってきたご両人。青木さんの方はお酒を飲めないので運転手役。田中さんは、3日に2日位は両親と3人でお酒を飲んでいるという。「親子のコミュニケーションの場としては日本酒は最高じゃないですか。」と、なんともうらやましい様な家庭。最近はそんなこともあり父親の影響で日本酒が好きになりつつあるそうです。
佐藤浩久さん
学生時代は自炊生活を送っていたので、自分でよく料理を作ったという。「けっこう料理がうまくて、みんなで押しかけていくと、いろいろ作ってくれた」と友人の間ではなかなか評判がよかったそうだ。冬はしゃぶしゃぶとか鍋物が多く、そんなときは車座になって、鍋を囲んで日本酒を飲んでワイワイ騒いだという、今は良き思い出。今でも時々は、酒の肴を自分で作っては晩酌をやっているそうです。
花村英之さん
「日本酒は米の味がするから大好き」という花村さん。初めて日本酒を口にした時には、まだ自分の酒量の限界がわからず、あまりのうまさに滅茶滅茶飲んで、後で大変だったそうです。どちらかというと「静かにじっくり飲むのが好き」だそうで、間近に迫ってきた秋の祭り。楽しい祭りでも、ワイワイ騒ぐ友達を尻目に、ひたすらお酒を飲んでいることが多いそうです。
つかささん
「日本酒は…」と、切り出した途端に「大好きです。プライベートで飲むと時はいつも熱燗でキューッと。夏でも必ず熱燗にします。」日本酒を飲むと時はゆっくりと飲むのが好きという。「休みの日には必ず日本酒を口にする」そうだ。酒の肴は、焼鳥とか酢の物もいいけど、なんといっても一番は「塩から」だそうで「大根下ろしもいいな」とも。さすが!日本酒愛好家とお見受けいたしやした。
吉筋正子さん
「日本酒はお祭りの時なんか、景気づけに湯呑茶碗で回ってくるでしょ。ああいう雰囲気大好き、最高。」という。先日は日本酒愛好会主催による「地酒の利き酒会」でもちゃっかり試飲してきたそうである。樽から注いでくれたお酒を、枡の縁に塩をつけて飲んだら「とってもおいしかった」そうです。吉筋さんはどうも振る舞い酒というか、タダ酒がお好きなようで…。
水野敏明さん
「祭りの時は必ず開運を飲みますね。やっぱり縁起酒ですから。僕なんかはあまり酒の味はわからないんだけど知り合いで普段でも飲むのは開運ばっかりという人がいますよ。なかなか味にうるさい人で…。」と水野さん。聞く筋によると「大分飲まれるそうですね」と聞くと、「いや、そんなには飲めない」とのことですが、どこか飲めそうな雰囲気の水野さんでした。
大石昭良さん
本人を除いては女ばかりという家族構成の大石家では、お酒を嗜むのは昭良さんだけ。そのためだれも酒の肴を作ってくれない。本人もお酒を飲む割には自分で作ろうともせず、もっぱらスルメを炙らずにそのまま食べたり、お菓子を買ってきてつまみにしているという。ちょっぴり味気ない晩酌ではありますが、好きな日本酒があれば満足、満足の大石さんです。
土屋正志さん
前月号の大石さんの友人で彼が出たのなら是非僕もとの名乗りを挙げてくれた土屋さん。晩酌をする習慣がないので、いつも晩酌がかかせないという友人宅に一升瓶片手に訪ねていったり誘い出したりしているといいます。友人が訪ねてくると、目玉焼き、竹輪、漬け物など冷蔵庫にあるあり合わせのつまみでもてなすそうです。本人は一所懸命。いいいんですよ!それで。
鈴木祥子さん
日本酒嫌いだった鈴木さんが「日本酒が一番好き」というように変わったのは、イッキ飲みで熱燗を飲まされたせい(昔の話)。最近では土井酒造の大吟醸が好きで時々飲んでいるそうです。「ここの大吟醸は数が限られていていつでも手に入るという訳ではなくそれだけに価値が高い。今は「幻の酒になりつつあると感じています…。」なぜこんなに詳しいのでしょうか。実は酒屋さんの娘さん、だからです。
海野征男さん
二十歳になるまで時計屋に修行に出ていたという海野さん。そこの親方が厳しくて修行中は一滴もお酒を飲ませてもらえなかったそうだ。初めてお酒を口にしたのは修行を終えて掛川に帰ってきたとき。気持ちよくて「フワフワと足が地に着かない感じ」だったそうだ。今では毎日晩酌で二合くらいは飲んでいる。「日本酒で身体のコンディションがわかるんですね。調子の良いときは甘く、悪いときは苦く感じます。」
松浦広実さん
「飲んでも酒癖は悪くないですよ。陽気になります。」とは本人の弁。友人達は「あんまり飲ませるな」とも。今から数年前のエピソードをひとつ。スポーツ青年団の忘年会で松浦さんは一升ぐらい飲んでいて居合わせた議員の戸塚進也さんに「今日は無礼講だで」といって一升瓶でラッパ飲みさせたそうだ。後で周りの人から「やりすぎだ」と叱られたようであるが、陽気な酒にしてはやはりやり過ぎかも!?
大庭光子さん
「両親も兄もお酒をまったく飲まないんですよ。お正月とかお客さんが来るとき以外は、料理用の料理酒しかないんです。」そのせいか。光子さんもあまり量はのめない。飲んだとしてもせいぜいお銚子2、3本が限度。今まではビールかチューハイ。でも「昨年から突然日本酒がすきになった」という。熱燗が好きで飲んだとき「喉が熱くなっていく感じ」が大好きだそうだ。
杉山伸二さん
日本酒を初めて飲んだ時「甘くまろやかで抵抗なく飲め、父親ゆずりで結構強い方。」という。お父さんはアルコールに強くいくら飲んでも悪酔いはしないそうですが、ただ一度だけ不思議な体験があつたとのこと。「出先でお酒を飲んだ後、誰かに案内されてお風呂に入りに行った。入りながら気がつくとそこは風呂ではなく池だった。」という。家族は狐につままれたと今でも固く信じている。
五島たみ子さん
小学校2年の時、お父さんにせがんでお酒を飲ませてもらったが、その時のことは今でも良く覚えているという。日本酒は熱燗で飲むことが多かったようですが、最近は友人に教えてもらった「氷とレモンを入れてロック風」にして飲んでいるという。さっぱりした口当たりで美味しいそうだ。残念ながら土井酒造の大吟醸は滅多に手に入らないので開運で代用している。
平尾鈴子さん
平尾さんが初めて日本酒で酔ったのは高校の時。とは言っても正月料理を作っている最中の出来事だ。日本酒を大量に入れて作る栗きんとんをかき混ぜている間にその匂いで酔ってしまって全身が真っ赤になってしまったそうだ。毎年冬になると温泉のあるところを選んでスキーに行くそうで「旅館では日本酒ですね。暖まるし、ひなびた温泉地に日本酒ってとてもよく似合うんですよね。」雪見酒で乾杯!粋ですね。
掛川タウン誌78%KAKEGAWA 編集人:永倉 章 発行人:やなせかずこ 発行:レターハウス

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