山菜-ゼンマイ

ゼンマイ

シダ植物・ゼンマイ科
 中央高原ではヤマドリゼンマイやオニゼンマイがカラ松林内に群生している。(この時期は地元の人が他人の所有地にどんどん入り込んで採っていく。)標高の低いここ富士見ではそんなには多くないが所々に見られる。

 茶色の胞子嚢が付いている胞子葉以外は利用できる。写真上くらいの状態が最良。写真下の葉の展開寸前のものは食べられるが見るだけにしよう。

葉が展開すると大きなものは一株で1平方メートルくらいの面積は占領してしまう。
 下準備:頭部分10センチくらいの簡単に折れるところを採取。全体に包まれている綿毛を取り除き水洗いする。(出来れば外での作業がよい。)大きめの鍋に湯を沸かし、ゼンマイを入れ重曹(木灰)を入れて柔らかくなるまで茹でる。それを水にさらして、何回か水を替え一晩浸けてねかす。

一晩ねかしたものをもう一度茹でてから、ごまびたしやあえもの、あんかけの具にと色々に利用できる。山菜おこわも美味しい。(保存用の乾しゼンマイは下準備の終わったゼンマイを天日で乾燥させながら手で揉むことを3日位繰り返すという。まだやったことはないが、たいへんたいへん。)