山菜- オオバギボウシ

オオバギボウシ

ユリ科
 山道の脇や落ち葉の溜まった脇の草むらによくまとまって生えている。葉の出はじめは巻いた形で数センチほどのびてくるが、だんだんと開いて写真のようになる。まだ巻いた葉が近くに有るようならこのくらい開いていても十分利用できる。夏には薄紫がかった白っぽい花が咲き綺麗である。

 都会の人たちは園芸植物として育てているという。山では山菜で食べてしまうと言ったら少し驚いていた。雨の日が似合う山菜だ。

 出始めの若い葉柄(せいぜい写真のもの位)を根本で刈り取る。これ以上大きくなったものは葉を捨て、白い部分の葉柄(根本から葉がついている間)を利用する。軽く茹でてお浸しやごま和えでいただく。この辺ではオオバギボウシのことを「うるい」とか「コーレー」と言っている。
ひげ根を取った後のアマドコロの地下茎。