山菜-アサツキ

アサツキ

ユリ科
中央高原別荘地や野営場付近で自生しているアサツキは見たことがありません。この写真のアサツキは蓼科の開けた山間部の畑の土手にあったものをもらってきて原村の元自宅裏の畑の隅に植えたもの。3回株分けして毎年株がどんどん大きくなり、丈は30センチ位で太さは5〜7ミリ位で市販のワケギとそんしょくがありません。

ここ富士見では、山に入ると各所で陽当たりのよいところにはかたまって自生していて、中には道の中央にまとまって出ているところもあります。地元ではあまり人気の無い山菜。その気になって採れば、かごが一杯になるのは数時間とかかりません。

食料品店で売られている栽培品種の細ネギやワケギがこのアサツキに近い味がする。冬には枯れてしまうが、春一番が吹いた後にまた芽を出す。収穫には根を残して、地上に出た葉の部分をナイフ等で切り取り利用する。そうすれば絶えることなく毎年どんどん増えながらでてくる。私はスティックサラダぽく、少量を塩で食べる生が好きだが、軽く茹でて酢味噌あえにしても美味しい。もちろん小口切りにして薬味にも利用できる。春先の爽やかな香りと噛んだときの辛味がなんとも清々しい。