キノコ-カラカサダケ

カラカサダケ

ハラタケ科
 9月の前半から雑木林に発生する。散生が多く一つ見つけるとその周辺にポツポツと発生している。背が高く大きなものは35センチ以上かさが25センチ以上の物もある。表面は褐色から薄い茶色のものまでいろいろあるが、開くと表面は鱗片のようなササクレ状態。柄は以外と細く、かさと同じような色のササクレ状態。根本はふくれていて上方にはツバがある。ここではニギリタケとも言うらしい。かさを握って放すと元のように戻るからだとか。試してみたが、握った時に上部が割れてしまった。放すと一応最初の開いた状態に戻った。
 しっかりとした大きなキノコなので、かさは食べやすい大きさに細かく切ってから、茎は長いので適当に切って裂いた後に、バター炒めや天ぷらがおいしい。特に柄のほうは野菜炒めやゴボウとニンジンのきんぴらにするとけっこういける。
とにかく背が高くかさも大きいのでよく目立つ。初めて見たときはびっくりした。しかし地元の人はあまり興味がないようだ。採っている人も見かけない。