MUSIC IN KAKEGAWA 今、音楽が生活圏
Vol.28 1982年7月号掲載
小沢義一さん(29才)掛川市薗ヶ谷
ジミー・スミスは、僕の生活のスピリッツ!

自宅の居間兼スタジオ(?)にある電子オルガンからジャズのリズムが響き渡る。「ジミー・スミス風」、「ジャズオルガン風」の曲を弾きこなしている小沢さんは、自分だけの自由な空間の中に浸りきっている。

音楽がなければ仕事ものらないし滅入ってくるという小沢さんにとって、音楽は完全に生活の一部となっているようだ。自宅で建築設計の仕事をしているが、仕事中でも音楽は欠かせない。オルガンから離れた時は、ラジオやカセットから音楽が流れる。音楽はストレス解消や一服の清涼剤となっているようだ。

オルガンとの出会いは小学校4年生の時。お姉さんの足踏みオルガンを指の動くまま、でたらめに弾くことから始まった。現在もその域を出ていない。だから、小沢さんにとって譜面は不必要なものである。譜面は一切見ずに自由気ままに弾くのが好きだと言う。だから、グループを組んでコンサートを開いたりということももちろんしない。単独プレーだから、いつでも好きなときに好きな曲を弾くことが出来る。(同じ曲は二度と弾けないそうだ)オルガンに向かえば自然に手足が動く…。音楽が生きている。楽器店の人が「素晴らしい感覚を持っている。」と太鼓判を押すだけあって、その感覚には目を見張るものが潜んでいる。

中学に入学すると同時に、音楽室にピアノが置いてあるのを発見した。以来、音楽室に行ってはピアノを弾いた。しかし、家族から「受験勉強もせずにそんなものばかり弾くな」と言われたり、もちろんピアノも買ってもらえなかったりで、思うように弾くことは出来なかった。その後ブランクがあって、22〜23才位の時に小さい型のオルガンを買って、一年位音楽教室に通った。しかし、その後も若さ故オフロードラリーなどに凝ってしまい、音楽は一時中断。

もう一度挑戦とばかりに、再度音楽教室に通ってはみたものの、仕事が忙しかったのと、やってる曲がポピュラーなものばかりで、自分の好きな曲と違っていたために、おもしろくなくてやめた。その後は独学で、キーボードマガジンを読んだり、プロの演奏する曲を聞きながら徐々に芽を伸ばし始めた。


「たかが音楽」でしょ。


テープを聴くときは、どんな音も聞き逃すまいと、テープがすり切れる程、何度も何度も繰り返し聞く。特にジミー・スミスの演奏が好きで、「何度聞いてもジーンとくる」という位であるから、ジミー・スミスのコピーはお手の物。

若い頃はロックなども聴いていたが、最近はオジンになってきたせいか、ジャズとかクラシック一辺倒になってきたと言う。オルガンを弾くにも譜面がなくても自分だけの世界に浸れるから好きだと言う。しかし、ジャズオルガンのプレイは日本でもレコードは殆ど出ていないし、コンサートも少ないので、唯一の楽しみといえば、火曜日のテレビ「11PM」のラストの30秒。それを見るがために、眠い目をこすりながら起きている。

「クラシックピアノの場合、自分が楽しんで弾けるようになるまでに時間が掛かるし、相性の問題もあるんじゃないかな。途中からオルガンの音が好きになって、5〜6年前からずっとオルガンだけを弾いています。」

現在使っているオルガンは、ローランドのVK9。ローランドと言えば主にコンサート用に作られた電子オルガンだから、価格も百万円以上する。スピーカーもレスリーの回転スピーカーを使っている。回転スピーカーは、音に広がりを与えよりオルガンらしい音を出してくれるからだ。もう、これは趣味の枠を越えている。

ローランドを初めて楽器店で見つけた時、「この音だ!」と感じた。ローランドを手に入れるために楽器店に何度も足を運び、頼み込んだ。このオルガンは限定品で国内でも数少ないので、手に入れるにはなかなか困難である。

「いいオルガンを買うことは小さいときからの夢だった。いつかはきっと手に入れたいと思っていました。人間というのは、ほしいと思っていると知らない間に何とかして買っちゃうもんだ。音楽をやってて得たものといえば、お金使って家の人から文句を言われたくらいかな(笑)。」

やっとの思いでローランドを手に入れてから、生活に張りが出てきたという。余暇を見つけては、ジャズオルガンを弾いている。小沢さんはこのローランドにふさわしい弾き手だ。音楽は趣味でやっている。だから「たかが音楽」という気持ちを持っているけど、それは、すべてドライに楽しんでやるという彼自身の発想からである。だからこそ、最高の楽器で最大限に楽しみたいのかもしれない。
同じ曲は二度と弾けないと言う小沢さん。よくまあ手足が動くものだと感心しました。
富塚 章さん(28才)掛川市葛ヶ丘
「禁じられた遊び」がプロへの道の糸口だった。

趣味が仕事になった時、人は「うらやましいですね。」「いいですね。」と言う。だけど、趣味が仕事になってしまうと、それはもう趣味ではなくなってしまう。厳しいときもあれば、つまらなく感じる時もある。もう、自分の思い通りにはならないからだ。趣味の間は、何かを発散させるために夢中になることもある。しかし、プロになったら納得のいかない仕事でもやらなければならない。そして、常に新しい可能性との戦いである。10年、20年、もしかしたら一生掛かってもその戦いは終わらないかも知れない。

ギタリストの富塚章さんは、東京の杉並で生まれ、10才の時からギターと接している。当時、巷では「禁じられた遊び」が流行っていた。富塚さんは何とかしてこの「禁じられた遊び」を弾いてみたくてギターを始めたのをきっかけに、以来18年間ギターと付き合っている。クラシック、フォーク、ポピュラー、ジャズとジャンルにとらわれない、表現力豊かな演奏は好評である。

「今みたいに落ち着いて仕事をしている方がいいですね。」と言う富塚さんは、有名なコーラスグループのデュークエイセスのバックバンドのギター担当として全国を旅した。しかし、全国と言っても、各地の駅と仕事場(公会堂とか市民文化会館など)とホテルの3カ所しか知らないと言う。

電車を乗り継いで目的地に着けば、すぐにリハーサルの仕事が待っている。そして、本番が終われば後片付けをしてホテルに帰って眠るだけである。一晩眠って目が覚めれば、また次の興業地に出かけて行く。そんな繰り返しであった。ほとんどどこで仕事をしているのかわからなかったと言う。「電車に乗るのが仕事だったみたい」と笑うが、じっくり音楽を楽しんだり、勉強する時間の無い事は、何より苦痛であったに違いない。


九州みたいに有力なギターリストのいる街にしていきたい。


ネム音楽院在学中に、高柳昌行氏、沢田駿吾氏両氏に師事し、短い期間ではあったが「つま恋」で弾いていたこともある。その後、デュークエイセスのバックバンドで全国を渡り歩き、新宿のクラブなどでも弾いたりしていたが、今から4年前に再び「つま恋」に戻ってきて現在もプロとして活躍中である。

そして、昨年からは、楽器店のギタースクールの講師としてレッスンの方も受け持っている。また、リット−ミュージックより教則本、曲集なども出版しており、この掛川の地で幅広く活躍している。

「今後は、この掛川の地に永住して、たくさんの受講生を世に送り出していきたい。自分の教えた受講生の中から、優れた人が一人でも二人でも出てくれればうれしいですね。」と語ってくれた。
いつもは個人レッスンですが、今日は2人まとめてジャズギターの特訓中の富塚さん。(兵藤楽器店にて)
鈴木徹さん(22才)鈴木一弘さん(25才)掛川市十九首
ハードロックに燃え、いつかは絶対プロになる。

掛川でロックバンドを語るとき、「かしみいる」を経た「ソリッドスライダー」の徹(とおる)君を外しては語れない。ソリッドスライダーは一年半くらい前に解散してしまったが、活動期間が長かったのと、徹君がメキメキと腕を上げてきた時期でもあったために、ソリッドスライダー=徹君というイメージが今でも強い。ソリッド時代は兄の一弘君(ベースギター担当)と共に、リードギターとボーカルをこなし大活躍。その超ハードロックは、音楽仲間では有名である。

乗ってくるとステージだけでは物足りず、ギターを弾きながら客席の方まで飛んで来る。果てはPAスピーカーの上にまで乗って、ギターを弾きこなすという術まで披露してくれる。そのエネルギッシュなパワーには圧倒される。

ソリッド解散後、兄の一弘君は家業の茶箱製造業を継ぐということもあって、現在は「キックス」というアマチュアバンドを組んで、趣味程度に抑えている。しかし、徹君の方はますます音楽活動に情熱を傾けている。兄の影響でギターを初めたはずの弟が、いつのまにか兄を凌までになってしまった。

徹君は現在、「マネー」というグループの一員となって、東京を拠点に一ヶ月の半分くらいはライブハウスで活動を続けている。マネーは、最近特に注目を浴び始めた「子供ばんど」のメンバーである谷平君の弟がメンバーに加わっている。

時には、バンドを趣味にしてしまったらよっぽど楽なのに…と思う。しかし、1枚ぐらいレコードを出さなければ絶対に音楽から離れられないと言う。悔いを残さないためにも、彼は根性で頑張り通しているのだ。「絶対にプロになる。」という意識が、あれだけのパワーを生み出しているのかも知れない。

しかし、彼一人の力で音楽活動に情熱を傾けていられるわけではない。周りの人達の支えがあればこそである。特に勤務先の社長については「社長の理解があればこそ、ここまで続けられたとおもう。今の社長に巡り会えたことは、僕にとって、とてもプラスになっているし幸福だ。」と彼は言う。


いいギターはおもしろみがない。


ギターは国産の方が音がきれいだ。しかし、この兄弟には物足りないようである。「音はきれいだけど、誰が使ってもいい音がでるからおもしろ味がないし、個性がないからキライ!舶来のギブソンなんかはどうしょうもないギターで、はっきり言うと捨てたいようなギターだけど、使いこなしが難しいから好き。音域もあるし…。」と口を揃えて答えてくれた。だから二人とも、国産のギターと舶来品の両方を持っているが、国産品はほとんど使わないそうである。


ヤクザにからまれたり、ゆうれい(?)たちにおどかされたり…。


彼等はソリッド時代、関東方面のライブハウスに出かけて行った。特に渋谷の「屋根裏」や、福生の「チッキン・シャック」での活動は多かった。

「福生はヤクザが多くて、すっごい恐いところ…。新しくメンバーに加わったK君を交えてチッキン・シャックに行った時、本番が終わって機材を積み込むためにK君に車を取りに行ってもらったことがある。その時、帰りが遅いからおかしいなあと思っていたら、K君が真っ青な顔して戻ってきたんです。ヤクザにからまれて車を出してもらえなかったんだ。同じ日に、機材を積み終わってもう一台の車の所に行った。もう一台の車にはポケットバイクが積んであり、トランク開けた途端、ヤクザに見つかってしまった。『こりゃあ、何だ!』といって、さんざん乗り回されちゃった。その時、メンバー全員、ガタガタ震えながら『やめて下さいよぉ』と言うのが精一杯だった。」

ステージで見せるあのパワーはどうしちゃったの?こんなことは、ごく一部の出来事である。また、ミュージシャンは夜中に移動することが多いから、怪談話も後を絶たない。いろんな事を経験しながら彼等は大きくなっていく。
鈴木徹さん
鈴木一弘さん
愛用のギブソンSG
MASSY
ダブダブめざしてガンバル乙女5人衆。

MASSY(マーシー)は昨年の4月に結成されたロックグループで、女性ばかりのまったくド素人集団である。昨年の4月に結成されたとはいうものの、実際の活動は今年の4月からだから、日は浅い。ではなぜ、活動するまで一年間のブランクがあったのか、理由は至って簡単である。バンドのメンバーは揃ったが、肝心な楽器が揃わなかったからだ。

結成当時、大石さんの家にドラムセットがあり、岩田さんの家にベースギターがあった。それがロックバンドを作るひとつのきっかけともなった。だがそれ以外の楽器は、資金がなくて買いそろえることが出来なかった。しかし、毎年(つま恋で行われているヤマハ主催)ダブダブコンサートのレディース部門に出場するため、4月に一応楽器を全部揃えて活動を開始した。

この5名は全員が同級生というわけでもないし、職場の仲間でもない。匂いをかぎ分けて、自然に集まって来た仲間達だ。だから呼吸もピッタリ。「喫茶店でワイワイだべっているよえりも、充実感がある。若いときの思い出にやってます。とにかく、普通の女の子みたいにしていたくない。(そのうち普通の女の子に戻りたいなんて言うんじゃないの?)限られた時間を有効に使いたい。」そうです。

仕事が終われば、夕方6時までに兵藤楽器店のスタジオに集まって、週に4回は練習しているという。年の功で寺田幸代さんがリーダーシップをとってはいるが、実際には年齢の隔たりはない。

78%「みんなは今充実している?」

全員声を揃えて「すご〜い充実している!」という答えが跳ね返ってきた。一日でも長くこういう生活をしていたいと全員が思っている。



好きな人が出来ても、バンドの方を選ぶゾ!


78%「好きな人が出来たら?」

寺田「出たっ!みごとにないね。今は全然関心が無い。」
加藤「好きな人が出来て、バンドやめてくれって頼まれても、やめる気はない。」
大石「どっか選べって言われたら、バンド選ぶね。」
岩田「今はダブダブに出るという目標があるからね。その目標がなくなったらどうなるかわからないけど…。当分は今の状態が続くと思う。」
(男性諸君、当分彼女たちに近づいても無駄なようですね。それでもアタックしたい方は、覚悟を決めてかからないと…。)

こうまで彼女たちを音楽に夢中にさせる理由ってなんだろう。今までは喫茶店に入ってお喋りしているただの女の子たちであった。音楽をやる前までは、何かに打ち込もうとする事が見つからなかった。しかし、今は音楽という生きがいを見つけた。楽しくてしょうがないのだ。それともう一つは、ダブダブに賭ける期待が大きいからだ。

最初、掛川地区からのレディース部門の出場は、自分達のバンドだけだと思っていた。これなら不戦勝で勝ち進むという目算があった。しかし、もう一チームが名乗りを上げたので、大いに目算が外れガッカリはしたが、その代わりに「負けてなるものか」というライバル意識が全員に芽生えた。この力は大きい。

全員必死である。もちろん、相手のグループだって必死だ。基礎も知らないド素人が、一ヶ月で2曲弾きこなせるまでになった。つい最近、バランスとかアレンジを指導してくれる人もついたが、それまでは本を読んだりして独学で勉強。だから、技術的にはまだまだであるが、徐々に進歩しつつある。ライバル意識があるから、なおさら上達が早いのかもしれない。今日はメンバーの笹本さんが抜けているが、彼女は21才の最年少である。ダブダブ出場のために引きずり(?)込まれたようである。
笹本えり子さん(21才)掛川市駅通り
キーボード
寺田幸代さん(24才)森町森
サイドギターとボーカル
大石恵子(22才)森町三倉
ドラムス
岩田篤美(22才)森町大鳥居
ベース(ピアノ・エレクトーン歴15年)
加藤直美(23才)森町三倉
リードギター(ピアノ・エレクトーン少々)
ファーミング・ファミリー
バンドでも組む?という軽い気持ちで結成!

♪俺は田舎のプレスリー♪(節を付けて歌って下さい!知らないって?今度教えてあげます。)こんな、田舎のプレスリー集団が、ファーミング・ファミリー(百姓一家)となるわけです。

ここに登場のファーミング・ファミリーは、子どもまで混ざっているというおかしなグループ。お子さんはとおる君といいまして、とおる君はもちろんコンサートなどには出ませんが、監督として「うるさい!」「バカヤロー!」「やめろっ!」の怒鳴り専門。そして、ジャンジャン音の鳴り響くスタジオで、いつのまにか眠ってしまう頼りない監督ではありますが、バンドのマスコット的な存在であります。

バンド名は、結成当時「ヤークバー」と名乗っていた。メンバーの中に町役場に勤めている人が二名いたからという単純な発想からだ。「あんまりカッコいい名前つけても似合わない」というのが、メンバー全員の意見。そもそも結成した動機からして単純だった。

4年ほど前、友人の結婚式で披露宴のバンドを頼まれ、即席のバンドが出来上がった。知らない者同士もいたが、すぐに意気投合した。「せっかく集まったんだから、バンドでも組むか…。」ということで、現在のファーミング・ファミリーの誕生となった。

ニューポップスを主体に、ダブダブやポプコンに殴り込みを掛けたが、いずれも失敗。ポプコンでは一度だけ東海大会まで進んだが、グランプリに輝くまでには至らなかった。だけど音楽はちっとやそっとでやめられない。毎年夏にはコンサートを行なって活躍しています。


それなら俺がスタジオ作ったるわ!と言って本当に作ってしまった。


田舎のプレスリーはお金持ちかどうか知らないけど、度胸の良さでは負けません。「ピアノの音がうるさい」と、殺人事件まであったように、とかくバンドを組んでも場所がなくて思うように練習できないのが実情である。

ファーミング・ファミリーも場所探しにだいぶ苦労した。せっかく探した所も追い出しをくらって、練習する場所がなくなってしまった。「それなら俺がスタジオをつくったるわ!」ということで、増田哲也さんが自腹を切って、自宅にスタジオを作ってしまった。

別に楽器の商売をしているわけではない。本当に音楽が好きで作ったのである。一般の人達にも一時間100円でスタジオを開放している。機材もほとんど揃っているから、ミュージシャンにとって、こんなに嬉しい話はない。夜間は10時30分までです。

メンバーは他にリードギターの増田慎一郎さん(26才・御前崎町御前崎)今回は欠席。
清水洋子(21才)浜岡町佐倉
キーボード
沢入慎次郎(26才)御前崎町御前崎
ドラムス
加藤康志(23才)御前崎町白羽
ドラムス
増田哲也(26才)浜岡町佐倉
ボーカル
曽根正海(29才)御前崎町白羽
ベース
ダブダブ予選通過バンド
W
2
年に一度のダブダブ予選会は、掛川地区のロックミュージシャンが一堂に会して、兵藤楽器店のヒラキホールで日頃の成果を競い合った。6月13日(日)狭い会場は若者達で埋め尽くされた。出演者も汗だくの熱演で、乗りに乗っていたが、やっぱり若い人のパワーにはかなわない。こちとら見ているだけでクッタクタ。全グループの演奏発表が終わった後は、普段だと悲喜こもごもといった所なんだろうけど、意外にも選にもれたグループなんかも遣り切った感で、さばさばしていたように思う。

さて、レディス部門からは、オリジナル曲「哀しみの請求書」でガンバッタ“サニー・サイド・カンカン”が見事予選通過した。「哀しみの…」とは裏腹に、突如♪お勘定は明日 そのひとことが ひとことが 私を軽くする…と、民謡調の曲になり、身振り手振りよろしく会場を沸かせた。曲中の意外性が受けたようだ。そして、シニア部門からは「ハードロックはゴミだ!」とパンクロックで殴り込みを掛けた“ストップ・プレス”と、余裕綽々のベテラン達で結成されたバンド“キックス”が掛川地区予選を通過した。
WIND&WAVE
レディス部門
サニー・サイド・カンカン

海瀬葉子(ボーカル・キーボード)
笠原夕美子(リードギター)
石川ゆかり(ベース)
奥宮厚子(ドラムス)
横山敦子(キーボード)
シニア部門
ストップ・プレス

河住 匡(ボーカル)
中村 毅(ギター)
岡田芳文(ギター)
鈴木 学(ベース)
斉藤勝巳(ドラムス)
シニア部門
キックス

大石まこと(ボーカル・ギター)
小島克彦(ギター)
鈴木一弘(ベース)
宮崎史雄(ドラムス)