掛川1981年
Vol.21 1981年12月号掲載
この一年を振り返って、あなたにとって今年はどんな年でしたか?ただ、なんとなく過ごしてしまったあなた…。嫌なことばかりですべてに失望しているあなた…。いいことずくめで幸福いっぱいのあなた…。あれもしておけばよかったと後悔しているあなた…。もう二度と戻ってくることのない1981年にさようなら。



今年も全国では通り魔、銀行強盗、殺人事件と様々な事件が続発。一向に減る様子もなく、年々増え続ける傾向にあります。原因も様々ですが根本的な要因は根が深いようです。政治が悪いのか、それを見ている国民が悪いのか…。

さて、掛川ではどうだったのでしょうか。新聞の三面記事には、特別大きな事件もなく、まずは安泰、静かな一年でした。(安泰では無いのは生活面だけのようであります。)それでは、1981年の掛川をもう一度覗いて見ましょう。
イラスト:こまいやすこ 文:やなせかずこ 
1月の出来事
2日◆倉真の戸塚利雄さん、地元の山で長さ140センチ、重さ4キロもあるジャンボ山芋(自然薯)を掘り当てる。
4日◆寒風の中で消防出初め式。
5日◆掛川市史資料集近世編が発刊された。江戸末期から明治維新前後の掛川の様子を示した資料。A5判263頁・1,700円。
6日◆凧揚げ人気復活。各地で電線に架かり、中部電力担当者は正月休み返上で出勤。
8日◆掛川西高校美術教諭の鈴木雁氏の「新春風景スケッチ展」が連雀の松花園二階にて開催される。
8日◆市長レポート掛川学事始めの50回分が一冊にまとめられた「地域学のすすめ」が発刊される。B6判355頁・1,300円(清文社)
10日◆夕方、満水踏切(警報機、遮断機無し)で普通電車に跳ねられ若い女性が即死。
11日◆十九首にある逆川橋の架け替え工事が始まる。今までの橋は51年前に建設された。
14日◆ふるさと発見シリーズ第二集「掛川の文化財」が発刊される。
15日◆掛川かるた愛好会による初心者中心の「新春かるた会」城北公民館で開催。
18日◆手話サークル太陽の会による「手話かるた大会」が開かれた。今年で6回目「いろは」かるたを使って手話を見ながらかるたを取るゲーム。手話動作の終わりとともに、かるたを探す。この日は手話落語も初めての試みとして行われた。
18日◆桜木公民館で地域ぐるみの「公民館まつり」が開かれる。今年で3回目。
18日◆第26回掛川市駅伝競走大会で、掛川走ろう会が市内の部で第一位になる。
23日◆小笠社会科サークル(掛川小笠地区の教諭グループ)が「お茶づくり」の授業書を手作りで作り上げ、教材化した。
27日◆二俣線沿線八市四町一村の市町村長が集まって第二回の存続対策協議会が行われた。その中での各市町村の声…

三ヶ日町:豊橋に通学している子どもが多いので、絶対に存続を。
引佐町:乗客は少ないが、セメントの資材搬入などに利用され、欠かせない。
袋井市:通勤通学者の利用が多い。
浜北市:いますぐに廃止することには反対。ただ住民の意識は薄い。
湖西市:議会で廃止反対の決議をしている。とにかく廃止は困る。
森 町:一般町民の利用は少ないが通勤通学の足だ。
掛川市:議会で存続決議、新幹線の誘致も決議したが、二俣線を存続するにしてもどんな形で残すかアイデアがない。
二俣線よ永遠に!
28日◆海がない掛川に「海洋センター」が設置されることに決定。場所は大池の二ッ池。
29日◆オートバイの国鉄職員が城西の市道交差点で、信号無視の大型トラックに衝突し引きずられて即死。
31日◆掛川市青年祭開催。今年のテーマは「見てくれ、聞いてくれ。我われの叫びを」
2月の出来事
5日◆児童生徒美術展が掛川市文化センターのホールで開催。市内の幼稚園から小中学校までの生徒の作品847点を展示。
6日◆掛川市連合婦人会の「第一回掛川市婦人会議」が開かれた。婦人の政治意識を高め、婦人からの視点で市政に対し意見を出したりする目的で開催された。
8日◆二俣線の原谷駅近くの貝塚で300万年前の真珠の化石が発見される。直径12ミリの見事な真珠状。化石の世界的権威である名古屋大学の糸川教授もびっくり。
11日◆東京で女性を殺害した手配中の男が、小笠山で首つり死しているのが発見される。
11日◆榛村市長「可能性の山と村」を出版。B6判、296頁、1,600円(清文社)
17日◆「時計買わねば殺す」と、東京からの行商グループが老人をつけ狙う。
19日◆美容院に置き引きに入った男が捕まる。鏡に自分の姿が映っているのに気がつかずに客のバックを盗もうとしたところ気がつかれて逃走。その後逮捕された。
21日◆掛川商工会議所主催の「第一回掛川商工まつり」が開催される。市内の商工業者57業者が参加し、特産品や各種工業製品などを展示、即売された。
22日◆掛川青年会議所が主催し「雪まつり」が開かれた。富士山麓から運ばれた雪は11トンダンプで8台分。約1,000人の市民が雪にはしゃいでいた。
25日◆こまどり姉妹の「涙の再会公演」が文化センターで開催された。
25日◆災害に備え西町の新地川公園に地下水槽完成。3日間1万人分の飲料水100トンを確保。
28日◆歴史愛好家の市村昭子桟が、掛川に伝わる歴史のあとをたどった「掛川史跡散歩」を自費出版。B6判、94頁、一部600円で販売。
3月の出来事
1日◆掛川市武道大会開催。柔道、剣道、空手、弓道、少林寺拳法の6種目で、小学生から一般の部まである。
3日◆八坂のドライブインで、車泥棒が逮捕される。
3日◆日本国有鉄道経営再建特別措置法により二俣線の廃止が決定する。
6日◆掛川海洋センターの起工式が行われる。
8日◆掛川バイパス開通前に一般に開放し「歩け走ろう会」が開かれる。この日は車を通さないので、散歩をしたりマラソンをしたり、ローラースケートで楽しむ子どももいた。
12日◆掛川ライオンズクラブが交通安全塔を市内6カ所に設置。
15日◆兵藤楽器主催によるロックコンサートが開催され、地元アマチュアバンドが出演。
21日◆自主上映グループの蒼生舍と78%掛川の主催による第三回上映会「竜馬暗殺」が上映される。
24日◆掛川バイパスが午後3時に開通。全長9.9キロ。
25日◆集中豪雨のため、掛川バイパス開通後30時間余りで各所で土砂崩れ、通行止めとなる。宮脇インター西方面200mでは11月に入ってもまだ工事中。
29日◆掛川東高「定期演奏会」開催。
4月の出来事
1日◆いこいの広場の使用料が20〜40%引き上げられる。
2日◆県原水爆被害者の会掛川支部による「広島長崎原爆写真展」が開催され、核兵器の恐ろしさが伝わってくる生々しい写真が60点展示された。
2日◆日本国有鉄道経営再建特別措置法により二俣線の廃止が決定する。
4日◆新幹線こだま号が、掛川市と菊川町の間約14キロにわたり毒性の強いPCBを流しながら走行した事故があった。
5日◆掛川西高音楽部によるオペラ公演開催。今年で14年目。
5日◆第四回掛川茶まつり開催。呼び物のミス掛川茶コンテストで、第四代目に東山の平井美恵子さん(21才)が選出される。
5日◆日坂の国道一号線で、オートバイと乗用車が正面衝突、3人が死傷。
8日◆掛川公園で「花まつり」が行われる。満開の桜がやや散り始めたが、花見を楽しむ市民で賑わった。掛川公園の桜の木は1,500本。
8日◆国勢調査結果の掛川市報告書が発表される。昨年11月1日の統計書。掛川市の人口は64,843人。5年前に比べ約5%増。年齢別人口では、14才までが約15,000人、15〜65才までが約43,000人、65才以上が約7,000人(その内80才以上が1,207人)世帯数は15,871世帯。
10日◆掛川市連合婦人会による掛川婦人議会だよりの第一号「あけぼの」が発行される。2月に行われた婦人議会の内容を編集したもの。
15日◆佐夜鹿の水田で田植えが始まる。佐夜鹿には11戸合わせて3ヘクタールの水田がある。「新茶の摘み取りが始まる前に」と約15年前から一足早い田植えが行われている。
16日◆市内の地区労(地区労働組合協議会)を中心とする勤労者団体の「地方政治を語る会」は交通対策など16項目にわたる市政に対する要望を行った。
21日◆下垂木で幼児が川に落ち水死。
23日◆掛川バイパス開通一ヶ月で利用車両は102,156台、一日平均3,400台。ちなみに国道一号線は一日約25,000台。(掛川バイパスは通行が有料のため)交通公害分散化策もやや不当たりでした。
5月の出来事
2日◆八十八夜。ミス掛川茶コンテストで選ばれた茶娘たちが記念の茶摘みや新茶サービスを市役所前で行う。市内のお茶さんは一斉に新茶を売り出し、市内各所の茶畑には、一家総出での茶摘み姿も見られた。
3日◆市教育委員会発行の「文芸かけがわ」が創刊。A5判92頁。市民の書いた小説、随筆、詩、短歌、俳句、川柳などが掲載。市民の文芸普及と文化の向上をねらったもの。
7日◆市民グループの掛川市歴史教室のメンバーが、古くから歌い継がれてきた「わらべうた」118編を一年がかりで発掘し刊行した。100頁・600円で販売。
10日◆「第二回遠州婦人合唱祭」が掛川東高で開催される。
10日◆第21回ポピュラーコンテストつま恋本選会が開催。グランプリに富山市の伊藤敏博さんの「サヨナラ模様」が受賞。エントリー曲は26曲。
10日◆松月流中部支部主催の「新茶を楽しむ会」が開催される。
19日◆中央二丁目にある遠江踏切の立体化工事が着工。約3年後に完成するとのこと。一日の通行量は約3,000台。
21日◆掛川市議の原田長十氏死去。
23日◆小学生の自転車の安全な乗り方コンテストが行われる。
24日◆下垂木の小崎工務店の金庫が荒らされる。アセチレンバーナーで切断されたが、中身は書類だけで実害は無し。翌日、磐田市でも同一犯と思われる犯行があった。
27日◆掛川中央小学校の岡田文平教頭が、理科の実験をよりわかりやすく楽しくするために、角形ビーカーを考案。全国の教職員発明展でも入賞。
29日◆原里の加茂元照さん「最新花菖蒲ハンドブック」を出版。B6判194頁・1,700円(誠文堂新光社刊)
30日◆全国一の花菖蒲の品種がそろう加茂花菖蒲園が開園。約2.5ヘクタールの園内には約1,200種・百万株が植えられている。
30日◆掛川西高の文化祭「葛城祭」がはじまる。31日まで。
6月の出来事
1日◆全日本写真連盟掛川支部主催による「掛川の里」写真展開催。掛川の里をありのままに捉えようとの試み。7日まで旧ヒラキビル1階にて。
2日◆統一劇場「出航」が掛川文化センターで公演される。
4日◆小笠山縦貫道が完成。市内の久保から袋井市、大東町を経て大須賀町を結ぶ全長6.26キロの未舗装道路。
8日◆二俣線存続沿線市町村対策協議会第二回会議開かれる。天竜市で開かれたので、市町村長らは、二俣線に体験乗車。決議採決は「住民生活に密着した二俣線の存続を、国、県に強く訴える。」とのこと。豊橋市の青木茂市長は「国鉄は経営状態が悪いから廃線するという。チエのない話だ。経営の仕方が悪いことをタナに上げている。」と言う。
9日◆掛川市役所の桑島助役が退職する。
11日◆公共用地として活用と「北池」を市が買収へ。北池は26,705平方メートル。旧三笠村の農業用ため池として使われていたが、現在では農業用水も使われておらず、周辺は宅地化が進んでいる。
12日◆三年計画で市内の遺跡分布調査実施決まる。推定では市内に古墳が千基以上、中世の山城跡も50カ所以上あるとされているが総合的な調査は今まで行われていなかった。
15日◆ユージン市から中高校生11人が友好親善訪問。今回で二回目。市内の家庭に泊まり、日本の生活を体験。
21日◆第一回全国家庭婦人ソフトボール大会の東海大会で、静岡県代表の掛川コスモスが善戦。第三位。
23日◆市役所の新しい助役に建設省都市局都市計画課建設専門官の深水正元氏が就任。
24日◆梅橋の伊藤さん宅が全焼。原因はふ化器の過熱。
24日◆西ドイツのジュッセルドルフで開かれた「現代彫刻コンクール」で掛川出身の鈴木淳さんが第一位になる。
26日◆原田小学校校舎改築完工。事業費は2億9,300万円。
26日◆桜ヶ丘中学校校舎改築完工。事業費は5億2,000万円。
28日◆小笠町にある「草笛共同作業所」の関係者達が、施設の整備資金を集めるために、駅前のジャスコ前でチャリティバザーを開催。同作業所では、障害を持つ人たちが毎日かよって洗濯ばさみの組み立てや印刷などの作業をしながら回復訓練に励んでいる。
28日◆つま恋で開かれているダブダブコンサートの掛川地区予選会が兵藤楽器ミュージックセンターで行われた。予選通過バンドは、ローリーポップ、ホラッチョ雲助ブルースバンド、ぴいまんぼおいず、ザンジバルの4バンド。参加バンドは15組。
7月の出来事
1日◆屎尿くみ取り料金が6.7%値上げされる。
1日◆市総合福祉センターが老人対策のひとつとして能力活用センター開設。仕事を求めている老人の登録、受け入れ事業所や家庭の公募を開始。
5日◆文化財愛護少年団が発足。郷土の文化財について勉強。
5日◆本所で二人乗りのオートバイが運転ミスで廃材に激突。同乗の少年が投げ出され、後続の車にひき逃げされ即死。
6日◆二番茶は二割減産。
6日◆酒店の店員が乗ったトラックが指名手配中の男に強奪される。
8日◆千羽にある自転車店経営者が、シンナー常習者にトルエン入りのゴム糊を販売。なんとその数250缶。
11日◆吉田拓郎「公開リハーサル」つま恋で行われる。
13日◆桜木の雨桜神社のぎおん祭が開かれる。打ち上げ花火もあっていよいよ夏も盛り。
14日◆生涯学習センターが北池を埋め立て建設されることに決定。市民の声は賛否両論。
19日◆海洋センターがオープン。市の負担は6,600万円。
21日◆成滝の富士技研工業で国内初の発泡スチロール製のロボット「ロボ君」が完成。
21日◆合成洗剤追放へと、掛川消費者協会が「洗剤問題の学習会」を開く。
22日◆倉真で、オートバイで農作業に出かけた男の人が9.4メートル下の沢に転落し死亡。
23日◆矢洗場、神代地のお開帳。24日まで。
25日◆倉真小学校の新校舎完成。事業費は2億5,200万円。
31日◆泉地区で地元小学生と西山口地区らの共同キャンプ生活。古代人の生活を体験するために、わら小屋を作り、わら草履や弓矢作りを体験した。
8月の出来事
1日◆子ども達の冒険とたくましさをはぐくむ「冒険の森」を大池に建設することに決定。
2日◆ダブダブつま恋決戦。市内からは「ぴいまんぼういず」が優秀賞を獲得。
4日◆原里で、89才の女性が自宅の庭でバックしてきた車にひかれ即死。
7日◆第11回「日本の祭」に仁藤の大獅子が参加。
8日◆南佳孝コンサートがつま恋で開催される。
9日◆二俣線の前身である掛川鉄道の路線計画図が大日本報徳社で発見される。(明治時代のもの)会社創立願いに添付したとみられる路線図。
11日◆第二回掛川婦人会議が開催。
14日◆高田の子供会の18人が、岡崎市内で食中毒にかかる。
15日◆掛川納涼まつりが開かれる。涼を求める市民で中心街は人の波。16日まで。
16日◆中遠地区卓球大会開催。
16日◆掛川東高で評論家の「樋口恵子」講演会が開かれる。
18日◆アメリカオレゴン州にあるユージン市へ第4次訪問団として24名が出発。
18日◆老人対策の一つとして開設された能力活用センターの名称が「掛川市先輩市民センター」として発足。現在60才以上の市民88名が登録されている。主な仕事は、日曜大工・ペンキ塗り・庭いじり等緑化美化・掃除、草取り・子守・家庭教師など。
22日◆サザンオールスターズのコンサートがつま恋で開かれる。
23日◆第27回掛川市長杯争奪バレーボール大会開催。
23日◆第一回全国家庭婦人ソフトボール大会に「掛川コスモス」が出場。缶大会出優勝、東海ブロック大会で三位の成績をおさめており、28〜46才の婦人14名で4年前に結成。
25日◆杉谷の工事現場より、ブルドーザー2台が工事現場従業者になりすました2人の男に盗まれる。横浜で売却されそうになったが、このブルドーザーを運送した業者に不審に思われ事件が発覚。
29日◆高校生7人を含む15才と16才の少年12人が、50ccバイク14台を次々に盗み、乗り回してガス欠になると池や山の中に捨てた。盗まれたバイクはいずれもキーの付けっぱなしのものばかり。少年らは「スピードが出るバイクで突っ走ると何もかも忘れられる。それがほしかっただけ。」と。
9月の出来事
2日◆柳町の小野田さん宅の金庫が盗難され、歯科医師会の会費134万円が盗まれた。
3日◆市長選が告示。共産党の山田俊弘氏と保守系無所属で現職の榛村純一氏が立候補。
10日◆小笠山にキジ80羽とヤマドリ15羽が放鳥される。
13日◆日坂の事任八幡宮お祭り開催。
13日◆掛川西高第21回定期演奏会開かれる。
13日◆市長に榛村純一氏が再選。開票結果は榛村純一氏27,251票、山田氏が4,687票。投票率71.09%、有権者46,487人。榛村純一氏の公約は「生涯学習運動の普及徹底、就業構造の多様化、所得機会の拡大、市民病院の改築、保健・医療・福祉の充実。
17日◆福祉生活部福祉係長が自殺。
18日◆掛川海洋センターの体育館が完成。運営管理などは市教育委員会が行うとのこと。
19日◆掛川東高文化祭が始まる。。
20日◆第21回小笠掛川「子どもを守る文化会議」開かれる。
24日◆生涯学習センターの基本構想図が完成、公開される。
24日◆市農協のクリ品評会で、桜木の山崎昭さんが優等。掛川は県下一のクリ産地で、市内には70ヘクタールのクリ園がある。
25日◆第11回全国報徳婦人大会が開催される。
26日◆南正人ライブコンサートがひょうたん島で行われる。
27日◆千羽で工場が全焼。損害額は約3億円。
29日◆日坂第一製茶農協が、中国で飲まれているウーロン茶のような、半発酵茶の「掛川マイルド茶」を試作。
29日◆第28回掛川市畜産共進会が開かれる。。
29日◆廃止線候補に上っている二俣線に八百半デパートが、第三セクター(官民経営)方式を提案する。
10月の出来事
4日◆第22回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会が行われ、グランプリにアラジンの「完全無欠のロックンローラー」が受賞。
4日◆地元高校生バンドのクラッシュ・シティ・ロッカーズが、ひょうたん島でライブコンサート開催。
9日◆ユージン市より親善訪問団8名が掛川に来る。
9日◆集中豪雨。市内各地で被害。床上浸水14戸、床下浸水167戸、田畑の冠水120ヘクタール、道路決壊11カ所、崖崩れ16カ所。
9日◆掛川祭が夕方から行われる。11日まで3日間市内は祭り一色に染まる。
14日◆北池の生涯学習センター建設につき、多目的な市民のたまり場にしようと、市民研究会が発足。
16日◆大池に計画されている東遠カルチャーパークの用地4ヘクタールを先行所得。事業費は、3億6,000万円(利息も含む)
22日◆城西のスナックに覆面男が「金を出せ」と侵入。何も取らずに逃げ出す。
24日◆逆川に稚鯉6,000匹が放流される。
24日◆「東遠地区県民会議」が開催される。地域づくりや青少年問題について討議された。小笠掛川から住民代表も51人参加。テーマは「夢のもてる小笠」。
25日◆富塚章ギターコンサートがひょうたん島で行われる。
25日◆掛川市老人スポーツ大会が東中学校で開催される。今年で9回目。主催は掛川市老人クラブ連合会。
28日◆「朝6時の放送がやかましい」との苦情により、11月1日より早朝の放送(防災行政無線)中止を決定。「聞かない権利」が尊重される。
11月の出来事
1日◆大庭一浩ライブコンサートが、ひょうたん島で行われる。
1日◆第6回少年野球大会の2日目で準決勝に大須賀、栄川、桜木、桔梗が丘が勝ち残る。
2日◆第4回優良掛川茶荷口品評会が開かれる。市内の茶商たちが仕上げた「仕上げ茶の品評会」で「掛川の誉れ」(キロ5,000円クラス)の優等に大塚製茶。「掛川の香」(キロ3,000円クラス)の優等に丸山商店が選ばれた。
2日◆中国のジャーナリストの目で日本の産業や教育の実情を視察している「中国三誌訪日代表団」の一行4人が掛川市を訪問。駅前を視察したり、都市改造の手法意見交換を市長と行ったりした。
3日◆第6回掛川少年野球大会の決戦で桔梗が丘と栄川が対決し、圧倒的点差10対0で桔梗が丘が優勝。
4日◆市内の各自治区の区長と市当局とが市政や地域づくり等の意見交換をしようという試みの「市民総代会地区集会」が開かれる。行政に住民の声が本当の姿のまま反映されるか。
5日◆子ども達のための「冒険の森」(仮名)の名称を市民から募集開始。「子ども達の夢を育てる施設にふさわしい名称を」と来年2月まで受付。助成は日本宝くじ協会。子ども達の夢は宝くじで?
7日◆大池に計画されているカルチャーパーク用地取得に特別会計が設置される。金額は3億2,700万円。
8日◆ジュニア・オリジナルコンサートがつま恋で開催。
11日◆サツマイモの増産技術保存会設立の話が持ち上がる。幡鎌の鈴木さんが一株に約50個(約10キロ)のサツマイモを作りその技術を実証。
13日◆居尻地区で簡易水道工事が始まる。いままでは自然水に頼っていた。
14日◆第一回小笠掛川教職員作品展が文化センターで開かれる。油絵、焼き物、染め物、写真などが展示される。15日まで。
15日◆午後5時、西遠江踏切で、84才になる女性が貨物列車にはねられ即死。
16日◆成滝の掛川魚市場西側に、水産物の安定供給を目的とする「東遠水産物流センター」が起工。
20日◆西町の静岡銀行前に市内初の身体障害者用の公衆電話ボックスが設置される。幅1.2メートル、奥行き1.6メートルで車椅子が出入りできる。
22日◆県下初の「手話まつり」が文化センターで開催される。耳が不自由なろうあ者のことを理解してもらい、健聴者との交流を深めるのが目的。会場には400人余りの人達が参加。(菊川町では8日に開催。)
28日◆丹間の県道から34メートル下の原野谷ダムの谷底に軽トラックが転落。運転していた男性が死亡、他2名は怪我。
29日◆蒼生舍+78%の第四回自主上映会「サード」がひょうたん島で上映される。
12月の出来事
2日◆心身障害児と親たち50人余りにミカン狩りを楽しんでもらおうと「掛川市手をつなぐ親の会」が幡鎌の鈴木賢司さん宅に招待。
3日◆日本のフォーク界の草分け、高田渡がひょうたん島でライブコンサートを行う。
5日◆「くらしの工夫・明日へのゆとり」をテーマに第13回掛川市消費生活展が文化センターで開かれる。6日まで。
6日◆第6回掛川健康マラソン大会が開かれる。参加者840名
6日◆今年のつま恋で行われたダブダブの優秀賞バンド「ぴいまんぼおいず」のライブがひょうたん島で行われる。
11日◆下俣の市営富士見台霊園の一画に「畜犬慰霊碑」が完成。
13日◆文化センターホールで「生涯学習推進市民大会」が開かれた。「地域活動態勢の整備と充実」「青少年の育成」「あいさつ、美化運動の励行」を重点目標に地域づくりを進めることを申し合わせた。
13日◆深夜3時頃ドライブ帰りの乗用車が側溝に転落。女子中学生ら6人怪我。
14日◆午後5時10分頃、大池の掛川バイパスで一輪車を曳いて歩いていた男の人が乗用車にはねられさらに後続のトラックにひかれ即死。同バイパス開通以来初めての死亡事故。
16日◆伝統工芸の掛川手織葛布を紹介したパンフレットが完成。
18日◆掛川小笠地区の医師で作っている小笠医師会が「小笠医師会史」をまとめ発刊した。掛川小笠の古い医家伝、集めた資料篇、江戸末期から現在までの医師達の名簿などが収められている。
18日◆掛川4Hクラブが掛川市農協で、一年の活動成果を発表。
20日◆午後6時55分頃、家代で農家の離れを半焼。出火原因は石油ストーブの過熱。
25日◆ヤマハ発動機労働組合磐田分会が、市内福祉センター内にある身心肢体不自由児の通園施設「つつじヶ丘愛育園」にエレクトーンをプレゼント。
27日◆樹珈里ナイトパーティが平安閣で開催。150名の男女が参加し大盛況。
27日◆日産静岡会が市内にカーブミラー9基を寄贈。

1981年を振り返っていかかでしたか?全国的に騒がれている程のニュースも有りませんでしたが、あなたの身近でこんなにも多くの出来事があったんですね。「人の噂も七十五日」とよく言われます。後から言われたり、見たりして「あぁ、あんな事もあったんだなあ」と思うのが世の常。しかし、恨み辛みだけは、後生大事に冥土の土産にまで持っていったり、はたまた化けて出たり…。イヤですねぇ。嫌なことはみ〜んな忘れて、いいことだけを憶えていられたらって思っています。
さて、来年は掛川にどんな一年が訪れるでしょうか。明るいニュースが多いといいですね。78%でも、明るい話題をいっぱい提供していきたいですね。来年も元気で会いましょう。では、1981年にさようなら…。