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堅苦しいことはぬきにして、自由な発想で…
菊川町の駅前文化プラザで1985年8月8日〜16日までの9日間「第11回・のびのび展」が開かれた。これは82名の子どもから大人までの書と絵画、340点の作品を集めて展示されたものであるが、普通の展示会と違うのは、堅苦しいことは一切抜きにして、お手本もなし。題材も自由に、子ども達に選ばせている所だろうか。
昨年までこの「のびのび展」は書道だけであった。書道の場合何も残るものがないので、子ども達のために何か残してあげたいという書道塾の宮崎陽子先生の意思で出発した。だから、書写だけでなく、年齢別にそれぞれ自分で書いた文字を、お皿に焼き込んだりすることも行う。
そして、今年は横山良美氏のアトリエで学ぶ子ども達の絵画と、フランスの子ども達が描いたニースのカーニバルの絵画も仲間入りして。会場に彩りを添えた。
大入り……満足。
「文字だけだとちょっと堅苦しいのか、横を向いて帰ってしまう人もいるんですけど、今年は絵画もあったので、みなさん会場に入りやすかったようです。これからもぜひ絵画と一緒にやらせていただきたいと思っています。」と、宮崎先生。
菊川町駅通りの納涼まつりと重なった日は、1,000人から1,200人のお客さんがあったそうで、3日間は連日大忙し。高学年の子ども達が毎日交替で接待に当たっていたが、この日ばかりは「こき使われた」とブツブツ文句を言っていた。しかし、子ども達にとって何よりの体験であった。そして、この作品展は学校や行政が主催するものと違って、型にはまらず、自由に書けるので、子ども達にとっても楽しみな企画のようである。 |
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