錦鯉研究会がヤマメの養殖
Vol.61 1985.4号掲載 
ウォッ(魚)ヤマメだ!ギョギョ!(魚々)

「塩焼きをもって最上とする」ヤマメは、軽く塩をして、ヒレや尾に多めに塩をまぶし、弱火か遠火にしてじっくり焼き上げるのがコツ。味は絶品。精が付くといわれて病弱者や老人にも喜ばれている。ところが、せっかく釣りに行っても、釣るのが難しいためなかなか釣れないようで、天然物も市場には滅多に出回らないため貴重な魚になりつつある。

この貴重なヤマメを、昨年から錦鯉研究会の仲間が養殖を始め、25センチ前後の大型のヤマメが一年中手に入るようになった。しかも、生きたまま持ち帰ることが出来るので、春や夏の野外バーベキューや、キャンプ等で大いに利用してもらいたいものである。持ち帰り袋には冷たい水と酸素が入れてあるので5時間ぐらいは大丈夫だそうです。

キャンプ地で川の一部を堰き止めて、その中にヤマメを放して子ども達につかみ取りをさせたりすれば、自然の野趣も満喫できて一石二鳥。もちろんその後では、バーベキューでthank you!

一匹250円位だけど、量に応じて安くなるそうです。(最低20匹くらいから販売)必要な日の3日から一週間前に連絡してほしいそうです。尚、このヤマメは毎月第2日曜日に行われる「法泉寺の朝市」にも出される予定です。

錦鯉研究会ではヤマメの他に、錦鯉とヘラブナも養殖しており、錦鯉は趣味や新築祝いに最適ですが、こちらはまだ小さいので、今年の秋頃から出せるようになるとのこと。

予約や詳しいことは、掛川市滝の谷「滝本旅館」tel.9-1126まで
                 (文:やなせかずこ)
川で釣れるヤマメよりかなり大きい。食べ応えがありそうだ。
持ち帰り用のビニール袋には酸素を入れてあるので水温を低く保てば5時間ぐらいは生きている。