昨年12月7日に盲目のシンガーソングライターの長谷川きよしさんが、掛川で初のライブコンサートを掛川のライブハウスひょうたん島で行った。尊敬している浅川マキさん(掛川座でのコンサートを何回も開催している)から、掛川の話を聞き、ぜひ掛川でやってみたいと、今回のライブが実現した。
長谷川さんは2歳半で失明。両親は父親が豊田町、母親が磐田市見付の出身ということもあり、生まれ故郷に帰ったようだと、しきりに懐かしがっていた。ヒット曲には「別れのサンバ」「黒の舟唄」「透明なひととき」などがある。特に「男と女の間には、暗くて長い川がある…」という黒の舟唄は、いまだに隠れたヒット曲となっている。1973年から二人でひとつのリサイタルを作ろうと「ふたつの顔」シリーズコンサートを開始した。愛川欽也、加藤登紀子、中山千夏、五輪真弓、永六輔等が共演。(敬称略)
長谷川さんと会う前は暗いイメージを抱いていたが、話してみると、とても明るくて、ざっくばらんな人柄でした。
(文:やなせかずこ) |
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