市からろうあ者への2回目の回答書
Vol.23 1982.2月号掲載 
昨年12月に引き続きろうあ者問題を取り上げます。専任手話通訳者の件と、手話通訳者の研修費補助についての途中経過報告です。

<要望事項> 一.ろうあ者が、いつでも手話通訳を受けられるように、福祉事務所に専任手話通訳者を採用して下さい。

<第1回目の回答> 手話通訳の申込者が広域にわたってきていることなどから小笠郡下の各町とも連絡をとりあい協議していく考えです。

<第2回目の回答> 近隣市町村会議で市長より話を出したが、結論が出ないまま現在も継続的に話し合っているという形で進めている。福祉課としての対応は、専任手話通訳者の採用としてではなく、派遣費の増額という形で予算議会でも説明してきた。そこで、第一段階で昭和57年度予算を50万円(現在は年間で25万円)のアップということで要求している。3月下旬にははっきりした回答がでる。


<要望事項> 四.手話通訳者の研修費の補助について

<第1回目の回答> ろうあ者に対する理解と手話技術の向上を図るため手話通訳者の研修費として市で少しでも手助けすべく予算化を検討します。

<第1回目の回答> 新しい項目なので、新たに新設をして補助を要求した。どの程度の要求額が通るかわからないが、全く通らないということはないと思う。これも3月下順には、はっきりとした回答が出せると思う。


※ろうあ者のいつでも利用できる集会所に関しては、生涯学習センター建設に伴い、「福祉の部屋」として障害者がいつでも利用できる部屋を一部屋設けるという案も出たが、センターを利用する各種団体が多すぎて、どういう形にしても個室は設けられないだろう。10部屋くらい設けるので、空いている部屋を申し込み順に使ってもらう様になるだろうと言うことだった。生涯学習センターの完成が一年以上先の昭和58年3月なので、はっきりした結論はまだだせないという事です