No.1~No.25
創刊のことば
1980年、掛川もご多分にもれず多様化時代を向かえているようです。創造的な生活を楽しみたい、自分自身で何かを創り上げたい、そんな本物の個性を求めている方も多くいるはずです。が、個性があるとかないとかを重視する反面、その個性を見失って把握できないまま、この多様化の時代、情報過多な社会自体に流されたり、おぼれてしまっているようにも思われます。
そんな情報過多の時代に対し、この78%は、ただ単なるお店の為の宣伝誌にはしたくありません。常に読者の為の情報提供であることを主とし、できるだけ多くの読者参加を目的としたタウン誌78%にしていきたいと思っています。               永倉 章
編集雑記
やっと第一号が完成しました。今、とっても充実しています。78%が発刊できたのは私達の力だけではありません。まわりの人達の温かい心遣いに支えられて、こうして発刊することができました。この誌面を借りて一言お礼を言わせていただきます。「本当にありがとうございました。」78%は読者や商店の人達のコミュニケーションの場です。多いに利用して下さい。私達もこの編集後記を書き終えれば久し振りに早く我が家に帰ることができます。たまには、お父ちゃん、お母ちゃんの顔を拝ませてもらってから、ぐっすりと眠ることにします。毎夜、帰りが午前様のため、いつも、いつも真白いまなこで見られて居ります。この誤解を解くためにも、素晴らしい雑誌にしようと頑張りました。息つく暇もなく5月号も頑張ります。ご協力お願い致します。(Y)

◆もう春か。創刊号が出る4月には、桜も満開。進学やら入学やらで忙しい時期でもあります。78%も新入生!まだわからないことも山ほどあります。実行しながら考えていく、考えながら実行していく、どちらでもいいけど、ともかく読者の方々と多くを語りたいタウン誌として出発しました。そのためにも、読者の方々のいろいろなご意見・批判を待っています。これまでに協力してくれました多くの人達に感謝致します。これからも、ご協力よろしくお願いします。そうそう、情報も持って来てください!(N)
創刊号  No.01
1980年4月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ

巻頭のことば
さまざまなことに心を開くことは大切なことです。多くのことがら、多くの人々と出会い、話し合いながら自分を考え直し、また新たな考えを積み重ねていく。他の人は何をやっているのだろうかと、批判する前に、自分は今、何をしているのか、そして何を目的として生きているのだろうかということを、もう一度考え直すことも大切ではないでしょうか。78%も読者に期待し、読者も78%に何かを期待していると思います。その期待に応えるためにも、多くの読者参加をお待ちしております。
編集雑記
今、小・中学生の間で流行っている言葉知っていますか?「めだか」に「教科書」。これ、ブスの人を指して言う言葉だそうです。「めだか」は、すくいようがない。「教科書」は、もう見るのもいや。という意味だそうです。なる程と感心したものの、相手の立場に立ってものを言って欲しいものですね。女にとって非常にキズつく言葉です。こんな言葉のある事も知って下さい。「美人は3日であきてしまうけど、ブスは3日もすれば見慣れる。」顔に化粧をするよりも、心に化粧をすることを忘れないでほしいと願うひとりです。一度出した言葉はもう取り返しがつかないのです。世の中の男性諸君!あなたは顔で選ぶか、心で選ぶか。よ〜く判断されたし。(Y)

◆ある新聞記者の方に、「3号雑誌(3号出すと消えていってしまう雑誌のこと)になるんじゃないか。」と言われ、またある人には「20万人ぐらいの都市じゃないとタウン誌は育たない。」とか言われながらも、読者からの激励の電話、お便り、遠方からの年間購読の申込み、多くの方の編集室への訪問などで、3号雑誌という言葉さえも次第に消えてしまいました。とにかく読者あっての78%。ご感想・批判・投書、どんな形のものでもかまいません。多くの人の参加を期待しています。兎にも角にも、第3号も頑張ります。(N)
No.02
1980年5月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ

巻頭のことば
78%読者にうれしいお知らせです。6月号より新コーナーが誕生!その名は「読者プレゼントコーナー」スポンサーの方々のご好意により、多くの商品を提供してもらいました。詳しくはP37をご覧下さい。それでは6月号、すみからすみまで、じっくり読んで下さい。
編集雑記
街に取材に行くと、そこら中に若者がたむろしている。中・高生の集団。とってもにぎやかです。何が面白いのか、キャーキャーと騒いで…。ちょっとした事、なにげない事すべてが楽しい時期なんですね。思い起こせば私にもそんな時期があったっけ。今でも時々、気が狂ったみたいにやたらおかしくて笑いこける事があるけど…。若さっていいな、素晴らしいな〜と、取材に行く度に思う。だけど、「男の子。もっと元気を出しなさい!」と言いたい。隅っこの方に押しやられたような格好で、ボソボソ話しをしながら「何かおもしろい事ないかな」と、しけた顔をしている。おもしろい
事は自分で見つけなさい。(Y)

◆78%編集室には、日に平均3〜4人の来客があります。映画をつくりたい人、自分のアニメを出版したい人、今の教師の立場はこうなんだと言う人、音楽家になるんだという人、何か手伝えることない?と言って手伝ってくれる人達、こういう映画、演劇を見てきたと感想を言いに来る人。みんな何か目的を持ち、それぞれの立場で活動している人が殆どで、話を聞いているだけでも、その熱気が伝わってきます。今月の若者アンケートとは裏腹に、本物の文化ってこうやって育っていくのかなと思う今日この頃です。みんな頑張っているな、78%もカンバルぞ!(N)
No.03
1980年6月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ

巻頭のことば
78%KAKEGAWAは、常に読者の参加を求めています。そこで、次号からここのスペースを読者にプレゼントします。イラスト・漫画・詩・写真・人物紹介など、なんでも募集します。ご自由にお使い下さい。ここの巻頭ページは大切な部分ですが、涙を呑んで解放!有効にお使い下さい。そしてもう一つお願いがあります。「あれも言いたいこれもイイたい」コーナーのお便りを下さい。あなたのハガキが明日の78%を創るのですぞ!
編集雑記
5月の街はいつもより人通りが少ない。「毎年この季節が来るとバッタリお客が減ってしまう。」と、あっちこっちの商店でぼやいている。パートで来てもらっている人もこの季節になると大部分の人が職場を離れて行ってしまうと、企業の人事担当者もぼやく。掛川の街ってやっぱりお茶の占める割合が高いんだなと痛感せざるを得ない。お茶の善し悪しで一年の景気が左右されてしまう。今年は霜害も昨年ほどではなくまずまず安泰というところ。今年は昨年以上に掛川の街が活気づいてくるといいのにな〜あと願わずにいられない。私も今から差し入れで戴いた新茶を一服…。新茶の香りが良い匂い。(Y)

◆居尻に取材に行った時の事。今度居尻地区で地域的な公報をだす会議があり、その時に出た資料がなんとこの78%。ウァ〜感ゲキ!でも、地域の広報なら単なる情報提供に終わらず、個人の様々な考え、行動様式、自然保護等の議論、伝統、そして多出する方法論などの地元住民の発表の場であってほしい。それを元に、多くの住民の意見を聞き、よりよい方法で地域活動を行っていく為のものであって欲しい。一部の人間の「おしらせ式」ではなく、そこに生活する人間の人間らしさの追求、試行錯誤を繰り返しながら、まとめ役になり得れば、非常にすばらしい公報になると思う。(N)
No.04
1980年7月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ

編集雑記
ついに5号が出た!最初は3号雑誌と言われたり、雑誌を読んでくれてもあまり反応が無かったり(最近はかなり反応があります。)で、ショックを受けたり、くじけそうになった時も何回か有ったけど、ついに5号を出すことができました。陰でいろんな人から応援してもらったり、励ましてもらったことが、今の自分にとって何よりも大きな収穫だったと思っている今日この頃…。78%編集室は年中無休です。この6ヶ月間一日の休みもなしで頑張ってきました。一人でも多くの人に自分達の住んでいる周りのことを、隅から隅まで知って欲しくて頑張っています。そして一人でも多くの人が参加してくれる事を望んでいます。(Y)

◆78%も号を重ねるにつれ、多くの人の参加を得られ、そして、取材をしていく内に小さな町に思えた掛川にも、様々な人達がいるんだなあと実感している毎日です。だが、この経験をいかに掲載するかが当面の問題なのです。あれも載せたい、これも載せたい。でも、スポンサーも大切だから…。、いっそのこと隔週にして出せば…などと無理な事を考えたこともありました。だが、今のスタッフからしてみればこれもボツ。そこで、今月号は4ページ増やし、読者参加のためのハガキまでつけて、多くの意見を広く求めようと企画。そして、9月号もページを増やす予定でいます。みなさん、どんどん参加して下さい。梅雨も明け、8月号の編集もやっと終わり、明日は休みがとれそう。のんびりと花火見物にでも出掛けようか。(N)
No.05
1980年8月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ

編集雑記
平日の朝晩は、駅通りと中電大通りが通勤通学者の人の波。正午には食事に出掛けるサラリーマン風の男性達が食堂やレストランに消えていく。夕方、書店の中は満杯。夕食の買い物の主婦でスーパーの前や店内はごったがえしている。夜の7時、シャッターを降ろす商店がボチボチ出始める。8時、連雀、中町、西町の街路灯の明かりだけがいやに明るい。人影はまばら。商店は半分以上がシャッターを降ろして店を閉じている。駅前通りは街路灯も無く、開いている商店の明かりだけが頼り。夜の9時。ほとんどの商店は完全に閉じてしまう。営業しているのは飲食店のみ。駅通りは真っ暗闇。まるで死んだ町のよう。昼間の騒々しさはどこに消えてしまったのか。時折、酔っ払いが気持ちよさそうに大声で演歌などを歌いながら通り過ぎて行く。不思議なことにフォークソングやニューミュージックは間違っても歌わないのだ。(Y)

◆投書のハガキを付けたおかげで、多くの読者からご意見をいただきありがとうございました。あれも言いたいコーナーに、すべて掲載できませんでしたが、次回には必ず掲載しますので、より多くのご意見をお待ちしております。それと、もう一つお知らせ。もうすぐ編集室が移転します。次の場所は、いまの所の少し北側になりますが、まだ確実には決まっていません。10月の中頃には新しい編集室で秋の夜空を見ながらこの編集雑記を書いていることでしょう。(N)
No.06
1980年9月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ

編集雑記
天高く馬肥ゆる秋。人間さまもブクブク、ぶよぶよ。人は「中年太りだ。」と憎たらしいことを言うけれど、決してそうではないと信じている。だけど、高校生や若い人達が来る度に嫉妬する。人間である以上、誰もが年をとっていくんです。これは人間の宿命なのだ…。(Y)

◆夏休みには、学生たちがよく遊びに来て、「アルバイトをやらせてくれ。」だとか、「将来ここで働かせてくれ。」などと言ってきた。彼等に一言。ここも(ここでは)生活の保証はないし、その日暮らしの一日16時間労働なんだぞ〜。それでも一緒に働くかい?(N)
No.07
1980年10月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ

編集雑記
編集スタッフの紹介です。

毎月78%の本文のタイプを打ってくれているシンムラユウコ。
◆はじめまして、78%タイプ担当のユウコです。私のところにもハガキください。(プレザントコーナーを出すとハガキがドッと来ます。たまにはスタッフへの励ましのお便りも出してね。)

広告取り、校正、食事の支度、集金にと掛川中を一人で飛び回っているヤナセカズコ。
◆お祭りも終わった日の夜の出来事。夜中の2時を過ぎただろうか。外の方で「78%ガンバレ!」の掛け声が数回。おもわず「ありがとう!」と返事をしてしまった。

◆ひどい時代に生まれたと思いながらも、何か自分で行動し創り出したいと考えている毎日です。重大主義よサヨウナラ!
No.08
1980年11月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ

編集雑記
◆都市計画のため、現在の編集室が取り壊されることになり、一時的に自宅の裏へと移転します。ちょっと遠くなりますが、日頃編集室へ遊びに来られる方へ、順路をお知らせします。

まず、今までの編集室の前の電電公社と中部電力の間の道っを北に向かいます。すると国道1号線にぶつかるので、そこを右折し東方面に向かいます。市立病院を左に見て、500mほど行くと静岡放送の電波塔が見えてきます。その手前の信号を左折し、600m位行くとバイパスの宮脇インターがあります。100mぐらい行き、一番初めの左側の道を上るような感じで左折します。登り切って、ふと右後ろを振り返ると粟が岳が…。そして、やや右前を見ると、2階の窓が傾斜した白い家が見えます。総!そこが78%&レターハウスの事務所なのです。さあ皆さん、遠足のつもりで遊びに行きましょう。温かいコーヒーをごちそうします。
No.09
1980年12月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ

編集雑記
◆レターハウスが中央町に引っ越したのが昭和55年(1980年)1月7日。またたく間の1年。休むひまもない多忙な毎日だったけど(休んだのは夏休みに3日間だけ)今、すごい充実感を感じています。でも一言。「働けど、働けど、我が暮らし楽にならざる。じっと財布の中身見る。」ああ実感!(やなせ)

◆新しい年をむかえて、私も心新たに…もっともっと読みやすく、誤字の無い、きれいなものを作りあげるようがんばっちゃうぞ!今年もよろしく!(ゆうこ)

◆新しい編集室は、ちょっと狭くて、お客様が2〜3人も来ると、途端に人口過密地域にかわる。しばらくの間、じっとガマン。粟が岳を見ながらの編集雑記第一弾!(永倉)
No.10
1981年1月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ

編集雑記
◆去年から比べると今年の寒さは異常な気がするのだけれど、やはり掛川に雪は積もりそうにない。朝、目が覚めたら、辺り一面真っ白な銀世界…。何に一度位、そんな夢のある日が欲しい。(やなせ)

◆バレンタインデーか…。チョコレートをあげるよりもらう方がいいけど、あげる人もいないなんてさびしいよね。早くチョコレートもらってくれる人さがそう。(ゆうこ)

◆酒を飲むと急に人格が変貌する人が居ます。ある日の夜、酒の席で大騒ぎをした人が、次の日にはおとなしくて、まるで借りてきた猫のよう…。こんな話はよく聞きます。酒でのうさ晴らしはみじめですぞ。(永倉)
No.11
1981年2月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ

編集雑記
◆若者は何を考え、どんな悩みを持って、そしてどんな生き方をしようとしているのか知りたい。そして、少しでも手助けできたらと考えています。ひとりで悩むのはソン!遊びに来ませんか?編集室に…。(やなせ)

◆あ〜あ!あくびが出ちゃう。大好きなだんごの季節がやってきた。ちょっと息抜きに、おにぎり持って隣の公園に…。あ〜いい眺め。みんなもちょっとおいでよ!(ゆうこ)

◆もうすぐ78%が発刊して1年。今では。ほとんどの若い人達が知っていてくれて、うれしい限り。これからは、読者が作っていく78%です。積極的に参加してください。(あきら)
No.12
1981年3月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ

編集雑記
◆暖かくなってくれば、やっぱり外に出て跳び回る方が気持ちいいですね。蛙だって蛇だって…。私も外に出て、おもいっきりテニスをやるぞ〜。(ゆうこ)

◆春うらら、じゃなくて、春うつら、うつらでアクビがまた一つ…。今までは外に出るのがなんとなく億劫で、できるだけサボってやろうと構えていたけれど、これから暖かくなるにつれて、外に出るのが楽しくなりそう。浮かれ気分でやっぱり春うらら…。(やなせ)

◆キャンプとコンサートを結びつけたらどんなに楽しいだろう、と昨年の夏思いつつ、いつか実現させたいと皆に相談したところ、今年ぜひやろうとの返事。78%読者の皆さん、初の試みですがご協力をお願いします。「キャンプ&コンサート’81」を成功させよう!(N)
No.13
1981年4月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ

編集雑記
◆この頃、少しでも運動不足を解消しようと、昼休みにテニスをやっている。と言ってもゴムの付いたボールで…。編集室の隣にテニスコートがあったらいいのにな。(ゆうこ)

◆頭の上に何かポトッと落ちた。何だと思って頭をふったら机の上にポトッと落ちた。何だこれは?ゲゲー!ヤスデだ〜!編集室にはこんなものもいるのか。気にし出すと天井が気になってオチオチ下を向いていられない。(やすこ)

◆交通安全週間になると必ず出て来るおまわりさん。一斉検問もいいけど、どうも好かないのは切符をきっているときのニコニコ顔。それも物陰にかくれて、しかもスピードの出そうな坂道の下りでやっている。これではたして交通事故がなくなるのかな?皆さんはどう思いますか?(やなせ)

◆増ページ(8ページ増えました。)のため、編集に一苦労。やっとの息抜き、初夏の朝。(あきら)
No.14
1981年5月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆うっとおしい季節がやってきました。雨の休日を楽しく過ごす、面白いあそびを誰かおしえて下さい。おっかさんに教わったお手玉でも作ってあそぼうかな。(やすこ)

◆今、編集室の向かいの土手に、白い花と赤い実をつけた野イチゴやヘビイチゴがいっぱい。ヘビイチゴってへびが好きだからヘビイチゴっていうのかなあ〜。(ゆうこ)

◆最近特に78%に関する評価をいただきます。いいにつけ、悪いにつけ、ひとりでも多くの方が関心を示して下さることに無上の喜びを感じる今日この頃です。(やなせ)

◆バイパスのインターの信号、何とかならないものか。バイパスから降りる車の方が少ないのに、信号待ちの車は数十台なんてこともある。すべてバイパス優先は不合理です。(あきら)
No.15
1981年6月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆毎年、夏が近づくと水着が欲しくなる。雑誌を見て、あれほしい、これ着たいとまわりの人に言っても、みんな口をそろえてやめろ、似合わんとばかり言う。ひどい!(やすこ)

◆ゴキブリ、クモ…が出て来て、虫、むし、蒸し…、ほんとうに蒸し暑いな〜??夏は暑い方がいいけど、このごろみたいに、むし暑いのはたまんないね。(ゆうこ)

◆掛川バイパス開通2日目に、宮脇インター近辺が土砂崩れで一時封鎖。あれから3ヶ月余り。雨が降る度にますますひどくなる土砂崩れ…。不安だなあ。(やなせ)

◆鉛筆が紙面に不安定な要素をもった文字を一字一字確実に残していく。活字の共同体が一連の意味を成すまで。削字。加筆。そして、また白紙。夜が更ける。(A)
No.16
1981年7月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆夏のバイクは気持ち良い。青空の下をのんびり走るって楽しいよ。道路のすみっこを、車の邪魔にならないようにと思って走っていると穴ぼこに落ちるんですよね〜。(やすこ)

◆先日、祇園で花火が上がった。家でテレビを見ながら寝転びながら見ようとするもんだから、ドォ〜ンと音がして外を見ても姿かたちなし。外を見て待っていてもなかなか出ない。モ〜イヤ。もっと気をきかせてくれたらな〜。(ゆうこ)

◆7月20日から新事務所(仁藤の静銀掛川東支店の西隣2階)に移る。レターハウス創立以来、たった1年半の間に移転すること4回目。新事務所は場所的にも広さの面からも言うことなし。せめてこれを最後に落ち着きたいもの。(やなせ)

◆掛川で初の、東海地区でも希なライブハウスが計画6年目にしてやっと実現しそうだ。ロック、フォークの生演奏、映画上映、演劇、いわゆるフリースペースという言葉がぴったりの場所。真の意味での「若者達のたまり場」にしていきたい。(A)
No.17
1981年8月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆待ちわびていた夏が、今来ているのか、もう通り過ぎようとしているのかな。なんと涼しい朝・夕の空気。暑けりゃ暑いでモンクも言うけど、それが本当の夏なのに。ラジオで“もう秋の気配が…”云々、聞きたくないな。(やすこ)

◆町には、日にやけたこむぎ色の肌の人がいっぱい。健康的で大好き。私も黒くなりたくて海に行ったけど、ガラスか何かで足を切って痛い思いをして帰ってきた。来年は、海に落ちているゴミを全部拾ってから泳ぎに行かなきゃ!(ゆうこ)

◆先日、仕事が終わって午前5時半頃帰宅。普段なら眠くて早く帰ることで頭の中はいっぱいなのに、この日はなぜか目がパッチリ。朝の空気のすがすがしいこと…。ジョギングをしている人、5〜6人で朝の散歩を楽しんでいる人、さまざまである。忙しさにかまけて何かを忘れている様な気がしてとても気になっているこの頃です。(やなせ)

◆歩行者天国で分踊り。夏です。以前南紀に行った時、ある港では老いも若きも小さな子どもまでが夜中の2時を過ぎても盆踊りに興じていた。掛川では夜9時に終了のアナウンス…。何かが違います。こんなことで掛川はよいのだろうか?(A)
No.18
1981年9月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆あこがれのCB50S。掛川では前々回発売された型をよく見かける。私が欲しかったのはCB50JXブラックだが中古車でしかない。でも、とうとうSを買ってしまった。本当ならうれしくて仕方ないのに、この不安は何だろう?!(やすこ)

◆秋だ!祭りだ!昔は私も村祭りに出て屋台を曳いたりして祭りを楽しんだが、高校に入ってからは出られなくなってしまった。周りの女の子が出ないから私も…と。でも、今年は祭りに出て思いっ切り騒いでみようか…。(ゆうこ)

◆日坂祭りの取材に行った時、古宮青年部の人達の熱〜い歓待を受け、浮かれ気分でお酒まで御馳走にあずかる。お酒はどちらかというと飲まない私がグイグイと…。笛や太鼓の音を聞きながら、益々浮かれ気分で、取材なんかそっちのけ…ああ、気分爽快!(やなせ)

◆選挙も終わり静けさを取り戻した市内ではあるが、ここで一つ気がかりな事。税金が高くて悩まされている中で、ほとんどの立候補者が、あれを作るだのこれを建てるだのと、金を使うことばかり公約している。まだ十分使える物を建て直すなんて、無駄遣い。物資欲以外の何かを忘れている。(永倉)
No.19
1981年10月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆映画「アメリカンバイオレンス」を観た。死んで行く人、人…暗殺された多くの政治家、自殺者、平和な家庭を突然襲う理由無き殺人。頭に焼き付いて消えないのは、少年の頭に銃をつきつけ引き金を引いた瞬間、少年の頭からはホースから出る水のように血が噴き出すシーン。心底腹が立つ。なぜ!人間は人間を殺せるんだ!?(やすこ)

◆この季節のなると編み物をしている人が多い。自分のオリジナルセーターが欲しい。みんなにできて私にできないわけがない。成せば成る何事も…と編み始めたセーター。もう2ヶ月ぐらいになる。でも、なかなかできあがらない。どうしてだろう…。まだ冬は終わらない。来年だってまだまだある。負けるものか、成せば成る…。(ゆうこ)

◆ろうあ者の人達と接して、初めて障害者の人達の苦労を知りました。そこで市長に一言。都市改造や新幹線の問題も結構だけど、もっともっと障害者の人達と積極的に接して「福祉完全都市」宣言でもしてもらいたいものである。一市民のたわごとと聞き流してもらいたくない。(やなせ)

◆田んぼにすがりつく百姓たちを、大きな黒い影が手を伸ばしひょいと持ち上げ、ここはもう君達のいる場所じゃないと言いながら作ったイネを踏んづけている。こんな夢を見た。あの黒い影はいったいなんだったのだろうか。(あきら)
No.20
1981年11月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆連雀の通り、歩道には二輪車がいっぱい。よく見るのだけど、バイクを車道にはみだして置いてある…というより車道の端にで〜んと置いてある。それも、道の向こう側から渡ってきたような向きのまま。車が通って、接触して、ガチャ〜ンと倒れてもいいの?そういう心配せんのかねぇ。(やすこ)

◆帰宅途中、車で走って行くと、道路に白っぽく何か見える。猫の死体であった。つい目を背けて通る。次の日通るとまた…。でも数日するとなくなっている。いつかそれを見て「だれか早く片付けてやればいいのに…」。そしたら隣で「そういう自分が片付けてやればいい!」と言った。その通りであった。(ゆうこ)

◆まだ11月中旬だというのにこの寒さ。午前3時か4時になると、露天駐車場に駐めてある我が愛車(少々キズはあるが…)のファミリアの窓ガラスは真っ白。霜が氷っているのです。これからどうしようかと思案中。お金がかからなくて、氷らないアイデアがあったら教えて下さい。(やなせ)

◆多くの人が悩んでいる。生活が満たされているようで、そうではない。明日の生活さえ保障されていない。毎日が必死の努力。中流意識?笑えない問題…。上流階級?夢ですね。何故って、彼等は自家用ヘリで長野まで昼飯だと言って東京から信州へそばを食べに行くのですから。(あきら)
No.21
1981年12月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆車を運転する方々、単車をジャマ扱いしないで下さい!左のスミに走っているからって、遅いからって、いきなり抜いたり目の前に入って来たり。事故が多いのは未熟のせいだけじゃなく、車が単車の立場をわかってないから。左折の巻き込みもそういう理由。もっとお互い気を配らなきゃ。(やすこ)

◆単車の事故が増えているそうですね。運転する人はみんな思いやりの気持ちを持って運転しよう。…私の車実はまだカーステがついてないのだ。だれか中古のいいのがあったら譲っておくれ!人類皆兄弟じゃないけど、助け合っていこうよ。(新年だから??ちょっと調子のいいゆうこ)

◆最近の教室風景を読んでいると、女性として子どもを産むことが空恐ろしくなる。世の中の親たちはこういった世相をどうとらえているのだろうか。学校に対するいろんな抗議の声はよく耳にするが、「学校側に抗議すれば子どもにトバッチリがいくから言わない」と黙っている親も多い。子ども達の将来を考えれば、親が真剣に考えていかなければならない問題なのに。(やなせ)

◆世の中、やけに評論家が多い。あれはこうだ、これはこうだと、その内容はせいぜい新聞や週刊誌止まり。頭でっかち人間が多すぎる。もっと行動を!(あきら)
No.22
1982年1月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆歩き回っただけで日本地図を作ってしまう人がいる。ずっとずっと昔飛行機なんかなかった時代に。エライ人もいるもんだなあ。人間、こうしたい!って思ったら、そのエネルギーのパワー次第で結果もいろいろ。私もたくさんの望みはあるけれど…馬力が足りんのだなあ〜。今ひとつ成し遂げたい事一丁ふんばってみようか。(やすこ)

◆掛川では真冬でもほとんど雪を見ない。だから一面の銀世界を見ていると雪合戦などできて楽しいだろうな、と、うらやましく思う。しかし今、一部の地域では寒波襲来で生物達が寒さと闘っているのである。こんなのん気な事をしていられない。冷え始めた地球をあたためなくては…。(ゆうこ)

◆1月号のお年玉プレゼントの応募が思いがけずに多かったのでビックリ。去年の約倍近くありました。抽選をやるのに何だかんだで8時間の時間を費やしてしまいました。おれしい悲鳴です。来以何はもっとお年玉プレゼントを増やしたいですね。(やなせ)

◆F15戦闘機23機で購入費37億円。この数字は掛川市の市民が払うすべての税金総額にほぼ等しい。弾薬を94億円、地対空ミサイルを28億円…防衛費だけで約2兆6千億円が来年度政府一般会計予算案で発表された。私達は平和を願っている。なのに政府は勤労国民の社会保障や生活を足蹴にして軍事費に力を注いでいる。何故?(あきら)
No.23
1982年2月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆先日読んだ雑誌にもあったが、原付は左端を30キロで走らなければならない。もし2、3車線で右折したい時、60キロで飛ばす車の間をすりぬけて右端に寄ることになる。絶対恐ろしいと思わん?車には流れがあるから原付が寄ってきても入れにくいもんだ。それと中年女性の自己流交通規制。(康子)

◆今のお雛さまは、いくつかの壇に人形を並べるだけだけど、私の小さい頃のは、ひとつひとつ組み立てて御殿を作り、その中に人形を入れるのだった。組み立てるのがおもしろくて「ここはこうじゃない!」と母や妹とけんかをしながら出した。でも、しまう時だけはいつも母まかせ…。(ゆうこ)

◆2月は全国でいろんな大きな事故がたくさんありました。すべては文明が生み出した物が原因でした。飛行機やビルにとどまらず、道を歩けば車、そして工場では大きなプレス機の下敷きになった人も居ます。便利になったのはいいけれど、反面、危険もそこいら中に蔓延しています。ご注意、ご注意…。(和子)

◆78%も今月号でちょうど2年、24号目になりました。その間、尻切れトンボのような企画もちらほら。出たり消えたりで読者の方々に大変迷惑をおかけしたことをおわび致します。まだまだ思うような編集ができません。これからもご支援ご協力お願いします。(あきら)
No.24
1982年3月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ

編集雑記
◆春です!お待ちしておりました。愛車CB50と、首を長くして、暖かい春風の中を走る日を。次第に風のにおいが変化して来ます。帰り道、信号で止まっていると、どこからともなく花の甘い香りが漂って来て、たとえサイフが淋しかろうと、肩がこっていようと、ウキウキした気分になれます。(やすこ)

◆暖かくなってきた。車の窓をいっぱいに開けて、まだ走ったことの無い(できれば広くてまっすぐの)道を、おもいっきり飛ばしてみたい。でも、いい気になって走りすぎて帰る道を忘れちゃいそう(行きはヨイヨイ帰りはコワイ)なので、しゃべるマップをちゃんと連れて行こう。(ゆうこ)

◆先月、森街道の原野谷を車で走っていたら、3〜4才の幼児が道路の真ん中に座り込んで何やら泣きわめいていた。道路の向こうで若い母親は、猫なで声で「○○ちゃん、いらっしゃ〜い」と呼んでいるだけで、一向に連れて行く気配なし。車は次々に走っているのに。もし、轢かれたらどうなるんだろう。後が恐ろしい…。(和子)

◆風邪に見舞われ1週間ぐらい寝込んしまった。暇に任せて2年半ぐらい見ていなかったテレビのスイッチを入れた。3日間だったが興味をそそられる番組も無く、まだこんな事やってるのか…と思いつつまたテレビの無い世界へ…。読者諸君、あなたも半年ぐらいテレビを見るのを止めてみたらどうだろう。情報は雑誌・専門書・ラジオ・新聞等で十分である。今までテレビに使っていた時間が、きっと何かに活かせるはずだ。(あきら)
No.25
1982年4月1日発行
発行部数:3,000部 定価200円
発行:レターハウス
編集人:永倉章
発行人:やなせかずこ
タイプ:しんむらゆうこ
アシスタント:こまいやすこ