J C
Vol.15 1981.6月号掲載
片桐 充
 掛川青年会議所(JC)が生まれて、来年は15年になります。創立当時は、JCを商工会議所の青年部と間違えられたり、経営者の二、三代目の集まりで、月に一度飲んだり食べたりする連中と誤解された事もあり、その間、教育懇談会、市民アンケート分析配布、青少年問題集会、あるいは、今年の雪まつり等、“人間と社会の開発”を目指しての地道な努力が、どうやら市民の皆様に理解されつつある感じです。

 全国JC会員は、657都市、5万4千余名と、30年の歴史を持っていますが、JCの特徴は、一握りのエリートだけでなく、あらゆる青年男女が参加し得る団体で、厳として、20才から40才の年令制限が守られていることが、ロータリークラブやライオンズクラブにないシステムであり、JCを永遠に新鮮な団体としている原因だと思います。

 そして、掛川でも、毎年JCを卒業したOBメンバーが、本年で、50名近い人数となってきました。それぞれの青春時代、JC運動に、若さと、情熱を傾けた仲間が、各方面で活躍しているとはいえ、一同に会しての活動がないのは、社会的資源の損失だ!という声も出て、近日、JCシニアクラブを結成し、第二の青春を、再び“明るい豊かな社会”の実現の為に、現役時代の経験を生かし、楽しみながら、活躍するつもりです。つまり、JC卒業生の、受け皿が出来たわけです。このクラブは、JC経験者でないと入会できません。青年諸兄姉も、是非、JCに入会してシニアクラブ入会の資格を、取得しておいて下さい。将来は、ユージン市のJCとも、姉妹クラブを結ぶ予定です。

 第一の青春をJCで、第二の青春は、シニアクラブで!と、いつまでも青春を楽しみたい方は、今日からでも、JCライフを、送って下さい。