22メートル通り
Vol.20 1981.11月号掲載
松永弘次
 掛川の駅前通りが都市改造により22メートルのすばらしい道路になった。

 旧東海道である西町、中町、連雀、仁藤もすでに16メートルあり、掛川の市街地は都市並になった。でも、広くなっただけでは、車の通行に便利になるだけ。これからのメインストリートは人を優先で、歩行者天国なり買い物公園(広場)にして、あそこに行けば何か楽しさがある、ちょっと立ち寄りたくなるようなショッピングだけでなく遊びがほしい。ベンチがあればアベックなり友達同士語るに良いだろうし、花や木があれば空気もおいしいし健康的である。

 片隅の小さな広場があればアマチュアバンドや催事や展示も随時できて楽しませることができる。

 子どもたちには、お金を使って遊ばせるのではなく、ちびっ子広場にして、道の真ん中の一角に、ハクボクがあれば好きなドラエモンやあられちゃんなど自由に描くし、あとはボールか積み木位で充分ではないかと思う。

 メインの交差点にはシンボルになるような、目立つものがほしい。

 日曜日、休日の店が多くなると歯抜けになるので通りに必要な業種構成が大事と思う。

 市街地が良くなるには早く公園を整地して市民のいこいの場所になるようにして、逆川の上はふフタをして駐車場にすれば、公園から街へ歩いて買い物ができるようになれば、街全体がもっと人通りも多くなって、活気のある街になると思う。
 そんな街に早くなるといいなあ…。