バトミントンサークル
Vol.51 1984年6月号掲載
常葉学園短期大学の中には、運動クラブが現在4種類ある。少林寺拳法、合気道、テニス、そして今回取材したバトミントンサークルである。中でもバトミントンサークルは去年の11月に活動を開始したばかりなのに一番活発で、部員は現在39名。まだまだ増えそうだと言う。なぜこんなにバトミントンに人気が集中するのかというと、やはり手軽に出来るというところにあるようだ。

常葉では、よく授業と授業の間に、開き時間ができることがある。その間、時間を持て余している女子大生は、おしゃべりをしたり、お菓子を食べたりして時間を費やしている。それでは時間が勿体ないので、何か身体を動かすことをやろうということで始まった。バトミントンなら手軽に出来るし、少人数でもパッとできる。常葉では体育の時間があるのは一年生の前期だけだから、普段は身体を動かすチャンスがないということも人気の要因になっている。

試合をやることに燃えている!


初めは楽しむためのサークルだったのに、最近は顧問の先生が燃えだしちゃって、試合を積極的にやっていく方向にある。ひとつでも多く試合をやっていくことがこれからの目標となった。

最近では、隣の島田市の民間主催のバトミントン大会に入れて貰って試合に行ったそうです。そこで見事3位という輝かしい成績を収めたそうですが、表彰状も見せてくれたんだけど、よくよく聞いてみると、全部で11ペアが出場して、その内の8ペアが常葉のバトミントンサークルが占めていたので、ほとんど身内の試合だったとか。それでも3位はスゴイ!

それにしても、これだけ若い女性が集まると、華やかで、体育館の冷たいイメージも消えてしまう。

試合を通じて交流を…


ここの場所は浜松からも静岡からも離れていて、どこの学校とも交流がない。そこで、バトミントンなどの試合を通じて交流を持ちたいという希望を持っている。今年の計画では、県内の大学対抗試合とか、隣の菊川高校との試合や菊川町のバトミントン大会が組み込まれていて、部長の中野彰子さんを始め、部員全員が張り切っている。今後の活躍を期待したい。
部長の中野さん