掛川合唱団
Vol.57 1984.12月号掲載 
歌唱力があるのに、なぜか敬遠される合唱曲

 
日本国民が平均的に歌が上手くなったと言われて久しい。これは、カラオケの影響が大であるからだ。自宅でも家族揃ってカラオケに興じる家庭も少なくないし、いろいろな行事の中にも「カラオケコンテスト」なるものが頻繁に登場するようになった。ところが、こんなにも歌唱力がアップしたのに、何故か合唱曲は敬遠されがちだ。

 合唱って聞くと「エ〜ッ!」って言う人も多いと言う。合唱曲は面白くないと思っている人もいるようですが、実際に合唱用に作られた曲を歌ってみると、本当の良さが解ってくるものです

芸術的意義の高い音楽活動

 
合唱は、素人の音楽活動としては最も芸術的意義が高いとされている。掛川で定期的に活動している一般のグループでは、掛川合唱団の他に掛川女性コーラスがある。その他にも、合唱祭などが有るときだけ活動しているグループも2、3有り、年に一度合同の合唱祭も開いている。

 掛川合唱団では、生涯学習センターがオープンした昨年に、発足以来初めての独自の定期演奏会を開くことが出来た。長年の夢が実現したわけであるが、欲を言えばもう少し団員を増やしたいところ。現在24名(内女子16名)の団員がいるが、80名ぐらいに増やすのが望みとか。

団員募集中!

 
掛川合唱団のメンバーの一人は「カラオケがあんなに上手く歌えるんだから、少し練習すればすぐに歌えるようになります。声を張り上げるのはとてもストレス解消に役立ちます。」と言う。もちろん、発声練習をすることによって、カラオケだって今以上に上達します。あなたも明日から混声合唱を始めて見ませんか。

 活動は週一回、生涯学習センターの中で午後7時30分〜9時30分まで練習を行っています。そして、毎年行われる掛川市の合唱祭、静岡県の合唱祭に出場し、独自の定期演奏会も毎年開いていきたいとのこと。現在の団員は10代〜50代までと幅広い年齢層(20代が一番多いそうです)男女、年齢を問いません。

第二回定期演奏会のお知らせ

 
12月16日(日)に掛川吹奏楽団の賛助出演を得て、第二回定期演奏会を開催致します。聞き所は、第4部の合唱曲「風の歌」です。
時間:午後2時開場/場所:掛川生涯学習センター大ホール/入場料:500円(中高校生は300円)
プログラム◆1部:黒人霊歌/2部:掛川吹奏楽団演奏/3部:青春賛歌〜フォークソング〜/4部:合唱組曲「風の歌」



メンバー(敬称略)
佐藤忠夫(上西郷)・佐藤美穂子(上西郷)・浅岡憲一郎(清崎)・今田久帆(葛川)・小林直樹(菊川町本所)・佐藤康俊(上西郷)・曽我正志(城内)・長谷川義隆(原川)・和田義幸(柳町)・高柳泉(城西)・小沢洋子(掛川)・岡本秀子(本所)・志村房子(大池)・鈴木一美(岡津)・高木久美子(掛川)・鶴田千鶴子(上内田)・寺田みどり(中央町)・松本千賀子(掛川)・酒井恵美子(菊川町潮海寺)・青野宏美(菊川町西方)・杉山順子(千羽)・大石径子(千羽)・戸塚美保(上垂木)・三田部直代(葛ヶ丘)・白石淑江(葛ヶ丘)・荒川小春(下俣)・鈴木章子(高田)