PM1(モータースポーツクラブ)
Vol.45 1983.12月号掲載 
会長:片山雅栄/副会長:伊村敏友/副会長:杉山弘行/会員:彦野茂・坂本雅史・織部勝・近藤三喜夫・永井康之・青野繁美・増田弘之・伊村静夫・岩月久・赤堀雅克・沖光・沖みどり・服部弘太郎・神戸芳則(敬称略)
だれでも参加できるジムカーナを主催したい

 スピードとスリルは車大好き人間にとってたまらない快感となっているようだ。昨今盛んになってきたモータースポーツクラブは、そんな車好き人間を十分満足させてくれるクラブである。交通渋滞や信号待ち、速度制限などで、日々のストレスがたまっている人も、レースにぶつけて解消するのも悪くないだろう。)当然、そのストレスを一般道路で解消しちゃおうなんて努々思ってはいけませんぞ!)

 今年の9月6日にモータースポーツが三度の飯より好きだという人達が集まって結成されたのが「PM1」というチーム。彼等はこれからジムカーナを主催し、一般からも募集しレースを行っていきたいと申しておりました。(ジムカーナとは広場にタイヤなどでコースを作り、コースを走破するタイムを競うレース)ジムカーナなら1台づつ走るので、自分の持つテクニック以上のことをやらなければ危険も少ない。

時速200キロのスピード感が味わえる?!

 現在チームの所有車はサニーとスターレットで、いずれも1300ccだけれど、最高時速は220キロ位は出るという。当然エンジンの排気量によって異なるが、2000ccクラスなら300キロ位は出るという。(おっそろし〜)

「よくモータースポーツも暴走行為も同じだと考えている人がいるけど、絶対に違いますね。若い人達はほとんどが車を運転しているとスピードを出したくなってしまう。でも、そういう人がレース場でスピードを上げて走ると一般道で飛ばすのが恐くなってしまうんですね。だけど、レース場でスピードを上げて走ったことのない人は一般道でも平気で走ってしまう。スピードを上げるのがいかに危険なことが本当にわかっていないからなんです。ジムカーナをやることによって、テクニックも上がるし、だからそういう機会を作ってあげたいと思っています。」とメンバー達は口を酸っぱくして語る。そのために、今後はモータースポーツをもっと盛んにし、周囲の人達に理解してもらえる方向にしていきたいそうだ。

誰でも取得できるA,B級ライセンス

 PM1には、現在A級ライセンス保持者が3名、B級ライセンスが10名いる。ライセンス持っているなんて聞くと、思わず尊敬のまなざしで見つめちゃうんだけど、実は意外に簡単に取得できるんです。JAFに入会して、講習会に出るだけでB級ライセンスがもらえるんです。A級ライセンスはB級ライセンスを取得してからJAFの公認競技に出場し、ペーパーテストと実地で走れば、大体の人が取得出来るのだそうです。あなたも挑戦してみますか?「ボクA級ライセンスなんだ。」なんて言える日も間近!PM1では取得のための手続きの方法も教えてくれます。

女性や初心者も大歓迎!

 
PM1のメンバーは、現在男性16名、女性1名の計17名。会費は年間2,000円。主な活動はジムカーナ主催と富士スピードウエイでの走行やレース観戦などです。車好きのあなた!新メンバーに加わりませんか?(国安のペースメーカー150の赤堀さんまで)