球技同好会
Vol.36 1983.3月号掲載 
上左から:古田弘・佐藤耕司・加藤秀樹・小柳津秀司
下左から:田原和代・鈴木哲也・鈴木弘子(敬称略)
テニスできなきゃ、バトミントンやりんさい!

 
バトミントンは試合とかそういうことを考えなければ、誰にでも出来る気軽なスポーツ。テニスと比較すると地味なスポーツではあります。ルールを無視すれば全くの未経験者でも、その日のうちに打てちゃうんだから「私やったことないんだから」などという心配ご無用。ただし、球技同好会以外のグループの名誉のため、一言付け加えておくならば、本格的にやれば、これで結構難しいんだそうです。ちなみに、掛川市内にあるバトミントンサークルは10グループ以上だそうです。

 さて、こちらの球技同好会と言えば、殆どルールを無視してゲームを楽しんでいるだけというグループなので、何を言われようと名誉には傷がつきません。鈴木弘子さんを除けば、全員が素人から始めたというから、その内容も何となくわかる様な気がする。中でも一番ハチャメチャなのが小柳津くん。(メンバーの感想)「上手い下手じゃなくて、スマッシュの時めいっぱいちからを入れて振るので、羽が空中分解しちゃう。バカ力を出してやるんだからたまらない。この前も、その調子でやったもんだから、誰かの顔に当たってエライ目をみた。」(やっぱり下手じゃないかっ!)

入ってきてもすぐ逃げられてしまう…増えないメンバー

 
球技同好会は読んで字のごとく、バトミントンに限らず球技ならなんでも挑戦してみようというグループです。たまにボーリング大会(一応これも球技に入るんですね)をしたり、他にはまだ何もしていないんだけど、これからやっていくそうです。子供が遊んでいるのと同じ様な感覚で、気軽に楽しめれば良いというのが、全員の一致した考えです。要するに、日頃の鬱憤をはらしたり、汗を流して運動不足を解消するのが目的なんですね。

 球技同好会が結成されたのは昨年の7月。古田くんが中心となって高校の時の同級生を集めて結成されました。バトミントンは屋外でやってもできないことはないんだけど、風があったりすると羽が軽いために流されちゃうんですね。出来れば行く無いのネットのあるところがいい。というわけで、B&Gに行ったところ、「メンバーが揃えば申請を出しなさい。そうすれば詩の施設だからタダで貸してあげます。」と言われ、急遽、人を集めて結成された。(やっぱりお金の力に勝てなかった)

 初めは高校の時の同級生だけだったのが、少しずつ和歌広がって色々な人が入って来るようになった。ところが、悲しいかな、折角入ってきた新人も、2〜3回出て来ると、ぱったり姿を見せなくなってしまう。どうしてでしょうかね。練習は月に2〜3回程度だけど。それぞれに仕事を持っているので、なかなkメンバーの足並みが揃わない。大体いつも6〜7人。これではちょっぴり淋しいので、もっといろんな人に入って貰って、新風を吹き込んでもらいたいそうです。練習時間は午後7時〜9時まで、場所の余裕はたっぷりあるので、全員が2時間打ちっ放し。良い運動になりますよ。場所は大池にあるB&Gの体育館。読者の皆さんどうですか?今なら全員人並みにヘタだから足並みは十分揃いますよ。

        
◆古田 弘くん(代表者・21才)
「はっき言ってやることがなかった。ブラブラしているとお金ばっかり掛かっちゃうから、何かをやりたくて。バトミントンなら簡単にできそうだったから、仲間を集めて始めました。」と、言い出しっぺの古田くん。「僕らのチームは遊びに毛が生えたようなもので、専門にやっているチームと比べると、かなり実力の差があるが、それでも最初よりだいぶ上達してきました。できれば、これからは試合にも出てみたいですね。」

◆佐藤耕司くん(指導員・21才)
「バトミントンは、ラケットと羽とそれから体育館の中ではく上履きがあれば、誰でも簡単に気軽にできます。一応メンバーは10名いるんだけど、時々しか出てこない人もいるので、ちょっと淋しいんですよね。新人大歓迎です。ところで、このグループのメンバー5人で、ランダムというロックバンドを組みました。明日にも潰れそうなバンドですが、そっちもヨロシク!」

◆加藤秀樹さん
(副会長・21才)
「バトミントンは全然やったことがなかったんですが、楽しいですよ。気の知れた仲間でワイワイやっているから楽しいんですね。技術を向上させると言うよりも遊び半分でやっています。運動不足の解消にもなるし…。」

◆小柳津秀司さん(総務課・21才)
「会社のバトミントン同好会にも時々でたことがあるし、球技大会などにもでているので、多少は心得がある。」という小柳津くんは、ここのメンバーの中では、一応ベテランの中に入るんだけど、羽を打たずに人の顔を打つのだけはやめてください。お願いします。

◆田原和代さん
(経理課・21才)
小柳津くんと同じ会社で、誘われて入部。テニスをやっていたので打てることは打てるんだけど…。将来オリンピック選手を目指しているそうな。(ミュンヘンオリンピックでは公開競技だったけど正式種目にはなっていない)だから、「今のメンバーでは相手に不足がある。」(やっぱりね。)

◆鈴木哲也さん(
人事課・21才))
「最初、名前だけ貸してくれって言われたので、ああ、ええよ。って言った後、強引に誘われて見に行ったら、結構面白そうだったので、ついズルズルと入り込んでしまった。」という鈴木くん。今では押しも押されもしない一流プレーヤーと言いたいところだが、どうもこのチームは女性軍に押されているようで…。

◆鈴木弘子さん(外務員・21才))
普通、男女でやっていると男性の方が上達していくもんなんだけど、いまだにチームで一番上手いのが弘子さん。男子全員が「いつか負かしてやろう」と思っているが、その日はまだ遠いようだ。(バトミントンは腕力じゃないんだから)

◆その他のメンバー高橋敦さん(平社員・21才)・村松茂行さん(用務員・21才)・平井敏之さん(平社員・21才)
※全員の肩書きは同好会の中だけで、特別な意味はありません。