軟式野球チーム「沙羅の木」
Vol.24 1982.3月号掲載 
対戦相手はできるだけ弱いチームを

軟式野球の経験者が一人もいない、昭和30年生まれの若者(沙羅の木のマスターのみ例外)が集まって昭和55年11月に野球チームを結成した。スポーツが好きで草野球程度で楽しくやろうと言うことでギリギリの9名で発足。発足した9名よりも上手な人はチームに入れない規則になっているが(理由は発足した当人達が試合に出られなくなってしまうという単純な理由から)相手チームを選んで試合をするせいか成績はなかなか良いようである。野球もさることながら、試合が終わってからのミーティングというか、反省会が楽しみで来る人も多い。試合後は沙羅の木のママ手作りのおいしい料理が待っているからである。メンバーの食欲はすざましい。飢えた狼という感じで、またたくまにご飯がなくなっていく。

ぶっつけ本番の試合で好成績?!

メンバーの半数が東京、沼津、浜北と、遠くから通って来ている人が多いので試合はいつもぶっつけ本番。発足当初はシーズンオフのチームとして、季節外れで球場の開いている時にしかやらなかったが、現在は月1回のペースで試合に臨んでいる。メンバーも少しずつ増えて14名になった。野球ルールを知らない人ばかりの寄せ集めだから、試合中細かいところを見過ごされる事が多く、そんな時は伽横転の杉村さんが大活躍。口数でカバーしている。

女性マネージャー募集中!

そんなわけで、楽しくていつもやかましいチームだが、今一番の悩みはマネージャーがいないこと。5人でも10人でも面倒見ちゃうから掛川市内の若い女性、そこんとこよろしく!
門奈義彦さん(24才・豊田町)
途中から入りました。ポジションは試合の都度変わるが比較的ライトが多い。バッティングの方もだいぶ上手くなってきたので、これからは野球の勘というか、センスを磨いていきたい。背番号は6番。
山本浩己さん(26才・菊川町)
ポジションはピッチャーかベンチ。その他もろもろです。将来のエースを目指しています。背番号は5番。
石山喜彦さん(26才・東京都大田区)
ポジションはセカンド、ショート、サード。必ず出してくれるという条件に試合の度に東京から帰ってきます。おかげでベンチに座っていることはない。飛びついて取るとか、走りながら取るのが得意な目立ちたがり屋。正面に来る簡単なボールほどエラーします。背番号3番。
杉浦萬寿亀さん(26才・七日町)
ポジションはキャッチャー、チームのキャプテンです。ピッチャーの球が速くてボールを受ける人がいなくて、僕がキャッチャーとして頑張っています。背番号は10番。
小長谷直弘さん(43才・薗ヶ谷)
喫茶店沙羅の木のマスター。店名をチーム名に付けて貰っている関係もあり、若い人たちに混じってトレーニングがてら球拾いでもやろうということではじめました。平均年齢を一人で上げているけど監督という肩書きをもらっている。必ず試合には2回でも3回でも出ると言うことで頑張っています。(8割は落球という外野のヤジ)背番号30番。
鈴木 潔さん(26才・細谷)
妻がいて子どもはいません。去年、途中採用でチーム入り。将来のクリーンナップを約束されているんだけど、どういうわけか現在はベンチ入りと、下位打線をしています。背番号11番。
山内 透さん(26才・沼津市原)
ポジションはファースト。会社は中途採用だけどチームには最初からのメンバー。最初、身体が大きいということで相手に威圧感を与えるために、クリーンナップを打たせて貰ってたけど最近はだんだん実力通り落とされてました。コーチだけどみんなが一目置いてくれると期待していたにもかかわらず今は影が薄い。コーチと言っても名ばかりでルールをあまり知らないそうです。背番号31番。

他のメンバー
佐藤基幸さん
(25才・サード・浜岡町)/佐々木清士さん(26才・ショート・上内田)
木野 修さん
(26才・センター・浜北市)/高塚雅之さん(26才・セカンド・浅羽町)
伊藤公雄さん(
26才・セカンド・肴町)/田中秀師さん(28才・ライト・上西郷)
小山公孝さん
(26才・ピッチャー・宮脇)沙羅の木のチームが好成績をあげているのもこの人のおかげ。背番号1番エースです