現在活動は休止しております。以下は会結成時の過去の文章です。
「八ヶ岳オーナズクラブ」は八ヶ岳の原村原山周辺地域の、別荘地に関することや生活・自然・環境等の情報交換を行い、健全で民主的な別荘地の地域環境を守り育てる活動・情報交換を行うことを目的として有志の方々により結成されました。イベントは会員による企画、運営で、告知は事務局で行います。参加は自由です。日々の情報交換で重要な問題については、関係機関に意見書・要望書の作成・提出、その他の行動・活動を行います。
 InternetのHome Page「八ヶ岳の里から」の中の「八ヶ岳オーナズクラブ」を情報交換の場としております。どなたでも、ご意見や情報のご投稿・ご掲示が出来ます(匿名投稿も可)タイトルは「投稿」としてください。「談話室」議論への参加、投稿は、会の目的にご賛同いただける方でしたらどなたでも自由で、公序良俗、法律に反するものを除いてここの各ページに登録・掲載されます。公開の原則に従い、また懸案の決定に際しては「談話室」での話し合いを基として、何が問題なのか、何が正当なのかを見出していく、理由のわかる決定を目指します。単純な多数決ではありません。直接民主的に決定します。(1994.12 永倉章)
N氏の(株)M(株)Sリゾートサービスへの質問状(抜粋1995.1.6)
 ◆貴社の人事異動と管理体制の変更についてのお知らせ受け取りました。人事は貴社内部のことでとやかく申しませんが、管理体制に就いて事前に何の予告もなく一方的に一片の事後通知ですませる貴社の態度は承服できません。貴社は私たち別荘地所有者と締結した土地売買契約書(原契約)と共益施設維持管理業務規程の条項に則り行動しているという認識でありましょう。従って前述のような通知で充分だという事になるのだと思います。規程は乙即ち(株)MとSリゾートサービスに極めて一方的に有利な条件で定められております。将来問題が起こったとき私たちには不利であることが分かっていながら、私たちは原契約の第八条にもとづき土地を買うために仕方なく承認せざるを得ない立場にありました。しかし乙に自由勝手が許されているわけではありません。(株)Mが信頼し得る善良な管理者であることが大前提の規程だと思っています。貴社が善良な管理者として真撃に行動することが貴社の名声を高め、M別荘地の環境を守り、各所有者も貴社を信頼して快適な別荘生活を楽しめると考えます。
 貴社の善良な管理者らしからぬ行為について私は従来から疑問を抱いておりましたので機会が有れば一度お尋ねしたいと思っていました。次の項目にお答えください。
一、管理体制の変更について
 定住管理人体制は当別荘地を購入するとき「管理体制はこうなっています。」と言う説明の上で合意し規程の承認をしたものと理解しています。また定住管理人のいることにより別荘地内外の諸問題も永年良好な関係で進んでいた面が大きいと思っています。従って管理体制の変更は事後通知で済ませられるような問題ではありません。事前に所有者全体に周知徹底をはかり同意を求むべき重大な問題です。今回の貴社の行為は規程の濫用であり別荘地所有者を無視した行為だと思います。
二、管理費の改定について
 過去二回の改定はいずれも大幅な値上げを行いながらその値上げ理由の詳細な説明は事前に通知がありませんでした。四年ごとの改定にあたり値上げの必要があれば、事前にその必要性を管理業務の内容にもとづき計数的に明示し同意を求めるのが善良な管理者としての義務であると思います。当地は近隣の別荘地や、同じMの蓼科と較べ高いなど格差のある理由がはっきりしないなど疑義も多くこれらの点が明確にされる必要があります。そうでなければ次回の改定は据置ないしは値下げして当然だと思います。とにかく納得のできる管理費であってほしいと思っています。規程の(総則)第一条に「管理費を共同で負担し、管理業務については、乙がおこなう」とあるように、費用を負担する私たちにその内容が開示されてしかるべきだと思います。
三、Sバス別荘地の開発について
 Sバスの別荘地開発に関しても一片の通知のみで実行に移り事前になんの話もありませんでした。M別荘地は行き止まり道の独立した区域で隣のM地区とも車では抜けられない静かな環境が特徴だった筈です。別荘地購入の時も将来この奥が開発される計画のあることの説明もありませんでした。それ故、工事中は勿論のこと完成後も新しい別荘地の通り抜け道になるとは思ってもみない大事件です。このような重大な環境変化は(株)Mが通路の使用を認めなければ発生しないことなので原契約第十八条にもとずき甲の責に帰す環境の変化として私たちは異議を申し立てます。
 Sバスの開発地は殆どが茅野市に属し通称学林から茅野市キャンプ場に至る道を延長すれば容易に開発地に到達できるのにも拘わらず、経営上の得失が優先したのか理由は分かりませんが(株)Mは安易にSバスに便宜を提供することを我々所有者に知らせず事を運びました。私たちはメインストリートに面する区画に家があります。常住はしておりませんが休日よりウィークディの滞在に比重をかけた年間滞在日数の比較的多い者です。ウィークディに利用するので今回のSバス別荘地の開発でかなり迷惑を受けました。早朝から資材運搬のため登ってくる大型車両の轟音と排煙、一日中ひっきりなしに上がり下がりするダンプ車を始めとした工事車輌の騒音、排気ガスの黒煙は林間にたなびき、その悪臭は開け放たれた窓から家の中までただよって来る始末、加えて車載違法無線の発する妨害電波は一時的にテレビ、ラジオ、オーディオに侵入し、閑静な別荘地の雰囲気は全く失われた状態でした。管理事務所もメインストリートから少しはいったところにありますからこの実態は分かりにくいでしょう。また仕事でここにいる人と静養に来ている人と立場の違いは決定的な差異でしょうから理解しがたいかもしれません。工事最盛期のウィークディに、メインストリートに面した家に社長自身が静養のため三日ほど滞在されたらその実態がお分かり頂けたと思います。
 新しい別荘地開発という重大な環境変化について貴社は当別荘地各所有者に対する当事者でありながら何もせず、Sバス(株)、M不動産(株)連名のあいさつ状による実行概要が送付されてきただけです。貴社はこの件の計画段階で概要を私たちに説明すべき義務があったと思います。環境保全に関し私たちは原契約第十五条で厳しく規制されています。それを守っているのは、ひとえに快適な別荘地が保たれるよう願っているからです。Sバス別荘地への通路を認めることは完成後そこへ出入りする人や車の数を含めるとこれまでの倍以上に増えることが予想されメインストリートに面する私たちにとっては騒音、排ガスなどの環境悪化は明らかです。このような貴社の責めに帰す環境悪化の事実をどのように解決されるつもりでしょうか。
 私たちは学林から茅野市キャンプ場入口を経てSバス地区へ入るように改めM地区と同じように原則として車による通行を遮断することを望みます。聞くところによれば将来貴社がSバス地区の販売委託を受け管理も請け負うとのことです。行政区域の異なる別荘地は環境条令、給排水、ごみ処理等その対応に差異があると思います。従って別荘地管理もおのずと異なるはずです。もし管理を請け負うのが事実なら善良な管理者として予めそのことを私たちに通知し、規程見直しその他私たちの納得できる説明を求めます。
四、(ドライフラワー屋)MHについて
 管理事務所の一部を利用し八ヶ岳M別荘地内を主な顧客とするレストランは立地条件、季節変動、店の規模など採算に困難が多いので過去転々とテナントが変わり私たちは不便を強いられてきました。唯一の例外はTさんのときです。来客を連れて食事に行ける場所として充分な内容でした。しかし採算面その他から契約更改は成立しませんでした。次に来たテナントがドライフラワー屋のMHです。二度ほど昼食に利用したことがありますが室内はドライフラワー工場のように散らかしており食卓のすぐ脇でも作業をしているなどきわめて不愉快な雰囲気でそれ以後利用する気もしません。少なくとも喫茶軽食を提供する者として完全に失格と私たちは思っています。ドライフラワーを売る店はこの近辺に沢山あり、喫茶軽食が主体でないMHは敢えてここにいる必要はありません。契約更改せず別荘地滞在者に喜ばれる店に変えるため今から準備されるよう貴社の努力を期待しています。
五、登山道について
 学林から阿弥陀岳南稜に至る登山道は登山のガイドブックに載る古くからの道ですが今は荒廃しています。所どころに標識があり不明瞭ながらなんとか辿ることが可能でした。例えば茅野市キャンプ場入口、M別荘地上限、その他に道標がありました。しかしSバス別荘地開発によって更に不明瞭になり途中で途切れたも同様になっています。他所の開発地における登山道の扱いについて私たちが経験した実例を示せば、◎海の口杣添尾根登山道(佐久側より横岳への登山道)ここは西洋環境開発の別荘地を通り入山しますが別荘地の上部に登山者専用の駐車場が設置してあります。奥の登山道入口まで遊歩道と標識が完備していて登山者が迷わないための配慮がゆきとどいています。◎富士見高原より不動清水を経て西岳、編笠山登山道。登山者は富士見高原ゴルフ場の駐車場を利用できますし登山道の標識が分かりやすい場所に立ててあります。この二例からも分かると思いますが、心ある土地開発者は従来からある道を尊重しています。過去二度ほど冬の阿弥陀岳南稜に向かう登山パーティが道が分からなくて困っているのに別荘地内で出会いました。八ヶ岳は登山の中心地の一つであることを再認識し入山路で登山者が迷うこといよう配慮されるよう山歩きを愛する一人としてお願いします。
六、街路灯その他について
 共益施設のうち街路灯について。現今は明るいことを好む人が多く街路灯がもっと多いと夜も安心だから増設してほしいと言う要望も多いと聞いています。しかしここは山の中の別荘地です。都会と違う生活を楽しみ明日への活力を養う場であり静かな暗闇も貴重な環境の一要素であると思います。降るようにきらめく星を楽しもうと思っても別荘地内では街路灯が邪魔して満足に見ることもできません。街路灯の構造も光が上に散乱する旧式タイプです。街路灯の数も多すぎるのではないでしょうか。電力会社との契約問題や設備投資のこともあるでしょうが例えば夜中の一定時間帯は消灯または半減する等資源の節約と経費の節減を考えては如何なものでしょうか。また街路灯設備更新の折りには低光害型にすることを望みます。夜の星空を愛する一人として光害を減らす努力をされるよう貴社に期待します。
 警備会社による巡回の効果は本当にあるのでしょうか。夜間警備会社の車が巡回しているのは毎度気付いています。車が決まった時間に決まったルートを素通りするだけです。巡回チェックポイントのポストも特に見あたりませんから信頼関係に頼るおまかせ巡回としか見えません。契約内容、費用について私たちには公表されていませんが管理費に関係がある事柄と思いますので今一度巡回警備の実効について検討されるようお願いします。以上六項目について誠意ある回答を期待しております。
                            1995年1月6日 N・K他共有者一同
某所駐車場入り口のグレーチングが除雪車により変形しがたがたになっている。(1995.2.9)
某所駐車場には堆く除雪の雪が寄せられ、その奥には側溝にあったグレーチングも。(199.2.9)
ホース格納の扉の下は雪が固まり開かない。消火栓周りも除雪がされていない、(1995.3.2)
各所にある消火栓周りはどこも同じで、このように解けて硬くなった雪に閉ざされたり埋まったりしている。言われるまで管理会社は何もしない。(1995.3.2)

N氏への(株)M(株)Sリゾートサービスからの返書(1995.2.2)
N 様 過日は、ご多忙のところ弊社東京本部にお出で頂き、貴重なご意見を賜り厚く御礼申し上げます。さて、1月6日付け頂きましたお手紙の件につきましては、過日のお話と一部重複いたしますが、以下のように考えております。

一、管理体制の変更について
 弊社と致しましては管理体制の如何にかかわらず、オーナーの皆様からいただいた管理費の範囲内で良質な管理サービスを提供し、八ヶ岳中央高原M別荘地としての良好な環境を維持していくことが弊社の責務と認識しております。今般Sリゾートサービス所長が定住管理人を兼ねていた従来の管理形態を所長の異動により宿直体制に変更した訳ですが、これは長期的な視野に立って適正なサービスの提供を継続していくために実施したものであり、もとよりサービスの低下は無いものと確信しての判断ではありました。なお、管理システムの変更のご案内に不手際がありましたことは当方としても反省いたしております。今後とも皆様のご意見を承りながら業務形態の改善改良に努めていく所存でございますので、ご高配のほどよろしくお願い申し上げます。
二、管理費の改定について
 弊社といたしましても度重なる人件費等諸物価高騰の中でやむを得ず従来より改定時に一定の管理費値上げをお願いしてきたのが実状であり、またその際に計数的に値上げ理由を明示せよというご主張も充分理解できるところであります。弊社といたしましては、そうした観点から今後ともできる限り計数的にご説明し、ご理解いただけることを目指していく所存ではございますが、企業として開示できかねる情報も多く、貴下ご指摘の水準までご説明内容が到達するか否かにつきましては懸念されること、念の為申し添えます。
三、Sバス別荘地の開発について
 「Mが道路の使用を認めねば」というご指摘でございますが、ご指摘の道路は公道であり、弊社といたしましては一般の使用を認める認めないという立場にはございません。弊社といたしましてはSバス(株)及びM不動産(株)から開発通知を受けた際には別荘地の管理請負者として工事にあたっての交通安全・騒音の防止・破損個所の修復等についての諸注意を申し入れ、出来る限りオーナー様の別荘地利用に影響が少ないようお願いをしてきたわけではございますが、力不足の点につきましてはおわび申し上げます。なお、破損個所につきましては雪解けを待ち、修復の予定となっております。
 又、Sバス地区の販売・管理受託についてのご指摘でございますが、確かにご指摘のようなお話は両社にて進めてはおります。本件につきましては、まだ契約の詳細を詰めているわけではございませんが、弊社といたしましては本件は他地区における受託業務と認識しており、「八ヶ岳中央高原Mのオーナーの皆様に予め通知・説明を」とのご指摘につきましてはご容赦頂きたいと考えております。しかしながら、八ヶ岳中央高原Mの管理と関連する事項が生じてきました場合は、詳細が判明次第事前にご案内申し上げる所存でございますので、ご高配のほど宜しくお願い申し上げます。
四、MHについて
 ご指摘のように当地はレストラン業務がなかなか難しいところらしく、「MH」以外出店希望もなかったというのが実状であり、弊社といたしましても店舗閉鎖も含め検討するなかでの苦渋の決断でありました。何卒事情ご賢察のうえ、ご理解賜りたいと存じます。
五、登山道について
 ご指摘につきましては、弊社といたしましては十分認知いたしておりませんでした。調査いたしましたところご指摘のとおりでございましたので、開発により登山道への案内が不明瞭となった箇所につきましての標識の復元・新設を事業主に申し入れいたします。
六、街路灯その他について
 光害につきましてのご指摘につきましては全く逆のご要望も多く、運用には困難も伴いますが、貴重な意見として承り、街路灯更新の際には器種等につきまして効能・費用等総合的に検討していく所存でございます。また、巡回警備につきましては弊社といたしましては犯罪抑止効果を期待しての処置と認識しておりますが、ご指摘のような観点から常時チェック・再点検すべき事項ではあると存じます。
           平成7年2月21日(株)M・(株)Sリゾートサービス 代表取締役社長 N

雪だまりの直下は側溝。除雪でふさいでしまうと少しずつ解け始めその水が道に溢れだし、氷の厚さが10cm以上にもなる危険な箇所。以前はわかっていたのでここには雪寄せをしなかった場所だ。
公共水道工事のため掘り返し埋め戻されたところ。その後土砂が側溝や道路にまで崩れだしたが、管理会社の点検もないまま長い間放置されている。(1995.3.22)

T氏からの反論(1995.3.1)
前略 心ならずもあなた方に真正面から反対する事になってしまいました。永倉さんは芸術家でいらっしゃいますか?私は法律家ではありませんが、実業人として、意見や利害の対立するしたたかな法律家や実業人を相手にしてきて、世間に通用する話としない話の区別はつくつもりです。通用すれば得るべきものは得るし、通用しなければイライラするだけで終わります。あなた方の主張は、ごめんなさい、率直に言えば、無茶苦茶です。そう思っている人も多いと思いますよ。あなた方に賛同した人が多いそうですが、安くていいサービスがあればいい、自分に都合のいい事があればいいと思っているだけで、深く考えなかった人達でしょう。心ある人は無言、心中白けていても。わたしの意見を御理解下さって、今後進路変更なさるというのであれば、今回の原稿は掲載不要です。そうでなければ、前文そのまま掲載し御反論下さい。そして大方の御批判を求めようではありませんか。進路変更もされず掲載もされぬなら、私はフォレストニュースへの出稿も考えます。私が無為の混乱と考えるものが、別荘コミュニイティーで続くのを、私は見ていられません。我々は法治社会に住んでいます。法には従います。意見や利益の対も最終的には法で裁かれます。法が気に入らぬといっても、その主張も法で裁かれます。そこで勝てそうもない主張は元々理がなく、あると思っても負ければ終わりです。これがイヤならそんな法の支配する所から出て行く以外ありません。この事の理解が世間で通用するかしないかの分かれ目です。世間=法治社会ですから。
【法を守り実体を認識し前進を】オーナーズクラブニュース第二号に私の意見とそれに対する永倉さんのご意見が掲載されました。御意見には基本的におかしな所がたくさんあり今後何につけてもこのような議論が横行しては百害あって一利なしと思い敢えて再投稿します。大方の御判断を賜りたい。

 一、重要事項説明は売買契約に先立ちなされた筈です。さすれば管理業務規程の承認は売買契約の前提条件です。管理業務規程は後からついてきたものだとか、承認したのは一部だけだ(承認してない部分がある)などと言っても、世間では通用しません。これを否定なさる方は、Mと正式に法的に争う以外、今後誰とも大人の議論を進めていく余地なく、それならその旨を鮮明にして下さい。否定派と肯定派の間には、議論をしていく共通の基盤もありません。ここでは肯定派内の議論をすすめます。
 二、管理費支払い保留は明らかな契約違反です。管理費分担ルールに反し、他のオーナーに迷惑です。管理費規定の理由説明の有無もその納得の有無も契約履行義務と全く関係がありません。しかるべき延滞利息とともに即刻支払われるべきです。保留が続くなら、Mがそれを放置するなら、誰かが両者を問題にするでしょう。
 三、「(建物が大きくなると高くなる管理費は払わぬという主張が)解決すれば、私たちだけでなく、他のオーナーにもすべて公平有利に働く事です。」とありますがこれは大変な勘ちがいです。小さな建物のオーナーが「公平」と感じますか?管理費は全体があってそれをどう分担するかです。一部の得は他方の失、オーナー間に利害の対立があります。(建物を管理しないのに管理費が建物の大きさと関係するのは不可解)というのに対しては(建物の大きさに管理費が全く無関係というのは不可解)というのだってありますよ。(管理費は滞在日数と関係させるべきだ)だって一理あるでしょう。そもそも別荘地として売られた(契約上明白)土地に常住の本宅を構えていいのか?こういうケースがあるかどうか知りませんが一般論として私は前々から疑問を持っています。これ自体をここで議論する気はありませんが、管理の種類・質・量への要求度、環境や管理への負荷、管理の受益度合いにおいて常住者と別荘としての利用者とが同じである訳がありません。管理費分担に理屈を言い出したらキリがない。
 四、ことほどさように何事にでも意見は多様、利害の対立もある。「不適正」「不適当」「不合理」「不公平」なルールは「変更、改正は当然」とおっしゃいますが、何がそうで何がそうでないかが問題なので、永倉さんに意見があるように、皆に意見があるのです。「誰が見ても不適当なルール」などまずどこにもない、少なくとも我々の契約や規程にはありません。
 五、では、我々の規程は変更できるか?できる。但し、Mが判断し、Mが決める(管理業務規程第七条、大修理基金規程第十一条)。多数決ルールはありません。(私の前稿のFは間違いでした。)考えてみればこれは当然の事です。我々には管理組合もなく、オーナーの意見を集約したりオーナー代表を決める組織も規約もありません。団地やマンションには、加入が入居条件の管理組合があり、関連法律も規約もそれなりに整っています。それでも紛糾は日常茶飯事です。我々が規約を整備して管理組合を作る?運営する?今から?別荘地で?現実論とは思えません。M独断も、多数決ルールがないのも、別荘地という実体から来る必然です。
 六、「オーナーとの協議」?四百人以上と?「オーナーによる監視」?四百人以上が?意見が分かれたら(確実です)どうするんですか?実体に合いません。
 七、それでも誰でも意見の表明は自由でしょう。但し、表明者は、その意見に必ず反対者がいる事、意見は一部の意見(一個人であろうが複数であろうが)に過ぎぬ事を十分に認識するべきです。一部の意見が通らぬ事があってもオーナー不在とはなりませんし多数決ルールがない事は民主的でないというより実体から来る必然です。私は声なき声をも考えるMの組織としての良識と判断力を信用しますね。
 八、オーナーズクラブとして五項目の話し合いをMに申し入れたそうですが、「オーナーズクラブでは」ないでしょう。せいぜい有志一同でしょう。
 九、団地等では、管理組合が管理費を決め、集め、管理委託先を選定も変更もできます。我々とは異なる。この差の認識は重要、例えば、我々の管理や管理費を他と比較しても限界があります。
 十、管理人夜間常駐が口約束であったというなら、Mはそれを否定しているのでしょうから、法的に争う以外Mに強制する手段はありません。それをやらずに騒いでいても得るものはありません。どんなサービスにしても、有料であろうが無料であろうが、契約にないものはMに強制できません。通常管理業務の明文化?今以上の明文化などあるんでしょうか?
 我々には、法があり(売買契約書、重要事項説明書、管理規程、修繕基金規程)別荘地という実体があり、Mも含めて四百以上の当事者がいる。自分の思うようにいかぬ事があるのは当り前。これが我々のコミュニティーの基盤です。管理状況に問題があるなら、この基盤を念頭において、何ができて何ができぬか、一つ一つMと普通に話していけばいい事じゃないですか。いい別荘地にしようという意図ではMも同じ、成果はある筈ですよ。問題を目にした気づいた人々がその都度やればいい。本誌で議論するもいい。但し、いずれにしても基盤をはずれては不毛と考えます。いい別荘地にしましょう。以上
                                   T氏 投書(1995.3.1)
雨の時には常に水が溢れ出し敷地内が池のようになるところだったが、石により補修された。だが沈砂枡や側溝が掃除されていないのでまだ水が溢れ出すことがある。(1995.3.21)
除雪時に除雪車による土地境界標の破損例。雪解け後には各所で目立つ。(1995.3.22)

除雪による道路の破損。各所にあるが、ここが一番激しい。(1995.4.1)
T氏からの反論への記事( 永倉 章 1995.4.16)
◆Tさんへ、何回も同じ事を繰り返し作文するのも時間がない私にとっては大変な作業ですので、前号までの私の文章をもう一度ご参照ください。しかし、新しい問題提起が成されたことや一部誤解があるようですのでその部分を書きます。
◆「承認したのは一部だけ」「承認していない部分がある」とは誰が言ったのでしょうか?私は土地売買契約後に承認していますとしています。重要事項説明書及び管理業務規程の承認は私に関しては契約後(証拠もあります。)です。
◆管理費分担にあなたの言う「理屈」などありません。あるのは「矛盾」です。建物の管理が行われているのならば建物の大小で管理費が変わるのはどこにも不合理性・不平等性はありません。皆が共通して使用するものだけの管理費であるならば一律同額、公平分担が当然の姿です。この件に関しMの担当者は今回の話し合いの場で「説明つけづらい。設定がまずかったとは思う。」と発言し、また、昨年までは「Sバス地区の売り出し時期に合わせて管理費見直しの方向で進めている。」(Sリゾートサービス蓼科所長)と言っていましたが、ここ数年数億単位で毎年赤字を出し(民間情報調査機関調べ)Mには売る物がないから投げ売りでも良いから早く売りたい(M関係者)とするM側とSバス側との交渉が、当初の販売予定だった今年4月になっても成立していません。不合理で不平等なMだけに都合の良い条項はこの機会が訪れたら変更がなされるべきです。管理もしないのに管理費が発生することは正しいことでしょうか。それなら何故共益施設大修理基金だけが建物に関係せず一律公平なのでしょうか。
◆管理費には全体がある(T氏)とのことですが、管理業務は請負業務であるので受け取った管理費の範囲内で業務をおこなう(M・Sリゾートサービス)としています。実際に使用されている純粋に管理費として呼べるものはわずか全体の25%でしかありません。残りの3000万円以上は人件費とSリゾートサービスの資産につぎ込まれて(Sリゾートサービス平成4年公表資料より)います。管理費の75%は会社の努力で経費節減が出来得る部分です。無駄と思われる宿直制を今までの定住管理人制にするだけでも4〜500万円は節減出来るはず(会社経営者談)だそうで、共益施設を無料で使用しているレストランから家賃と管理費を徴収し補填金をやめれば、経費節減はすぐに1000万円近くになります。
◆現在の管理体制は有料業務目的の三名体制です。管理業務の主な目的は業者の管理(Sリゾートサービス)だそうで、有料業務には積極的ですが通常の管理業務には消極的です。言われなければ何時までたっても行なわず、「連休までにやります。」(サービスセンター)と言いながら半年も道路関係の清掃は行われていませんし、再三指摘されている街路灯に関しても未だに交換されていない箇所があります。多くの面で管理は日に日に低下しており、これがあなたの言うMの良識であり判断力の実態です。現状の管理方式が長期の視野にた立っての適正な業務であるとするならば社員は2名いれば十分ですし経費節減になります。そうすれば蓼科M別荘地と同じ年額一律公平の55000円位で十分出来るはずです。余談ですが、近隣のC別荘地では年額一律38000円位で定住管理人もおり社員4〜5名で管理を行っています。「当社は管理費で儲けようとは思っていません。」(Kリゾート談)とのことです。また、ある管理会社では一年間の管理費用で余ったお金はオーナー全員に返金するそうです。また県庁の住宅法律関係者は公序良俗の観点から言えばあなたの払うとされている管理費が近隣の管理費の五倍とはおかしいですね、と関心を示しています。
◆管理業務は請負業務であるなら個々人への管理費明細書や本年度の見積書が請求書と一緒に送られて来るはずです。しかし一度も見たことはありませんし作業報告すらありません。Sリゾートサービスはなぜか管理費の開示自体に消極的です。前回の値上げの時の大雑把な管理費資料も計数分配が改ざんされている可能性が大きい(関係者談)と聞きます。管理費の用途も明細も不明瞭すべて闇の中です。
◆定住者は管理の受益度が多い(T氏)との推測ですが、通常管理業務は常にケースバイケースで行われるものです。有料業務の収益増額を目的とした週末の社員増員等、管理業務はほとんど週末や連休前に集中しており、管理会社は定住者には目を向けてはいません。通常管理業務は共益施設の管理であり、当地のオーナーの建物や敷地とは関係なく、公平かつ平等に行われているものです。また余談になりますが、私はこの9年間で間接的に2回管理人にお世話になっただけですし冬期の除雪の必要性も特に感じてはおりません。逆に、連休後のゴミ拾いやゴミステーション・アプローチの清掃、道路の草取り(管理会社が除草剤を散布していたので自然界への配慮に欠けるとの理由で中止させ、結果私たちが自主的に協力した。)、別荘地内のボイラーの破損、水漏れ、戸締まりの不備、業者の焚き火の不始末などの発見をはじめ、管理会社や警備会社さらにはオーナーの車の引き上げやバッテリー上がり、道案内、不審者や不審車輌の通報等を定住者がゆえ、事ある度に行っております。困った時はお互いに協力しあうのが自然の姿です。通報一回につき二千円を出したら、と言うSリゾートサービスの社員もいましたが、その様な業務を言われなくとも緻密にしっかり行うのが本来の管理だと思われます。
◆別荘地を本宅としても良いのか疑問(T氏)とのことですが、土地売買契約書では別荘地以外の目的に使用してはならないとあります。広義では本宅も認めないという事でしょう。この項の意図するものは、表立った営業施設のペンション、店舗、貸別荘や会社の保養所、宗教道場等の施設は建てられません(M)とのことです。定住しても良いという条件で私は此処を購入しました。定住者がいれば住み良い別荘地の証明になりますから是非お願いしますというMの言葉は忘れません。また余談ですが、蓼科のM別荘地では、今後千人近くが別荘地内に永住する(蓼科M親睦会世話役)とのことです。
◆環境への負担が多くなるとの危惧は私も同じ考えです。人間一人が生きていくだけで自然への負担が増えます。このことは地球上どこに生きていても同じであると思っています。ここだけは自然を大切にする所、ここは大切にしなくても良い所という感覚は私にはありません。どこに住もうと出来うる限り環境負担が少なくなる様、私なりに日々努力をしているつもりです。生きているが為の自然への負担についてどう捉えれば良いのか私には結論が出ていません。また余談ですが、当地内で、有毒と思われる塗料を側溝に流したり(誰とは申しませんがその反自然行為に半月以上も異臭で迷惑しました。)、自然界では分解できないゴミを捨てたりする行為が来荘者に一部みられます。
◆当地の区画は区分も明白で個々人の所有権が存在しています。オーナー全員の共有区画や施設は一切存在しませんので、T氏の言われるように区分所有建物である高層団地やマンション等の管理とは明らかに違います。また別荘地という実体から来る必然とか、我々コミュニティの基盤という特別扱いされるものは私には見あたりません。呼称は別荘地(民間所有林・原野)で森林法や自然保護条令等がありますが、何処にでもある個人の集まりである普通の街です。当然のことながら民法が適用されているので団地やマンション等の建物区分所有法のような民法上の特別法はありません。もし私たちが法人組織の管理組合を作る時が来るなら、30名以上のオーナーの出資で事務所としてSリゾートサービスの登記物件である管理施設と敷地及びテニスコートを買い受け出資者を区分所有者とし、(株)Mの登記物件であるゴミステーションの敷地建物設備等も取得すれば不可能ではありません。また条件が整えば公共団体の原村振興社への管理委託も可能です。さらに必要性があれば定住者だけの自治会組織(蓼科Mでは今年結成)もできます。水道施設等は所有も管理も原村ですし、道路もすべてMとSバスの登記(入口部分)ですがどちらも税金は免除されており扱いは私道ではなく公道(登記簿調べ)になっています。契約上決められた管理会社がSリゾートサービスなければならない根拠はどこにもないのです。(那須の別荘地では管理会社以外に部分的な自主管理組合もあると聞きます。)
◆私たちは124名の要望書を提出し(株)M及びSリゾートサービスとの話し合いに臨みました。話し合いにおいても、文書による回答においても、不信感、失望、疑惑の現実が一段と明らかになりました。ともすればMの看板を絶対視し、信用してきた私たちにも責任がありますが、今後その有効性に過大な期待を抱くのは会社が根本的に変革されない限り無理であろうと感じています。(株)M及びSリゾートサービススは、会社の利益しか頭になく、オーナー無視で今まで好き勝手にやって来て、いきなり会社の行動を制限されるというような今回の要望書内容にすべて合意するとは今の経営方針からも考えられませんが、不信や失望、疑惑の度合いを少しでも小さくなる様な回答を出せばMの良識を再度信用するつもりでいました。話し合いにおいても回答が出来ない場面が多く、すべてに説得力が無く、一切の説明も出来ないまま今日に至っております。
◆この様なことだからM側は管理業務の明文化さえも出来ないのです。管理会社ならば管理に全力を注いでしかるべきであるはすで、例えば、道路や側溝の管理項目の解説に「清掃」一つ入れるだけで、ほとんど事務所に篭ってい何をしているのか分からない社員は作業をしなければならなくなるので大慌てでしょう。Sリゾートサービスにとって管理業務は曖昧な表現でよく、明文化をすると働かなければならないので困るからです。別荘地の巡回業務においても、素通りするだけで時間もバラバラで2〜3日見かけない事が多くなってきました。以前いた社員は「目が回るから巡回は嫌だ」と言っていました。このような断片からもSリゾートサービスがどの様なものか垣間みることが出来ます。
◆「私の意見にはおかしなところがたくさん有り、百害あって一利なし」というのもあなたの言う一部の意見でしょうし、そう思われるのもあなたの自由です。私の意見は事実の断片を集積して全体を組み立てたもので、この地の実態に関して机上のみにて思慮されたとしか思えない様な具体性のない無責任で自己本位なものでは決してありません。あなたは年数回しか管理業務に接していないと思われるので判らない部分が多いのかもしれません。いままで書いてきた事はあなたの言う別荘地の実体ではなく、(株)MおよびSリゾートサービスにより具現化された実体なのです。良識ある管理会社ならば管理業務を具体的に明文化するのも、業務内容に基づく管理日報書、それにかかわる経費、人件費等々を報告し、集計し精算する位簡単なことでしょう。管理業務に企業秘密など考えられないのですから。
◆普通、私法の民法における契約条項でさえ、時代の流れや社会の必要性に迫られて、内容や型まで変わって行きつつあります。私たちは、会社の捕獲物ではありません。「人のM」と業界では言われているそうですが、昨今の(株)M・Sリゾートサービスは凋落の一途を辿り、春が来たのに「一葉落ちて天下の秋を知る」の観があると感じているところです。
オーナーにもいろいろいて、これはマナーの悪いオーナーが出したゴミ。分別されていないので清掃業者は回収を拒否。そのまま数ヶ月放置されている。今までの管理人なら、この様な場合でも分別して直ぐに回収に回していた。(1995.4.18)
別荘地の上水道の混濁があった。ここは原村の水源地にもなっている。管理会社は水道水の混濁が理解できず処置方法も判らないというので、別荘地定住者が直接役場に連絡し、原因究明と対策を要請した。原因は水藻のようで、その後直ぐに別荘地全域の水抜き作業が実施され、混濁騒動は解消した。(1995.5.30)
昨年秋の落葉が4月になっても掃除されない。風や雨だいぶ少なくなったが、この上を歩くと善く滑る。(1995.4.18)
上の写真と同様で、側溝の中も枯れ葉や小枝が詰まっている。(1995.4.18)

オーナーズスラブ会員の方々からの手紙(投書)
◆私は昭和61年より当別荘地を利用しております。初代管理人はN様で、別荘の利用について色々と細にわたりお聞きしました。管理人がK氏になっても各種の情報を提供していただきました。また、電話を設置してなかった時、自宅からの緊急連絡を取り次いでいただいたり、昨年1月元旦の朝、ボイラーからのお湯が出なくなった時、K氏に素早く対応していただき大変助かりました。これも管理人が常駐しているからこそできるサービスであると思いますし、私たちも安心して別荘を利用することができます。さて、昨年12月28日付けでSリゾートサービスより所長交代の案内が私たちに届けられました。併せて管理体制が管理人体制より宿直体制による常駐管理に変更になるとの内容でした。この案内は本来管理体制の変更というオーナーにとって重要な内容を伝えているえあけですから、見出しもその通りにすべきだと思います。これは社内人事異動にかこつけて管理体制の変更をスムーズに実施しようとしている会社の意図が見え隠れしています。ちなみに、管理人がN氏からK氏に変更する時に、わざわざ文章は送られて来ませんでした。昨年秋、来荘した際感じたことは、道路や排水溝などのゴミの始末やゴミステーションの管理の悪さでした。オーナーズクラブニュースをいただきその原因がわかりました。今後とも各種のニュースを期待しております。また、現状の諸問題を放置せず、他オーナーの方々と力を合わせ解決することを願っております。(O 氏)
◆Sリゾートサービスの一方的でオーナー無視のやり方に怒りを覚えます。(T 氏)
◆管理人廃止は契約違反だと思います。サービスが低下するので有れば管理費も低減するべきです。一軒あたりいくらという管理費であれば良いと思いますが、(建物の)大きさによる算定方式には根拠がないので小生も管理費の算定方法、金額等に異議があります。(T 氏)
◆当別荘地購入時点レストランはMの経営と思い込んでおりました。電車利用で、滞在中の食品、日用雑貨は下車駅ですべて調達しタクシーで来ておりました。時にはレストラン利用ができるので助かるし楽しみでもありました。高齢になりますと益々駅近くでの買い物がつらくなりレストランの利用は増えます。徐々にレストランが貧弱になるのが不安で聞いてみて初めてMの委託と知りウカツなことであったと思っています。購入者の思いこみ、それを利用?しての不親切な売り手の話し方など曖昧な日本人を地でいっているように思い、苦笑しております。過去(株)Mに電話で質問したことと答えを書きます。
一、レストランについて、始めの頃のように充実してほしい〔答え〕利用客が少なく赤字になるので経営希望者が得にくい。※この時(株)Mの経営ではなかったと思い知らされました。
二、別荘地入口(看板の有る場所)にバス停を設置するよう交渉してほしい。自宅から原村のペンションまで歩いて25分はかかるので荷物を持ったり雨や雪の時は年齢を重ねるごとに大変つらい。〔答え〕そうですねぇ、そうなんですがなかなかねぇ、まあ、そう言う御希望はあまり無いので…。
三、蓼科M別荘地まで、一日二回でもマイクロバスでも運行してほしい。理由、〔一〕が解消される。日用雑貨品、食品等々調達し易い。〔答え〕その予定はありません。
以上でした。この時以来、原村M別荘地は、あまりにも陸の孤島になってしまって、これ以上歳を取ると、静かな環境と言う得難い魅力は有るが、利用しにくくなるなと思いました。その上、管理人さんの常駐が廃止され、そして又それを突破口に「その上」…が出て来そうに思えます。管理、サービスは低下し、費用は高くなると言うのはどこかの国の縮図のようでありますが、手持ちの別荘の利用のてだてを考えているところです。(K 氏)
◆管理人夜間常駐廃止との事(オーナーズクラブニュース第1号で)はじめてお聞きし、早速管理事務所に問い合わせましたところ、この21日には蓼科の方の勤務になるとのこと誠に驚いて居る次第でございます。事務所所長Kさんには何かとお世話になり、行き届いた管理に安心し切って居りましたので、急に不安がおしよせて来て居ります。管理費も他に比べお高い様ですので、せめて今まで通りの管理を続けていただきたいものと切にのぞんで居ります。(Y 氏)
◆管理人の常駐を廃止するとのウワサを聞きびっくりすると同時に憤りを感じています。私どもは、1984年八ヶ岳の別荘を購入する時、定年後は東京を離れて八ヶ岳で暮らすつもりで居りました。それは常駐管理人が居るとの安心感からです。あと3、4年で八ヶ岳へ移り住むときにそんな事になるなんて余りにも無責任な事です。それに、テニスコートをよく使いますがシャワールームや更衣室どころかトイレも使えずこの数年はわざわざ管理事務所まで行き、又ネットもぼろぼろのもので使用料をとっているのに何も改善されていませんのでとても不満に思っていました。(株)Mも十年たったら手の平をかえすような事にしてしまい、会社の都合ばかりではなく、もっともっとオーナーの事を考えてほしいと思います。(A夫妻)
◆前略、まず問題の発起人となって頂いた永倉氏に賛同いたします。オーナー同志、横のつながりがなく、各地方の人の集まりであり常住していないので情報交換がまったくと言っていいほど無く、管理費に格差があることは夢にも思わなかったのでオーナーズクラブニュースを読んだ時は信じられない感じがした。私は7年目になりますが、単純計算をして420区画で5万〜20万円の管理費を集めれば7年で億単位の金額になる。それなのに電球も交換できないなどは全くのシロートが考えてもおかしい。最高トップの方で横領もしくは新規事業に流用している可能性がある。弁護士と公認会計士を入れてただちに査察すべきだ。管理費は年3〜5万円が妥当であり、平等にするのが当然である。尚、管理費は不動産の代金ではなく、管理運営のためのお金を預けて委託しているのだから、毎年オーナーに収支決算を報告すべきである。永倉氏の質問にはMは答えられないと思います。その上のM不動産のSリゾートサービスを押さえている一部の人間が口封じをしていると思います。マスコミに通報するなり、最高トップに内容証明郵便を送った方がよいと思います。今までMの言うなりに管理費を払い疑問を持たなかった我々オーナーにも責任がある。大修理基金も億単位で集めているが、大修理のために保全されているのかどうか?オーナーの供託金であるので正すべきだ。K氏には、一生懸命寒い冬も今まで良くやって頂き、最後がこんな事で板ばさみになり同情するし、本当にご苦労様でしたと申し上げ、できればまた戻って来て頂きたい。以上、今回のニュースを読み、あまりにもオーナーを馬鹿にしているので少し過激になりましたが、素直な感想です。(匿名希望)
◆管理費の一方的な決め方には以前から不満を持っていましたし、同じM別荘地同志で年間管理費がこんなに大きく違っているとは知らず、怒り心頭です。Mが泣くとはこのことでしょう。どれ程の力に成れるかは、本当に一人一人の力は小さいと思いますが息長く改善の方向に向けてオーナーが手を結ぶ必要性を感じます。昨年末のSリゾートサービスからの手紙には誠に腹立たしいものがあります。如何にもやり口がキタナイです。管理上の不安があり雪の間は当地への足の運びが遠のきます。(I 夫妻)
◆私共は、なかなか別荘に行かれませんが、それでも行くと色々トラブルがあって、管理人のKさんにはずい分とお世話になりました。以前から思っておりましたが、管理費が高いし、それもこの7年間に何度も値上げされてきて不満に思っていました。周辺の別荘から見るとやはり高いのかがわかります。それならそれなりの施設もほしいものです。テニスコートなどひどいものですね。(O 氏)
◆管理人廃止は残念と言うより不安です。本当に住み良くて、豊かな別荘地にできたらと思いました。Kさんが常駐していられると言う事だけで安心でした。(T 氏)
◆私はあまり別荘を使用していなうので不便とか感じていないのですが、昨年夏のこと、ハチの大群に合い、管理人さんを呼びましたら、スプレーを一本持ってきてハチを退治してくれましたが、一万円取られたのには驚いてしまいました。高いですね。一時間と居なかったのにびっくりしました。時給にしたらずいぶんひどいです。夜退治にきたのでその分割高だったのかと思いましたが…。(K 氏)
◆突然の管理人廃止の件、大変驚き、個人では何も出来ずに困惑しておりました。管理人のK夫妻には、不測のトラブルへの対応のみならず、別荘周辺の自然についても、いろいろと教えていただきました。常駐することによって、単なる管理業務のみではない、親しい人間関係も生まれ、より快適な別荘生活が可能になるものと思われますので、従来通りの管理人常駐を切望しております。(Y 夫妻)
◆日頃私共も疑問に思っておりました管理費等の問題、永倉様の格差指摘の記事を読ませていただき、益々おかしいではないかと確信を持つに至りました。他の別荘地の調査等も大変参考になりました。4年程以前に150平米ほどの建物を建てたのですが、延べ床面積に比例して管理費の額が決まる事に疑問を持っている者の一人です。M別荘地はどこでも同一管理料金だと思っておりました。ただ、現在(昨年12月)の管理人であるK氏のきめ細かい管理の仕事(私共にだけではないとは思いますが)を拝見して、この金額もいたしかたがないかと思っていましたが、今回話題になっている管理人廃止の問題が本当だとすれば、やはりはっきりとした意志表示をして、Sリゾートサービス社の答えをいただきたいと思います。先日も窪田氏にお目にかかった時に転勤になる事情をうかがって、彼のファンである私としてはとてま残念でなりません。管理会社の人事に口をはさむつもりはありませんが、彼の様なすぐれた管理能力を持った人を失う事はとても残念だと思うのは私共だけでしょうか…。(T夫妻)
◆楽しみにしていました「Mだより」が昨年末には届かなく気になっていましたら、Kさんが転勤なさったとの事。今までとても良く管理のお仕事をして下さり、とてもたよりになる方で、森の生活もKさんがいて下されば安心でした。細かな事でもいつでも誠意を持って対処して下さり、いつまでも八ヶ岳のKさんでいて下さると勝手に思い込み、ご好意に甘えていたように思います。わがままを言わせていただけるのなら、又八ヶ岳に戻って来ていただきたい気持ちで一杯ですが、お仕事上の事ですから無理なのでしょう。新任地でのご活躍を願うばかりです。(S 氏)
◆第2号でその後の状況も分かり、オーナーズクラブの必要性が益々はっきりしてきました。皆さんの総意をまとめ、会社の考え方を改めさせる以外に方法はないようですね。昨年末、管理体制変更の通知がきましたので年末と正月の間に考えをまとめ、M宛に書面を送っておきました。なるべく沢山の人が会社へ意見を申し入れることが必要だと思います。たとえばなしですが、サラリーマンが入社するとき会社の決めた就業規則を承認させられますが、これを改めさせる力は従業員、組合、或いは従業員代表が皆の総意をまとめて話し合うことで、今回の規程その他についても同様だと思っています。(N氏)
◆管理人の方が夜間不在となれば、特に冬期には別荘地に行く気持ちにはなれないと思います。管理人の方が二十四時間おいでになってこそ、安心してリゾートライフをすごせると思います。今までの管理体制が続くことをねがいます。(O 氏)
◆第1号を拝見し、こんなことが起こっていることを知りませんでした。実は、私ども北軽井沢にも山小屋を持っておりますが、昨春泥棒に入られ大変なめにあいました。このにがい経験からしても、この事態は何としてもさけなければならないものと思います。どうか私どもも仲間入りをさせて頂き、少なくても現状維持の方向でご理解いただくよう努力し、緊急事態に対応したいものです。(Y氏)
◆今まで非常に管理も良く、安心して別荘ライフを楽しめたところ、あのような管理体制に変更されることは、やはりオーナーの一人として納得できません。今後多くの皆様の賛同を得て納得できる体制が維持出来るよう、活動して行くことが必要と思います。勿論、私もクラブに入会させていただくと共に微力ながら何かお手伝いのできることがありましたら協力させていただきたいと思います。(U氏)
◆先日、管理人廃止の話を聞いた時、本当に驚きました。この地を購入する時に、管理体制が非常に良いと言う事で購入し、他にご紹介もして、そちらも管理がとても良いと言うことでお求めになりました。今になって一方的に廃しするのでは、本当に納得できません。この事を何とか、他の皆様と結束して、Mに交渉しなければと焦っていました。是非皆様と一緒に頑張りたいと思います。(S氏)
◆思いがけないニュースをお届けいただきびっくりして居ります。この様な噂は聞いたこともなく夢にも考えられませんでした。Mなら管理運営等購入時の条件が守られると信じていたからこそ求めた別荘地です。事前に了解も求めず独断専行など街の怪しげな不動産会社と同じ様なことをするとは信じられないことです。住人にとって管理人さんは精神的に結構大きなウェイトを持っていると思います。誰でも居れば良いと言う問題ではありません。私共がどの様に協力させて頂けば良いのか解りませんが事情の良く解っておいでの方に宜しくお願いしたいと思います。個人的にはK夫妻継続が理想です。(H氏)
◆先日、八ヶ岳オーナーズクラブニュースを拝見し、私共が知らぬ間に、その様な事態になっていたとは只々驚愕の一語につきます。特に、管理人ご夫妻には、家族的な雰囲気で物事を依頼し、処理して頂きまして、安心していられましたのに、残念至極です。家族一同憤慨しております。お説のように、会社の仕打ちに対抗するには、オーナーの皆様の団結以外には手はないものと考えます。及ばず乍ら、会員の末席に加えて頂き、協力して行きたいと存じます。出来得れば、会員が一堂に会して、意見の交換が出来れば最高だと思います。今後何かとご苦労も多い事と存じますが、安心して別荘生活が出来ます様、よろしくお願い致します。(K 氏)
◆従来より自治会のような組織があるべきだとは感じておりましたが、今度のオーナーズクラブの発足を心から祝賀申し上げます。管理人のKさんとは、奥様とも親しくさせていただいた仲ですが、転勤とのことで残念でなりません。これによってサービスが劣化したり事務的にならないようにしたいものです。私の別荘生活も7年になりますが、その間不満があるとすれば、道路の電柱の件であります。私の場所からは阿弥陀岳が正面に見える絶好のサイトですが、電柱のために著しく景観が阻害されております。私としては、景観も一緒に買ったつもりですが、何時の間にか不細工な電柱が立ってしまいました。このことで会社に文句を言ったところ「以前から立っております」との返事で、変だなと思い1987年当時、設計士の撮った写真を調べたところ、そこには電柱はありませんでした。景観を害する電柱は地下に埋設すべきだと思います。又、Mの管理とは直接関係のないことですが、K管工(水道業者)のサービスが雑なのも気になっております。どうか、オーナーズクラブの適正な運営によりオーナーの皆様の別荘生活が保持されますよう願っております。(Y氏)
◆昨年たまたま管理事務所で管理人夫人と雑談をした折り、管理体制の変更と転勤転居の話しを聞き全く突然のことで驚きました。以前Sバスの別荘地開発に関しても一片の通知のみで実行に移り事前になんの話しもありませんでした。八ヶ岳M別荘地は行き止まり道の独立した区域で隣のM地区とも車では抜けられない静かな環境が良かった筈です。それなのに工事中は勿論のこと完成後も新しい別荘地の通り抜け道になるとは思ってもみませんでした。このような重大な環境変化を所有者に相談せず決めたことを腹立たしく思っていました。Sバスの開発地は殆どが茅野市に属し通称学林からキャンプ場に至る道を延長すれば容易に開発地に到達できるにも拘わらずMとSバスの経営上の得失が優先し我々所有者の知らないうちに事を運んだのだと思います。兼ねがね私たちが所有者でありながらMの管理運営について管理会社の一方的なやりかた(例えば管理費の値上げ通告)を受入れざるを得なかった現実に疑問を持っておりました。通常住宅団地や集合住宅などには自治会や管理組合が組織され住民や所有者の意見が管理に反映されるのが普通だと思っていました。別荘地はオーナーの方々が多種多様なので、(例えば余ったお金謔閧?えず土地だけ買っておこうかとか、法人名で所有し不特定多数の人が時折使用するとか、個人でも年間ほんの僅かしか利用しないとか)管理運営に無関心な方が多く、所有者でありながら極めて不利な立場の存在と感じていました。常住はしておりませんが年間滞在日数が比較的多くメインストリートに面している土地に家がある私たちは色々見ていてこうあってほしいと思う事も多々あります。しかし個々のオーナーの別荘地観(自分が住む別荘地はこうあってほしいと思うイメージ)は幅が広いと思いますので意見を集約するにはかなり精力的な活動が必要かと思われます。(N氏)
◆ 少し株式会社M(以下単に「M」という)の経営方針に対して言いたいことがあるので、この機会をお借りして書かせて頂きます。その前に、このようなクラブを発足させて頂いたご努力に深く感謝いたします。各オーナーにとっては色々な面で今後大きなメリットがあると思います。
さて、八ヶ岳オーナーズクラブニュース創刊号によりますと、管理人の夜間常駐を廃止する様子、土地分譲時の約束を違約することであり、誠に困ったことと思っています。私は古くからの「大浅間ゴルフクラブ(以下単に「大浅間GC」という)」のメンバーであり、このクラブを通じてM不動産株式会社(以下単に「M不動産」という)と間接的にお付き合いをさせて頂き、「M不動産」の堅実、親切、良心的な経営にほれて、その後系列会社の経営する「Mゴルフクラブ」(以下単に「MGC」という)、「フォレストカントリークラブM」(以下単に「HCCM」という)に入会すると共に「八ヶ岳中央高原M」を購入しました。また、多くの同業者や友人をこれ等のゴルフ場等に紹介して入会させて来ました。しかし、最近の「M」の経営方針は、従来の「M不動産」と異なり利益本位にのみ変わっており、誠に残念に思っています。例えば、今回の創刊号で近隣の別荘地の管理費の中で「M」の管理費が一番高い事を知り、驚きました。
 前々から上記「MGC」、「HCCM」の年会費が3万円であるのは高いと思っていたのですが、今回調査してみて近隣のゴルフ場の中で一番高いことが判明しました。参考までに長野県内の近く或いは代表的ゴルフ場の年会費について列記しますと、[年会費が1万円のゴルフ場]…長野CC、長野国際CC、八ヶ岳高原CC、諏訪湖CC、[年会費が1.5万円のゴルフ場]…木曾御岳CC、木曾CC、佐久平CC、駒ヶ根CC、諏訪GC、[年会費が1.8万円のゴルフ場]…松本CC、望月CC、[年会費が2万円のゴルフ場]…大浅間GC、蓼科高原CC、蓼科東急CC、穂高CC、望月東急CC等です。3万円の年会費をメンバーから徴収しているゴルフ場は、経営母体が三流であるゴルフ場を除いて、ほとんどありませんでした。
 私は、東京近辺の数カ所のゴルフ場にも入会していますが、このような3万円の年会費を徴収しているゴルフ場は全くありません。前記「M」の経営する蓼科のゴルフ場は、プレイ出来る期間が半年であるので、この点からしても極めて高い料金であると思料します。また、同じ「M不動産」関連のゴルフ場の年会費の値上げにしても、「大浅間GC」が15000円を5000円値上げして2万円にしたのに対し、「MGC」は確か当初の15000円を一挙に倍にして3万円にしています。確かにゴルフ場の年会費は理事会の決議で改訂することが出来ることになっていますが、このような近隣のゴルフ場の相場を無視した値上げは常識を外れていると考えられます。これ等の事例で明らかなように、最近の「M」の経営方針は、従来の「M不動産」の良いイメージが全くなく、利益のみ追求する会社になっているように思われ、誠に残念に思っています。ゴルフ場の経営或いは別荘地の運営の事業が苦しい時は、年会費や管理費を一方的に値上げしたり、或いは管理費を節約して利益を上げるようにすることは一番簡単であるが、そのような経営を一流企業の関連会社が実施した場合は、その会社或いは親会社のイメージを著しく下落させると共に、信用に関わる大きな問題であると明らかです。
 昨年来、「M」が当別荘地に隣接した処に新たに別荘地を造成しているので友人等にも購入を勧めようかと思っていたのですがこのような状態ですと積極的に勧めることが出来なくなります。「M不動産」の或る幹部に間接的に聞きますと「M」の経営者は、M不動産の社員の一時的な出向者でありそこで利益をあげることで将来が約束される様です。従ってこのような「オーナーズクラブ」が今後「M」の経営者に交渉しても、あまり進展は望めないのではないかと言っています。やはり「M不動産」の経営者、例えば、M(蓼科)内に別荘のあるT会長、T社長等に直接交渉した方が効果的である様子です。
 しかし、いずれにしろ「M不動産」の関連会社が、このような利益追求のみになり下がった経営方針を続ける限り、「M不動産」及び同社の関連会社の物件は安心して購入できなくなります。皆様の今後のご活躍を陰ながら応援いたします。(N 氏)
その後連休前道路清掃が行われたが、側溝は昨年秋のまま掃除がなされていない。(1995.5.17)
上の写真と同様で、雨の日は水が溢れだす。側溝の中も枯れ葉や小枝が未だに詰まっている。(1995.5.17)
枯れ葉が上から流れてきて体積し側溝から溢れ出しているが、ここまでなっても掃除をしない。巡回しているというが、これがわからないのか、管理資質が問われる。(1995.6.12)
養分の豊かな側溝の継ぎ目から雑草が茂り出す。沈砂枡の中にも堆積した土から生えた雑草が目立つ。(1995.6.12)
別荘所有者自身による除草剤散布で高原の草花が枯れた区画。このオーナーの指導を管理会社に依頼した。(1995.6.14)
管理事務所(サービスセンター)朝8時を過ぎても開いていない。以前は朝7時から事務所は開いていて活気に満ちていた。(1995.7.3)
殆宿直体制導入後、事務所入り口横に設置された専用電話。営業時間外はここから直ぐ横の事務所に電話するという。(1995.7.3)
管理事務所近くののごみステーションは掃除道具類は散乱し、ドアは数日間倒れたまま。(1995.7.3)

要望書(1995.3.5)
 八ヶ岳中央高原M別荘地所有者で組織されている八ヶ岳オーナーズスラブの会員181名のうち124名は、八ヶ岳中央高原M別荘地の事業主体である(株)M及び管理会社である(株)Sリゾートサービスに対し、八ヶ岳中央高原M共益施設維持管理業務規程及び共益施設大修理基金規程の改定ならびに最近増加している管理業務低下の説明を要望いたします。
 「別荘地所有者あっての管理」であるにも拘わらず、(株)M及び管理会社(株)Sリゾートサービスは八ヶ岳中央高原M別荘地の管理業務、管理体制、管理費等における諸問題の発生に対して誠意ある回答も説明も成さないまま管理人常駐廃止や管理費値上げ等の一方的な決定をし、今日に至るまで別荘地所有者の同意すら得ず強行し続けております。別荘地所有者の意見を無視続ける無責任な対応や、慎重さや配慮の欠けく管理業務及び管理社員の誠実さの無い業務等に、将来の八ヶ岳中央高原M別荘地管理への不安と管理会社への不信を憂慮し早急に改善されることを願い要望書を提出いたします。
                                 1995年3月5日 永倉 章
 要望書


1.宿直体制移行を速やかに中止し、従来の管理人常駐体制にすること。
2.現規程第四条「管理費」を民主的で公正な算定方式とすること。
3.現規程の改定・管理費改定および新規事項の設定や業務体制の変更等はオーナーとの協議をして行うこと。
4.通常管理業務及び有料管理業務を具体的に明文化すること。
5.年一回、管理費の決算報告書及び基金運営収支報告を公表すること。


管理事務所近くののごみステーションの前側下の扉は以前から壊れている。(1995.7.3)
要望書の回答(1995.3.27)
除雪などに使うホイルローダー。今年4月から手入れがなされておらず雨ざらしのまま。(1995.7.3)
1. 宿直体制移行を速やかに中止し、従来の管理人常駐体制にすること。について
 管理業務は請負業務であり、オーナーの皆様から頂いた管理費の範囲内で出来る限りの良質なサービスを継続的に提供することが、当社の責務であると考えております。今般(株)Sリゾートサービス社内での所長人事により、会社としては従来の定住管理人体制の維持が難しくなり、一方で長期的な視野に立っての適正なサービスの提供の継続という観点も考慮し、宿直体制としたものであります。宿直体制により、著しい管理機能の低下もしくは不都合が起これば当社としても業務形態の改善に努めるつもりはございますが、現時点で宿直体制を中止することは考えておりません。今暫くご寛容頂きたくお願い申し上げます。

2. 現規程第四条「管理費」を民主的で公正な算定方式とすること。
 各オーナー様の別荘のご利用状況は様々であり、全員が民主的かつ公正と納得することは非常に難しいとは認識しております。管理規程は、全体管理費を全オーナー様共同でご負担いただくことおよび各オーナー様の管理費の負担基準(算定方法)を定めております。この管理費の負担基準(算定方法)は、全体管理費の配分方法を定めており、契約時に全オーナー様にご承知戴いているものであります。規程の改定は全オーナー様に係わる問題(一方を減らすと他方をあげることになる)であるので難しいと考えております。なお、規程策定時、別荘地販売事業の経験値から、百平米という基準を設定いたしました。現在、百平米以下の建物は78%であります。

3. 現規程の改定・管理費改定および新規事項の設定や業務体制の変更等はオーナーとの協議をして行うこと。
 協議は一部のオーナー様だけとの協議では不完全であり、また全オーナー様と協議する事も実務的に難しい事であります。従いまして、管理業務請負者としての弊社の常識的な判断にお任せ戴く形が望ましいと考えております。しかしながら、今回の反省をふまえ、変更が生じた場合は出来る限り早めにご連絡すべきとは考えております。

4. 通常管理業務及び有料管理業務を具体的に明文化すること。
 有料業務については、メニュー表のとおりでございます。(略)通常管理業務については、規程に書かれているとおりであります。(略)なお、業務遂行にあたり、「もっときめ細かいサービスを行うこと、又業務に関する社員への教習を徹底すること」とのご指摘につきましては、弊社と致しましても貴重なご意見として承り、反省すべき点は反省し、今後も改善努力していく所存でございます。

5. 年一回、管理費の決算報告書及び基金運営収支報告を公表すること。
 従来より管理費改定の歳に歳入歳出の概略をご提示申し上げておりましたが、ご指摘の趣旨に従いまして、弊社といたしましては現在「企業」として開示できます範囲においてオーナー様の皆様に出来る限り計数的にご説明できる方向で再検討を進めております。なお、共益施設大修理基金につきましては取り崩しが発生しておりませんことを念のため申し添えます。

以上弊社としての考えをのべさせて戴きましたが、弊社といたしましては今後ともオーナーの皆様ご意見を拝聴させて戴きつつ、当「
八ヶ岳中央高原M」の管理業務遂行に努力していく所存でございますので、宜しくご支援のほどお願い申し上げます。
           平成7年3月27日 (株)M・(株)Sリゾートサービス代表取締役社長 N

バケット部分はさびが発生している。(1995.7.3)
要望書の回答と話し合いの結果に寄せて
 最初にお知らせですが、元管理人K氏は3月31日をもってSリゾートサービスを退社なされ、4月1日より近隣のCの森の定住管理人として活躍されております。

 さて、「要望書」をご提出くださいましたオーナーの皆様にはご案内いたしましたが、去る3月5日に、当方から8名、(株)M・株)Sリゾートサービスからは4名のオーナーズスラブ担当者が出席し、蓼科Mセミナーハウスにて話し合いが行われました。前回の話し合いの場では出席の約束が成された肝心の社長N氏は「いくら社長とは言えども話し合いの場では、イエス、ノーは即答できないので、役員会にかけて会社として正式に回答いたします。」(T総務部長)として欠席です。

 話し合いは主に「管理体制」と「管理業務」でしたが、会社側は、管理体制変更により引き継ぎに不備があったことを反省し、管理業務は現実には低下していることを認め「不備があるのならば改善策を考えるが、もう少し時間をいただきたい。」としています。また、定住管理人制は、「定年に達するときどうするか、との問題もあるので常駐と大差の無い宿直制にした。」とのことでしたが、同社の他の別荘地では管理人制は未だに廃止されていない不自然さが残ります。また、問題意識の高い124名のオーナーの要望書を一部の意見とする会社側の見解は、役員会で検討されたものとは到底思えず、もしそうであるのならば、問題意識を感じない程度の低い会社であると思わざるを得ません。

 今回のような新システムの管理体制導入の歳には多岐にわたる知識や知恵が必要で、十分な準備期間をもって万全の体制と判断さた後に行われるものだと思います。ある社員から「他社の事業地やリゾート地に勉強に行き、これから5年くらいかけて構築していきたい。」と聞き、それなら、常駐管理人制廃止は当分先のことだと思っていた矢先に廃止が強行されました。

 さらには、「K氏があまり働くのは、他の社員の迷惑になる。給料査定に影響する。(働くとボーナスを減らす。)」との話も聞かれ、「これからは蓼科方式(社員は働かずに管理業務の大半は業者に任せる。)にしていきたい。K氏が管理としてやってきたことは勝手にやった事で会社の方針ではない。」のだそうです。このような事実の断片を繋ぎ合わせていくと。会社内部では、理由はどうあれ、働き過ぎるK氏を追い出したかった、と言うのが本音でしょう。

 (株)Mの(株)Sリゾートサービスに対する役割は会社の維持発展以上に、まず、最初に行うことは、健全な管理会社としてのSリゾートサービスを育てることです。今必要とされている最も重要な事は、良質な管理のための良質な管理者や社員の確保と優遇にあります。(K氏の場合、基本給は2万円以下、退職金も車のタイヤがやっと買える程と聞きました。)社長は前回の話し合いの時、「私が作業すれば給料が高いから、管理費も上がりますよ。」と発言しましたが、社長の役割は、管理業務をする必要も無ければ管理業務に対する特別な技術もいりません。私が言う筋合いのことではないかもしれませんが、ただひとつ行わなければならない事は、優れた社員を会社努力で集め直し、その能力を最大に生かす努力をする事です。「サービス業の原点に戻る、という教育を始めた」そうですが、現状を見る限りとてもそうとは思えません。優れた社員であれば、(サービス業の原点に戻る教育以前に、)いま何に自己の能力を注ぐべきかは自分が一番善く知っているはずです。

 以前私との話し合いの場で「私にとってこのような管理会社は不必要。」との返答に、社長は、「ここが嫌なら出て行ってください。」と意味する発言をしましたが、いくら新天地の一年生の出向社長だからといってもこのような発言は慎むべきでしょう。このように本質から逃れるのは簡単です。しかし、それが優れた管理人や社員を集めよう育てようとの社長をはじめとする役員の意欲の欠如、社員の適材適所さらには能力の優劣さえも見分けも付かないという現在の結果を生み出しているのですから。
                                     
                                      永倉 章

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