自然派SOHOの田舎暮らし快適実践術
メールマガジン「八ヶ岳の里から」バックナンバー
《第83号》2012年7月1日発行
◆めずらしい赤い鳥

  ◆いろいろな里山の出来事

《めずらしい赤い鳥》


6月23日の早朝、いつもと違う鳥の鳴き声で目が覚めました。
その時はまだ寝室の窓は閉めてあり他の小鳥達の声は小さくほとんど室内には入ってきません。

しかし、その大きな囀りは窓を通しても大きく、部屋中に聞こえてきます。

ピー〜〜〜と語尾が下がる感じで聞こえてきました。
小窓を開けて聞いてみたら、ピーキョロロロロ?……と語尾が下がり次第に小さくなる感じで鳴いています。窓ガラスがフィルターになってキョロロの部分が聞こえてこなかったのでわかりませんでしたが、

これは、紛れも無く、アカショウビンです!

一昨年前の夏から、近くの県境を流れる川の周辺から時々鳴き声はしていたのですが、我家まで来るとは夢にも思っていませんでした。しかも、30分以上家の周りで鳴いていました。

家の直ぐ西の楢の木にとまっています。
大きな赤い嘴、体もこの森には派手過ぎる色、赤というか濃いオレンジ色。

鳴いては直ぐに東や北の木々に移動していきます。その方向は家の中からは見ることができません。唯一西側だけは林を見下ろせるので絶好の観察場所です。

とまる枝も同じで高さが7〜8m位の所です。窓から見ると目線よりやや上で、距離は10mくらい。

双眼鏡で見ていましたが、写真が撮れそうだったので急遽カメラを取りに行って戻ってきたら、もう居ません。

暫く待っていると、また同じ枝にとまりました。
ピーキョロロロロ?と数回鳴いている間に、数枚撮りました。
オートフォーカスのままなので、背景の木や葉にピントが合ってしまい3枚はピンハズレ。残る1枚も、ややぼけています。でも、私にとっては貴重な1枚になりました。


【編集後記】

また野鳥の話しですが、ここではあまり見られないオナガやイカルや雀が観察されています。キビタキが数十羽できてみたり、エナガの群れがいつになく多い気がします。また今年は、猿も鹿もよく現れます。猿は数年前の騒がしさは無く、静かに行動しています。騒ぐと居場所がわかって射たれてしまう…害獣駆除の経験なのでしょうか。もしそうだとしたら一つの進化ですね。そういえば動物除けの電気柵も当初の効果は薄れました。
夏鳥のアカショウビン。ヒヨドリより少し大きく鳴き声も大きい。ここでは滅多にお目にかかれない。

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