自然派SOHOの田舎暮らし快適実践術
メールマガジン「八ヶ岳の里から」バックナンバー
《第77号》2011年7月9日発行
◆山桜の伐採
◆山からのツイッター
◆関東地方も梅雨が明け、ここ信州も今日梅雨明けになりました。朝夕にはヒグラシも鳴いています。もうすぐ本格的な夏が始まります。

原発事故以来、企業や個人の節電の取り組みがめざましいですね。この夏は特に自然エネルギーを利用した発電の取り組みが各地で行われています。長野県でも大桑村というところでの木曽川に所有する読書(よみかき)ダムで河川維持流量を利用した水力発電所、大桑野尻発電所が運転を始めました。ここはダムの放水を利用した水車発電なんですね。(関西電力が行っています。1,000軒分の電力がまかなえるそうです。)全国各地このような小さな発電所が波及すれば地域の発電所なので送電ロスも少なくなり効率の良い取り組みだと思います。



  ◆いろいろな里山の出来事

《山桜の伐採》


ここは八ヶ岳中央高原の一部なのですが、標高が810mと低く、いわゆる高原の雰囲気はありません。以前住んでいたところは1,420mと標高が高かったので、夏涼しく冬寒い、春と秋が短いという高原らしいところでした。

やはり600mの差は大きく、植物や木々の生長が違います。10年前に引っ越して来て、当時2、3メートルくらいの桜や楢の木が今では電線にあたり、電柱を追い抜く勢いです。

家の東南側に山桜が4本あります。そして目の前には楢の木が1本。当然のごとく、陽当たりが悪くなってきました。

今年はこの山桜を2本と楢の木1本を伐採することにしました。

楢の木と、庭よりの桜はスムースに伐採完了。問題は、道側の山桜です。

太い枝が道側に出ていて、幹もそれに引きずられて道側に曲がっています。普通に切れば道側に倒れます。もちろん電線をかすめ電話線もろとも。

大変だけれど、ロープをかけて引っ張りながら切るようにしました。引っ張るのは妻です。切るのは私。少し切っては引っ張ってもらい作業は順調にいきました。

しかし、幹を2/3くらいまで切り進んだ所、太い幹にかけていたロープが戻ってきます。おかしいと思い、妻を見ると引きずられながらも必死で引っ張っていました。たぶん何か言っていたのでしょうがチェーンソーの音で聞こえませんでした。

慌てて、ウインチを取りに行ったのですが、もう手遅れ。桜の木は、徐々に傾きはじめ、斜め横になって倒れてしまいました。

道路と平行になりながら、道路角にあるヤマボウシの木の上部を折りながらメキメキいって倒れました。

幸い電線にはかからず難なきを得たのですが、甘く見ては駄目だと痛感。さすがの妻の怪力も及びません。最初からウインチで引き寄せながらやれば良かったと...。



《山からのツイッター》

メルマガ購読者は皆さんはご存知だと思いますが、いまソーシャルメディアが盛んになっています。その中でも、ツイッターやフェースブック、ミクシーなどが台頭しています。わたしは、皆様にもお伝えしていますようにツイッターをメインにこの分野に参加しています。

以前からメールが使えない状況でも情報入手や発信にはとても有効な手段としても認知されはじめました。

やり始めると、様々なフォロアーさんが毎日のようにフォローしてきます。そのままリフォローしていたら今は1万3千人を超えてしまいました。営業等しかつぶやかない人たちやキャッチボールがないひとたちを大量にアンフォローしましたが、その後でも依然として増えつづけています。

フォロアーが増えるのは別に悪い事ではないと思っているので、適当な自己判断でこれからはフォローして行こうと思っています。

私のツイート内容は八ヶ岳の里山の自然が主なので高原の天気や、動物植物の今の姿を中心につぶやいています。

時には、自然現象の勝手な思い入れや、少しだけやわらかく政治や社会の事もつぶやくこともあります。

しかし、匿名部分をいいことに無責任なひとたちや売り込みばかりの人たちも多いのが気になります。

もう少しこのメディアが成長すれば素晴らしいコミュニケーションの手段として利用出来ると思っています。


【編集後記】

まだこれからだと思いますが、猿の出現が今年は少ないように思います。鹿は例年より少し多いくらいで、今の所畑の被害はありません。猪は相変わらず、姿は見えませんが、今年も湧き水にあるワサビを全てひっくり返して行きました。イタチも形跡があり、リスやキツネもよく見かけます。ことしもこの辺りはまだまだ健全な里山を維持しているので安心しました。

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